ブログ・コラム
2026.06.29
奈良で注文住宅を建てるなら知っておきたい|住宅会社選びで後悔しないために、本当に大切な「暮らしを設計する」という考え方
- カテゴリ:
- 住まいと暮らしの設計思想
住宅会社選びで失敗する人が、
最初に見落としていること・・・・・。
家を建てる前に、
本当に考えるべきこととは。

※住宅会社を選ぶ前に考えたいのは
「どんな家を建てるか」ではなく、
「どんな暮らしを叶えたいか?」
住まいづくりは、その問いから始まります。
どこの住宅会社がいいですか?
奈良県で注文住宅や建て替え、
リフォームをご検討されている方から、
この質問をいただくことがよくあります。
一見すると、
とても自然な質問かとは思います。
しかし、私はこの質問を受けるたびに、
少しだけ違う角度から
お話をさせていただきます。
その前に、
どんな暮らしをしたいと考えていますか?
という質問です。
すると、多くの方が少し考え込みます。
まだそこまでは考えていません。
間取りは住宅会社が
考えてくれると思っていました。
まずは住宅会社を
決めてからだと思っていました。
実は、この瞬間に、
家づくりで後悔する人と
満足する人の違いが見え始めます。
家づくりは「住宅会社選び」から
始まるわけではありません
インターネットで「奈良 注文住宅」と
検索すると、
たくさんの住宅会社が表示されます。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所。
〇関連blog
奈良で家づくりを始めるなら何から?土地探し・住宅会社選びハウスメーカー・工務店探し・設計事務所まで、間取りで後悔しない進め方
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail892.html
それぞれが、
「高性能住宅」
「自由設計」
「ZEH対応」
「GX住宅」
「高気密・高断熱」
「デザイン住宅」
といった魅力的な言葉を並べています。
もちろん、
どれも住まいづくりにおいて大切な要素です。
しかし、それらを見比べているうちに、
本当に大切なことが
見えなくなってしまう方が
少なくありません。
住宅会社を比較することに
時間を使いすぎて、
自分たちがどんな毎日を
送りたいのかを
考える時間が
後回しになってしまうのです。
家づくりは、
住宅会社を選ぶことが
目的ではありません。
家族がどのような時間を
積み重ねていきたいのか、
その暮らしを形にすることが
本来の目的です。
「いい家」とは、
誰にとっての「いい家」なのでしょうか?
私が設計のご相談をお受けするとき、
いきなり間取りの話を
始めることはありません。
〇関連blog
奈良で家づくりを始める人へ|土地・予算・間取りの前に考えたい「後悔しない住まいづくり」の進め方
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail895.html
まずお聞きするのは、
休日はどのように過ごされていますか?
朝は誰が一番早く起きますか?
料理はご夫婦のどちらがされますか?
子供はリビングで
宿題をすることが多いですか?
10年後、20年後は
どんな暮らしをしていたいですか?
というような、
住まいとは一見関係のない質問です。
不思議に思われる方もいらっしゃいます。
しかし、実はこの何気ない会話の中に、
間取りの最適解があります。
例えば、同じ30坪の家でも、
料理を楽しみたいご夫婦と、
趣味の時間を大切にしたいご夫婦では、
理想の間取りはまったく違います。
小さなお子さまがいるご家庭と、
ご夫婦二人の時間を楽しみたい世代でも、
暮らしに必要な空間は異なります。
つまり、「いい家」は
一つではないということ。
そのご家族の暮らし方に
寄り添って初めて、
本当に心地よい住まいが生まれるのです。
「間取り」は、図面の上で
考えるものではありません・・・・・。
家づくりというと、
多くの方は間取り図を思い浮かべます。
LDKは何帖にしよう。
収納はたくさん欲しい。
ランドリールームをつくろう。
ファミリークローゼットも欲しい。
もちろん、それらは大切な要望です。
しかし、それだけでは、
本当に暮らしやすい家にはなりません。
間取りは「部屋を並べる作業」ではなく、
「暮らしの流れを設計すること」だからです。
朝起きてから出かけるまでの動き。
仕事や学校から帰ってきたときの動き。
洗濯をして、干して、しまうまでの流れ。
休日に家族が自然と集まる場所。
季節ごとの光の入り方。
風が抜ける窓の配置。
外からの視線を気にせずに、
安心して過ごせる居場所。
こうした日常の積み重ねを
丁寧に読み解くことで、
初めて「その家族だけの間取り」が
見えてきます。
住宅会社を選ぶ前に、
自分たちの暮らしを知るという事。
〇関連blog
