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ブログ・コラム

2026.07.03

奈良で注文住宅を建てるなら最初に建築家へ相談を|設計相談で見えてくる、本当に後悔しない家づくりと、暮らしを設計するということ

カテゴリ:
住まいと暮らしの設計思想

住宅会社は決めたのに、

不安だけが残っていました。

 

本当に、この選択で良かったのだろうか。

 

 

奈良県で注文住宅・建て替え・リフォームを検討するご家族のために、建築家が住宅設計図面とスタディ模型を用いて、敷地条件や周辺環境、間取り、家事動線、収納計画、採光、通風、外構、植栽計画まで総合的に検討している設計プロセス。和モダン住宅やホテルライクな住まいを目指し、ご家族の価値観やライフスタイルを丁寧に整理しながら、後悔の少ない家づくりを提案するやまぐち建築設計室の建築設計風景。設計相談では図面を描くだけではなく、模型を使って暮らしのイメージを共有し、奈良の風土や光・風・景観を活かした住まいづくりを行っている。

※建築家との設計相談は、

 図面を描く前に暮らしを設計する時間。

 暮らしの方向性が決まると
   スタディ模型やイメージCG、設計図面で、

 暮しを住宅としてを丁寧に形にしていきます。

 

 

これは、あるご夫婦が

初めてアトリエに

お越しくださったときに

話してくださった言葉です。

 

住宅展示場にも行きました。

工務店にも相談しました。

インターネットで調べました。

Instagramでは、

毎日のように素敵な住まいを見ていました。

AIにも質問しました。

 

和モダンの家。

ホテルライクな住まい。

平屋。

中庭。

収納。

回遊動線。

 

調べれば調べるほど「こんな家に住みたい。」

という理想は増えていきました。

 

でも、その一方で、

「何を選べばいいのか分からない。」

という不安も、

大きくなっていったそうです。

 

私は、その気持ちがよく分かります。

 

家づくりは、

情報が少ない時代より、

情報が多い今の方が難しいのです。

 

〇関連blog

奈良で注文住宅を建てるなら|「家」を設計する前に、「暮らし」を設計するという考え方|建物ではなく人生を設計する建築家が考える本当に豊かな住まいとは|

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail912.html

 

私は、その日もご相談者さんとは

プランの話しや図面の話しは

行いませんでした。

 

まずは・・・お話を伺いました。

どんな暮らしがしたいですか。

休日はどのように過ごしていますか。

朝は何時に起きますか。

ご夫婦で食事をする時間は

ありますか。

お子さまはどんな遊びが好きですか。

旅行では、どんな宿が好きですか。

好きな季節はありますか。

 

住宅とは関係がないような

質問ばかりです。

 

奈良県で注文住宅・建て替え・リフォーム・土地探しを検討する方のための予約制個別設計相談。建築家が家づくりの悩みや不安、資金計画、間取り、家事動線、収納計画、和モダン住宅、ホテルライクな住まい、リノベーションまで、ご家族の暮らしや価値観を丁寧に整理しながら最適な住まいづくりを提案する、やまぐち建築設計室の個別相談案内。

 

 

 

 

住まい造りの相談会の予約前に、事前情報として知りたい、住まいの資料や写真集の資料請求

 

〇関連blog

家づくりで迷ったら、暮らしを見直すことから|後悔しない住まいは間取りではなく「暮らしの時間」を整えることから始まる

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail889.html

 

すると、

最初は緊張されていたご夫婦の表情が、

少しずつ柔らかくなっていきました。

 

そして、ご主人が、

ふと笑いながらおっしゃいました。

 

こんな話を聞かれるとは

思っていませんでした。

 

そのあと、

奥様が続けてくださいました。

 

家の話というより、

私たちの暮らしの話を

している感じですね。

 

私は、その言葉が、

とても嬉しかったのを覚えています。

 

家づくりは、

図面から始まるものではありません。

暮らしから始まります。

 

間取りは、

暮らしを形にした結果です。

 

だからこそ、

図面を急いで描いても、

そのご家族にとって

本当に心地よい住まいには

ならないことがあります。

 

反対に、

ご夫婦で・・・私たちは、

どんな毎日を送りたいのだろう?