奈良で家づくりを始める人へ|土地探しや間取りの前に考えるべきことと、後悔しない家づくりの順番
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail891.html
住宅会社には、
それぞれ得意分野があります。
性能を強みにしている会社。
デザインを強みにしている会社。
価格を重視している会社。
施工技術を強みにしている会社。
どれも間違いではありません。
しかし、どんなに優れた会社でも、
ご家族の暮らし方と
合っていなければ、
本当の満足にはつながりません。
だからこそ、
住宅会社を探す前に
考えていただきたいことがあります。
私たちは、
どんな毎日を送りたいのだろう・・・・・。
この問いに向き合うことが、
後悔しない家づくりの第一歩です。
そして、
その答えを一緒に探し、
形にしていくことこそ、
建築家の大切な役割だと私は考えています。
家づくりとは、
建物を完成させることではありません。
ご家族一人ひとりの
暮らしや価値観を受け止め、
何十年先まで
心地よく過ごせる日常を設計することです。
だから私は、
住宅会社を選ぶ前に、
「どんな家を建てたいですか」ではなく、
「どんな暮らしを送りたいですか」と
お聞きします。
その答えの中に、
ご家族だけの住まいの原点が
あると信じているからです。
同じ30坪でも「居心地のいい家」と
「なぜか落ち着かない家」がある理由
間取りは図面ではなく、
暮らしの時間をデザインすること
住宅展示場へ行くと、
どの家も素敵に見えます。
広いリビング。
開放的な吹き抜け。
大きな窓。
最新のキッチン。
充実した収納。
どれも魅力的です。
ところが実際に住み始めると、
思っていたより落ち着かない。
家事はしやすいはずなのに、
毎日慌ただしい。
収納は多いのに、なぜか片付かない。
そんな風になることが
多くなると思いますよ。
では、その違いは
どこから生まれるのでしょうか?
私は、その答えは「間取り」ではなく、
「暮らしの設計」にあると考えています。
間取りを設計する前に、
暮らしの一日を設計するということ。
やまぐち建築設計室では、
最初から図面を
描き始めることはありません。
〇関連ブログ
なぜその間取りなのか?後悔しない家づくりのために考えたい暮らし・動線・家族の未来設計|家族の価値観から考える住まいのつくり方
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail883.html
まず考えるのは、ご家族の一日です。
朝、最初に起きるのは誰でしょう。
朝食はどこで食べますか。
洗濯は何時頃することが多いでしょうか。
仕事から帰宅したあと、
どこでほっと一息つきたいでしょうか。
休日はリビングで過ごしますか、
それとも庭やウッドデッキで過ごしますか。
お子さまは、
リビングで宿題をするタイプでしょうか。
それとも自分の部屋で
集中したいタイプでしょうか。
この何気ない一日の流れを
丁寧に読み解くことで、
ご家族だけの生活動線が見えてきます。
だから私は「家事動線」という
言葉だけでは表現しきれない、
「生活動線」を大切にしています。
家事は暮らしの一部であり、
暮らしそのものではありません。
毎日の生活の中には、
家族との会話、趣味を楽しむ時間、
一人で静かに過ごす時間など、
数字では測れない豊かな時間が流れています。
その時間まで設計することが、
本当の間取り計画だと考えています。
光は、部屋を明るくするためだけの
ものではないということ。
「南向きだから明るい家になります。」
そんな説明を耳にすることがあります。
もちろん、
南から光を取り入れることは大切です。
しかし、本当に心地よい光は、
方角だけでは決まりません。
季節によって変わる太陽の高さ。
隣家との距離。
道路との関係。
窓の高さ。
軒の出。
植栽がつくる木漏れ日。
これらを丁寧に読み解くことで、
朝の柔らかな光、
午後の落ち着いた陰影、
夕暮れのやさしい空気感が
住まいの中に生まれます。
私は、光は「照らすもの」ではなく、
「時間を感じさせるもの」だと
考えています。
朝日で一日が始まり、
夕暮れの光で一日の終わりを感じる。
そんな自然のリズムとともに
暮らす家は、
長く住むほど愛着が深まっていきます。
窓は景色を見るためだけではありません
「この場所に窓を付けたい。」
もちろん、
それも大切なご要望です。
しかし、
窓は景色を見るためだけに
あるわけではありません。
風を取り込み、空を感じ、
季節の移ろいを楽しみ、
視線を遠くへ抜くことで、
実際の広さ以上の開放感を生み出します。
反対に、
大きな窓を付けたことで
外からの視線が気になり、
昼間でもカーテンを
閉めたまま暮らす家もあります。
それでは、
本来の窓の役割を十分に
果たしているとは言えません。
大切なのは、窓の大きさではなく、
どこに、
何を見るための窓を設けるか?
という設計の意図です。
一枚の窓が、
毎日の暮らしを豊かにすることもあれば、
何気ない日常に季節の彩りを
添えてくれることもあります。
「収納が多い家」と「片付く家」は違います。
〇関連blog
家を新築したのに、なぜ片づかないのか?収納を増やす前に考えたい生活動線と片づけやすい家づくりの設計と工夫。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail885.html
収納を増やしたいというご要望は、
とても多くいただきます。
ですが、
収納量が増えれば
片付く訳ではありません。
〇関連blog
なぜ夫婦や家族はすれ違うのか?暮らしの前提条件と心地よい距離感から建築家が考える後悔しない家づくり
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail865.html
例えば、帰宅したあと。
バッグを置き、上着を掛け、
鍵を置き、郵便物を確認する。
この一連の流れの中で、
「とりあえず置く場所」がなければ、
ダイニングテーブルや
キッチンカウンターの上に
物が集まり始めます。
問題は収納の量ではなく、
生活の流れに合った場所に
収納があるかどうかです。
やまぐち建築設計室では、
収納を「しまう場所」として
考えるだけではなく、
「自然と片付く仕組み」として
計画します。
暮らしに寄り添った収納計画は、
家族の負担を減らし、
日々の心の余裕にも
つながっていきます。
和モダンというデザインは、
見た目だけではありません。
私が和モダンを大切にしているのは、
流行だからではありません。
日本の住まいには、
昔から「余白」を楽しむ文化が
ありました。
〇関連blog
軒が紡ぐ陰影と調和|和モダンな暮らしを育む長寿命住宅のつくり方|奈良の四季に寄り添う美しい家
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail500.html
光と影を味わうこと。
風が通り抜ける心地よさ。
軒下で季節を感じる時間。
障子越しにやわらかく広がる光。
庭を眺めながら静かに過ごすひととき。
こうした何気ない豊かさは、
数字では表せません。
けれど、
毎日の暮らしの満足度を
大きく左右します。
私は、
和モダンとは意匠や素材だけではなく、
「心が落ち着く時間を設計する思想」
だと考えています。
〇関連blog
庭と一体の住宅という暮らしを想う佇まいの設計と外部空間を間取りと共に考える事によって生まれる風景の心地を豊かさのあるものとなるように外観と共にある庭、窓から見える風景。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail268.html
だからこそ、
旅館や上質なホテルで感じるような
静けさや安心感を、
日常の住まいの中に
取り入れたいと考えています。
間取りは、人生そのものを映す設計図
間取り図は、
完成した瞬間が
ゴールではありません。
その図面には、
10年後、20年後、
30年後の暮らしまで描かれています。
お子さまが成長すること。
ご夫婦の働き方が変わること。
親御様との距離感。
趣味が増えること。
年齢を重ねることで
暮らし方が変わること。
住まいは、
それらを静かに受け止めながら、
家族とともに歳月を重ねていきます。
だから私は、
図面を描く前に、
ご家族の人生を想像します。
「どんな家を建てるか」ではなく、
「この家で、どんな人生を歩んでいくのか」。
その問いに向き合いながら設計することが、
建築家として
最も大切な仕事だと考えています。
建築家は「図面」を描く人ではなく、
「暮らし」を編集する人。
住宅会社を比較するだけでは見えてこない、
本当に大切なこと。
家づくりを考え始めると、
多くの方は住宅会社を比較します。
ハウスメーカー。
工務店。
設計事務所。
それぞれのホームページや資料を見て、
性能や価格、施工事例を調べ、
住宅展示場や事務所へ足を運びます。
もちろん、
それは大切なことです。
しかし、その前に
一つだけ考えていただきたいことが
あります。
「比較する基準」は、
本当に自分たちの暮らしに
合っているでしょうか?