という話ができると、

家づくりは大きく変わります。

 

あるお客様は、

後日こんなお話をしてくださいました。

 

ヒアリングシートを書きながら、

夫婦でこんなに将来のことを

話したのは初めてでした。

 

また、

打ち合わせの時間そのものが、

とても楽しかったです。

ともおっしゃってくださいました。

 

〇住まい手さんのご感想

https://www.y-kenchiku.jp/contents.html?id=article__03

 

私は、この言葉を今でも

大切にしています。

 

家づくりは、

完成した建物だけが価値ではありません。

ご夫婦で将来について語り合う時間。

子どもの成長を想像する時間。

休日の過ごし方を考える時間。

 

その一つひとつも、

かけがえのない家づくりの

一部なのだと思います。

 

最近は、

「ホテルライクな家に住みたい。」

というご相談を

いただくことが増えました。

 

もちろん、それも素敵な住まいです。

 

でも、お話を伺っていくと、

本当に欲しかったものは、

ホテルライクという

デザインではありませんでした。

 

〇関連blog

心が荒れにくい家には理由がある。光・陰影・言葉・空間心理から考える“人生を整える家づくり”という視点

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail854.html

 

仕事から帰って、

心が静かになる時間。

 

朝の支度が少し楽になる動線。

 

片付けに追われず、

子どもと過ごせる夕方。

 

休日に庭を眺めながら

お酒を楽しむ時間。

 

つまり「心地よい暮らし」

だったのです。

 

私は、ホテルライクを

カタチとして設計するべきだとは

考えていません。

 

和モダンを装飾的に

考えている訳でもありません。

 

私が設計するべきだと考えているのは

そのご家族が、十年後も、二十年後も、

「この家に帰ると落ち着く。」

そう思える毎日の風景。

 

〇関連blog

生活を整える住まい|和モダンと環境心理学が導く、静けさと余白のある暮らしと建築家の設計思想

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail827.html

 

ですから、

やまぐち建築設計室の家づくりは、

図面から始まりません。

 

ご家族の人生のお話を

伺うところから始まります。

 

間取りを考える前に、

ご夫婦で話していただくことがあります。

 

家づくりというと、

多くの方は最初に「間取り」を

思い浮かべます。

 

リビングは何帖にしよう。

平屋がいいのか二階建てがいいのか。

収納はどれくらい必要なのか。

キッチンは対面式がいいのか。

 

もちろん、

それらは住まいづくりに

欠かせない大切な要素です。

 

しかし、

私は最初の打ち合わせで、

間取りの話を急ぐことはありません。

 

まず、ご夫婦のお話を伺います。

今、どのような暮らしをされているのか。

毎日の生活の中で、

「もっとこうだったらいいのに」と

感じることは何か。

休日はどのように過ごしているのか。

これから十年、二十年先に、

どのような暮らしを思い描いているのか。

 

一見すると、

住宅とは関係のないように

思える質問もあります。

 

でも、その会話の中にこそ、

そのご家族だけの

住まいづくりの答えがあると

考えています。

 

家づくりは、

ご夫婦が・・・そして家族が、

未来を見る時間でもあります。

 

設計相談を重ねる中で、

私が何度も感じてきたことがあります。

 

それは、ご夫婦でも、家族でも

家づくりに対するイメージが

少しずつ違うことです。

 

当たり前と思えば、

当たり前の事なのですが・・・・・。

 

ご主人は、

仕事から帰って

静かに過ごせる空間を求めている。

 

奥様は、家事がしやすく、

家族との時間が増える間取りを

望んでいる。

 

どちらも間違いではありません。

むしろ、どちらも大切な想いです。

 

〇関連blog

なぜ夫婦や家族はすれ違うのか?暮らしの前提条件と心地よい距離感から建築家が考える後悔しない家づくり

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail865.html

 

だからこそ設計の前に、

お互いの考えを

言葉や文字にする時間が必要です。

 

実際に住まいづくりを

ご一緒したお客様からは、

ヒアリングシートを書きながら、

夫婦で将来について

じっくり話すことができました。

 

打ち合わせを重ねるたびに、

自分たちが

本当に大切にしたい

暮らしが見えてきました。

 

というお言葉をいただきました。

 

私は、この言葉こそが、

家づくりの本質を

表現していると感じています。

 

間取りは、

「正解」を探すものではありません。

 

インターネットには、

「人気の間取り」

「後悔しない収納」

「失敗しない動線」

という情報が数多くあります。

 

それらは参考になります。

 

しかし、そのまま取り入れれば、

必ず満足できる住まいに

なるわけではありません。

 

例えば、人気の回遊動線も、

家族構成や暮らし方によっては、

別の動線の方が使いやすいことがあります。

 

大容量の収納も、

ただ増やせば

片付くわけではありません。

 

大切なのは、

「何をどこにしまうのか」

「どのように使うのか」という

暮らしとの関係です。

 

つまり、間取りとは、

「流行」や「正解」を選ぶことではなく、

ご家族の暮らしを形にすることなのです。

 

私が最初に設計するのは、

「図面」ではありません。

設計というと、

紙の上に線を引く仕事を

想像されるかもしれません。

 

もちろん、それも建築家の仕事です。

しかし、その前に

設計しているものがあります。

 

それは、ご家族の価値観を整理する時間です。

どんな家を建てるか。

その前に、どんな人生を送りたいのか。

 