家づくりは、
所謂・・・消費の為の
買い物ではありません。
冷蔵庫や自動車であれば、
性能や価格を比較することで、
自分に合ったものを
選ぶことができます。
しかし、住まいは少し違います。
なぜなら、家は
「完成品を買うもの」ではなく、
ご家族の暮らしに合わせて考え、
形にしていくものだからです。
※分譲住宅や建売住宅だとしても
状態そこにあり、
暮らす事で変化が生まれます。
同じ敷地。
同じ予算。
同じ延床面積。
それでも設計する人が変われば、
住まいはまったく違うものになります。
これは料理に似ています。
同じ食材を使っても、
料理人によって味が変わるように、
住まいも設計する人の考え方によって、
そこで過ごす時間の質が大きく変わります。
だからこそ、
住宅会社を比較するだけでは、
本当に自分たちに
合う住まいかどうかは見えてきません。
図面の線には、
一つひとつ理由があります
間取り図を見ると、
多くの方は部屋の配置に
目が向きます。
「LDKは20畳ある。」
「収納が広い。」
「ランドリールームがある。」
しかし、
建築家は少し違う視点で
図面を見ています。
なぜ、この窓の位置なのか。
なぜ、この廊下の幅なのか。
なぜ、この天井の高さなのか。
なぜ、この壁がここにあるのか。
一本の線を引くたびに、
「暮らしの理由」があります。
例えば、
天井を少し低く抑えたリビングは、
家族が自然と落ち着ける
居場所になることがあります。
玄関からリビングへ向かう途中に
少し視線が曲がるだけで、
家の奥行きや
期待感が変わることがあります。
窓の高さを数十センチ変えるだけで、
隣家の視線を避けながら
空だけを切り取ることもできます。
図面とは、
単なる線の集合体ではありません。
ご家族がこれから積み重ねていく
時間を描いた設計図なのです。
「動線が良い家」と「暮らしやすい家」は
同じでないということ。
最近は「家事動線」という言葉を
よく見かけます。
〇関連blog
共働き夫婦が後悔しない間取りとは?家事動線だけでは解決できない、夫婦の価値観から考える家づくり
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail866.html
もちろん、
効率よく家事ができることは
大切です。
しかし、
人は一日中家事だけを
しているわけではありません。
家族と食卓を囲む時間があります。
仕事から帰って、
ほっと一息つく時間があります。
お気に入りの椅子で
本を読む時間があります。
庭を眺めながら
季節を感じる時間があります。
子どもたちが成長し、
親元を巣立っていく時間があります。
こうした何気ない時間の
積み重ねこそが、
暮らしそのものです。
だから私は「家事動線」だけを
設計するのではなく、
「生活動線」を
全般的に拡張させながら
設計の工夫を施そうと
考えています。
毎日の動きを効率化するだけでなく、
その先にある
豊かな時間まで設計したいのです。
「帰りたくなる家」は、
偶然生まれるものではありません。
「家に帰ると、ほっとする。」
この感覚は、
偶然生まれるものではありません。
玄関を開けたときに見える景色。
やわらかな光が差し込む廊下。
木の香りや素材の質感。
窓の向こうに見える庭木。
家族の気配を感じながらも、
それぞれが心地よく過ごせる距離感。
これらは、
一つひとつ丁寧に考えられた
設計の積み重ねにより
生まれるものです。
旅館や上質なホテルで
「また来たい」と感じるのは、
豪華だからではありません。
光や音、素材、空気感、
そして居場所のつくり方まで
細やかに計画されているうえで
心に刺さるからです。
住まいも同じです。
毎日帰る場所だからこそ、
特別な日ではなく、
何気ない日常が
心地よく感じられることが
大切なのです。
建築家が設計しているのは、
「建物」なのではありません。
私は、建築家の仕事は
建物を設計することだけでは
ないと思っています。
ご家族の暮らしを理解し、
土地の個性を読み解き、
奈良の気候や風土を受け止め、
光や風を取り込み、
季節の移ろいを
感じられる居場所をつくる。
そして、ご家族が10年後、
20年後、30年後に、
「この家を建てて良かった」と
思える時間を積み重ねていくこと。
それが、本当に設計しているものです。
だから私は、
図面を描く前に、
ご家族のお話を
たくさんお聞きします。
どんな家を建てたいですか?
ではなく、
どんな人生を、
新しい家で過ごしたいですか?
その問いの中に、
そのご家族だけの
住まいがあるからです。
本当に比較していただきたいのは、
「会社」ではなく「考え方」です。
住宅会社には、
それぞれの強みがあります。
どれが正解で、どれが間違い
ということではありません。
だからこそ、
比較していただきたいのは、
価格や設備だけではなく、
どのような考え方で
住まいをつくっているのか?
という姿勢です。
住まいを「商品」として考えるのか。
それとも、
ご家族の人生を支える
「暮らしの器」として考えるのか。
その違いは、
完成した瞬間には
分からないかもしれません。
しかし、5年後、10年後、
20年後の日常の積み重ねの中で、
少しずつ大きな違いとなって
出現します。
だからこそ、
住宅会社を選ぶ前に、
その会社がどんな価値観で
家づくりをしているのかを
知っていただきたいのです。
家づくりで本当に大切なのは、
図面の中に描かれた
部屋の数ではありません。
言ったままの希望、理想を
そのままカタチにした
間取りではありません。
その家で、
ご家族がどんな毎日を過ごし、
どんな思い出を重ねていくのか?
その未来まで見据えて考えることが、
後悔しない住まいづくりにつながると、
私は信じています。
「どんな家を建てたいですか?」ではなく
「どんな暮らしを送りたいですか?」
という言葉の意味。
〇関連blog
おしゃれな家なのに、なぜ満たされないのか。家に帰りたくなる暮らしから考える、後悔しない注文住宅と本当に豊かな家づくり。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail864.html
やまぐち建築設計室が、
最初のご相談で
一番大切にしていること・・・。
家づくりのご相談をいただくと、
多くの方が
少し緊張された表情で
最初の面談として
アトリエに来られます。
まだ何も決まっていないのですが。
土地も決まっていません。
住宅展示場を何社か見ただけです。
間取りも、
まだ漠然としています。
そんな言葉から、
ご相談が始まることも
少なくありません。
しかし、それでいいのです。
むしろ、
その段階だからこそ、
お話しできることがあります。
私は、
ご相談の場でいきなり
間取りを描き始めることは
ありません。
また、このプランがおすすめですと
最初から最適解を
お見せすることもありません。
それよりも
大切にしていることがあります。
それは、
ご家族の暮らしを知ることです。
「要望」を聞くのではなく、
「想い」を伺うということ。
家づくりでは、
「ご要望を教えてください」と
尋ねられることが
よくあると思います。
もちろん、それも大切です。
ですが、
本当に大切なのは、
その要望が生まれた背景です。
例えば「収納をたくさん欲しい」
というご希望があったとします。
その理由は、
ご家族によって
まったく異なります。
子育て中で、必要な物が
増えているからかもしれません。
趣味の道具をきれいに
収めたいのかもしれません。
片付けが苦手だから
自然と整う家に
したいのかもしれません。
理由が違えば、
最適解も変わります。
だから私は「何が欲しいですか」ではなく、
「なぜそう思われるのですか」と
お聞きします。
その一つひとつの問いが、
ご家族だけの住まいづくりに
つながっていくからです。
ご夫婦の「違い」は、
家づくりのヒントになります。
打ち合わせをしていると、
ご夫婦の意見が
違うことがあります。
「明るいリビングにしたい。」
「落ち着いた空間で過ごしたい。」
「開放感が欲しい。」
「収納を優先したい。」
こうした違いを、
「意見がまとまっていない」と
心配される方もいらっしゃいます。
ですが、
私はそうは考えていません。
家づくりは、
一人のためではなく、
ご家族皆さまが暮らす場所です。
家族であっても、
価値観が違うのは自然なことであり、
その違いを丁寧に
整理していくことが
設計の出発点です。
設計とは、
どちらか一方の希望を
採用することではありません。
異なる想いを受け止めながら、
ご家族にとって
最も心地よいとされる
最適解を探していく仕事です。
土地にも、それぞれの個性があります。
土地探しから
ご相談いただくことも
少なくありません。
南向きだから良い土地。
角地だから価値がある土地。
駅に近い土地。
もちろん、
それらも一つの判断基準です。
しかし、本当に大切なのは、
その土地でどのような暮らしが
実現できるかです。
隣家との距離。
周囲の建物の高さ。
季節ごとの風の流れ。
朝日や夕日の入り方。
遠くに見える山並みや緑。
奈良という地域の土地には、
四季の表情や歴史ある街並み、
穏やかな自然など、
その場所ならではの
魅力があります。
土地の条件だけを見るのではなく、
その土地が持つ
可能性まで読み解くことが、
建築家の役割だと考えています。
家づくりに「正解」はありません。
これまで多くの住まいづくりに
携わってきましたが、
すべてのご家族に共通する正解は
一つもありませんでした。
あるご家族にとって
心地よい間取りが、
別のご家族にも最適とは限りません。
だからこそ、
インターネットの情報や
流行だけを追いかけるのではなく、
「自分たちらしい暮らし」を
見つけることが何より大切です。
家づくりは、
誰かの答えを
真似するものではありません。
ご家族だけの答えを、
一緒に探していくものです。
やまぐち建築設計室が目指していること。
私は、「家を設計している」
という感覚よりも、
「暮らしを設計している」という感覚で
日々の仕事に向き合っています。
図面を描くことが
目的ではありません。
建物を完成させることが
ゴールでもありません。
その住まいで、
ご家族が笑顔で食卓を囲み、
お子さまの成長を見守り、
季節の移ろいを感じながら
歳月を重ねていく。
10年後、20年後、30年後に、
「この家で良かった」と
思っていただけること。
これまでブログでも、
土地探しの前に暮らしを考えること
収納は量ではなく使い方
家事動線ではなく生活動線
光・風・視線・余白を設計すること
などをお伝えしてきました。
すべてに共通しているのは、
家は暮しを整えるための
環境そのものである
という考え方です。
家づくりは、
人生を見つめ直す時間でもあります。
家づくりは、
間取りや設備を決める作業
だけではありません。
どんな朝を迎えたいのか。
どんな休日を過ごしたいのか。
家族とどんな時間を
重ねていきたいのか。
そんな未来を思い描く
時間でもあります。
だからこそ、
焦って住宅会社を
決める必要はありません。
たくさんの情報を
集めることも大切ですが、
それ以上に、
ご家族で
どんな暮らしをしたいのかを
語り合う時間を
大切にしてください。
その時間が、
住まいの形となり、
何十年先まで続く
日常へとつながっていきます。
奈良で家づくりを
ご検討中の皆さまへ・・・・・。
もし今、
何から始めればいいのかが
分からない。
住宅会社選びに迷っている。
自分たちに合う家づくりが
知りたい。
そう感じておられるなら、
どうぞ一人で悩まないでください。
やまぐち建築設計室では、
最初から図面や
金額のお話だけをするのではなく、
ご家族の暮らしや価値観、
将来への想いを
丁寧にお伺いすることから
始めています。
その対話の中から、
本当に大切にしたい暮らしが
見えてくることが、
これまで何度もありました。
住まいは、
ご家族の人生を支える
大切な場所です。
だからこそ、
どんな家を建てるか?
だけではなく、
どんな暮らしを育んでいきたいのかを
ぜひ一緒に考えてみませんか?
その時間が、
後悔しない家づくりへの
第一歩になると、
私は信じています。
やまぐち建築設計室が、
住まいづくりで大切にしている
10の考え方
今回のblog投稿では、
住宅会社選びで
後悔しないためには
何が大切なのか?
それらをテーマにお伝えしてきました。
最後に、
私が設計という仕事を通して、
いつも大切にしている
考え方をお伝えしたいと思います。
これは、
流行や時代が変わっても変わらない、
やまぐち建築設計室の
家づくりの原点です。
1.家を設計する前に、
暮らしを設計する
間取りやデザインを考える前に、
ご家族がどのような
毎日を送りたいのかを考えます。
住まいは単なる建物ではなく、
日々の暮らしを支える
環境そのものだからです。
2.間取りは、
部屋を並べるものではなく、
時間をデザインするもの
朝起きてから眠るまで。
平日と休日。
子どもが小さい頃と独立した後。
時間の流れまで考えることで、
長く愛される住まいになります。
3.光・風・視線を読むことが、
心地よさを生み出す
窓は大きければ良いわけではありません。
その土地の光や風、
景色を読み取り、
自然と共に暮らせる空間を
つくることが大切です。
4.収納は「量」ではなく「片付く仕組み」
収納を増やすことよりも、
家族の生活習慣に合わせて、
自然と片付く場所を考えることを
大切にしています。
毎日の小さなストレスを減らすことが、
暮らしの豊かさにつながります。
5.家事動線よりも生活動線を大切にする
効率だけではなく、家族との会話や、
一人でくつろぐ時間、
季節を感じる時間まで含めて設計します。
住まいは、家事をするためだけの
場所ではありません。
6.和モダンとは様式ではなく「心が落ち着く空間」
格子や木、障子を使うことだけが
和モダンではありません。
光と影、余白、静けさ、自然とのつながり。
日本の住まいが育んできた心地よさを、
現代の暮らしに合わせて
提案したいと考えています。
7.流行よりも、10年後も
愛着が深まる住まいを目指す
家は完成した瞬間が
一番美しいのではありません。
住み続けることで、
ご家族の思い出が重なり、
より魅力が増していく住まいを
目指しています。
8.建築は土地の個性を活かしてこそ
美しくなる
奈良には、それぞれの土地に
歴史や風景、風土があります。
その場所だからこそ実現できる
住まいを考えることが、
建築家の役割だと考えています。
9.設計とは、ご家族の生活に対する
価値観を整理すること
「こうしたい」というご要望だけではなく
その背景にある想いや暮らし方を
丁寧にお聞きします。
設計とは、図面を描く前に、
ご家族の価値観を整理する
仕事でもあります。
10.「帰りたくなる家」が本当に豊かな住まい
豪華な設備や広さだけでは、
人は幸せになれません。
玄関を開けた瞬間にほっとすること。
家族が自然と集まること。
季節を感じながら
穏やかな時間を過ごせること。
そんな何気ない日常を支える住まいこそ、
本当に豊かな住まいだと私は考えています。
住宅会社選びは人生を左右する大切な選択です。
しかし、本当に選ぶべきものは
「会社」ではありません。
どのような考え方で、
どのような暮らしを
一緒につくっていくのか?
その価値観に共感できる
パートナーと出会うことが、
後悔しない家づくりにつながります。
奈良で注文住宅や建て替え、
リフォームをご検討されている方が、
この文章を通して、
ご自身やご家族の暮らしについて
少しでも考えるきっかけになれば
幸いです。
もし、自分たちらしい暮らしとは何だろう
この土地では、
どんな住まいができるのだろうと
感じられたら、
ぜひ一度お話をお聞かせください。
図面や設備の話からではなく、
ご家族の未来の暮らしについて
語り合うことから、
住まいづくりを始めてみませんか。
その対話の積み重ねが、
何十年先も「この家で良かった」と
思える住まいにつながると、
やまぐち建築設計室は信じています。
〇関連blog
間取りで後悔する人は、なぜ暮らしにくさを感じるのか。奈良で注文住宅を考える方へ|建築家が考える家事動線・収納計画、光と余白から整える心地よい住まい設計
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail861.html
‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
ご連絡ください
------------‐-----------------------------