その答えが見えてくると、

不思議なくらい、土地選びも、

間取りも、デザインも、

一つの方向へまとまっていきます。

 

だから私は、図面より先に、

ご家族のお話を大切にしています。

 

それが、完成したあと何年経っても、

「この家にして良かった。」

そう思っていただける住まいに

つながると信じているからです。

 

なぜ住宅会社を何社見学しても、

「ここだ」と決められないのでしょうか。

 

設計相談でお話を伺っていると、

多くの方が、

こんなことをおっしゃいます。

 

「住宅展示場を何社も見ました。」

「工務店にも相談しました。」

「資料請求もたくさんしました。」

「でも、最後の決め手が分からないんです。」

 

私は、この言葉を聞くたびに、

「それは、とても自然なことです。」と

お伝えしています。

 

決められないのは、

判断力が足りないからではありません。

情報が足りないからでもありません。

 

むしろ、その逆です。

真剣に家づくりを考えている方ほど、

多くの情報を集め、

多くの選択肢を比較されています。

 

だからこそ、迷うのです。

 

どの住宅会社にも、

それぞれの強みがあります。

住宅会社には、

それぞれ異なる特徴があります。

 

設計力に強みを持つ会社。

施工品質を大切にしている会社。

断熱や気密性能に力を入れている会社。

自然素材を得意とする会社。

コストバランスに優れた会社。

長年地域に根差してきた工務店。

規格化された仕組みによって

品質を安定させているハウスメーカー。

 

私は、どちらが優れているという

考え方はしていません。

 

それぞれに得意分野があり、

ご家族によって合う会社も変わります。

 

だからこそ、

「どの会社が一番良いか。」

という問いには一つの正解はありません。

 

本当に比較するべきものは、

会社ではありません。

 

ここで、一つ視点を変えてみてください。

 

比較するべきものは、

会社の規模でしょうか?

価格でしょうか。

標準仕様でしょうか。

 

もちろん、それらも大切です。

しかし、もっと大切なことがあります。

 

それは、

その人は、私たち家族の暮らし

を理解しようとしてくれているか。

ということです。

 

家づくりは、

建物を購入することではありません。

 

これから何十年という暮らしを

一緒に考えていく時間です。

 

その時間を共にする相手が、

暮らしの話を聞いてくれる人なのか。

家族の価値観を

理解しようとしてくれる人なのか。

将来まで見据えて提案してくれる人なのか。

 

ここが、住まいづくりの満足度を

大きく左右すると私は感じています。

 

「この間取りが正解です。」とは言いません。

 

初めて相談に来られる方から、

「おすすめの間取りはありますか。」と

聞かれることがあります。

 

私は「あります。」とは答えません。

 

なぜなら、

おすすめの間取りは、

ご家族によって違うからです。

 

例えば、

朝の支度に時間がかかるご家庭。

在宅勤務が多いご夫婦。

休日に友人を招くことが多いご家族。

読書が好きな方。

庭で過ごす時間を大切にしたい方。

 

同じ延床面積でも、

最適な住まいは変わります。

 

だから私は、

流行の間取りを提案するよりも、

まず暮らしを理解することを

優先しています。

 

「家を建てる」ではなく「暮らしを組み立てる」

 

設計相談では、

建物の話だけでは終わりません。

 

〇関連blog

間取りで後悔する人は、なぜ暮らしにくさを感じるのか。奈良で注文住宅を考える方へ|建築家が考える家事動線・収納計画、光と余白から整える心地よい住まい設計

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail861.html

 

朝、どこで身支度をするのか。

洗濯物はどのように片付けるのか。

休日はどこで過ごしたいのか。

お子さまが成長した後の住まい方は

どう考えているのか。

親御さんとの距離感はどうしたいのか。

 

一つひとつを整理していくと、

自然と間取りが見えてきます。

 

つまり、設計とは、

線を引くことではなく、

暮らしを組み立てることなのです。

 

建築家が最初から

答えを持っているわけではありません。

建築家は、

「正解」を持っている人だと

思われることがあります。

 

でも、私はそうは考えていません。

 

私が持っているのは、

ご家族のお話を整理し、

選択肢を一緒に考えるための経験です。

 

ご家族が大切にしたいこと。

敷地の特徴。

奈良の気候や風土。

将来の暮らし方。

 

それらを一つずつ重ねながら、

そのご家族だけの答えを一緒に見つけていく。

 

それが、私の仕事です。

 

ですから「この会社が一番良いですよ。」

とは言いません。

 

その代わりに、

このご家族には、

こういう住まい方が合っていると思います。

という提案を大切にしています。

 

家づくりの成功は「選択肢の多さ」では

決まりません。

 

今は、情報も選択肢も豊富な時代です。

しかし、後悔の少ない

家づくりをされた方に共通しているのは、

選択肢をたくさん持っていた

ことではありません。

 

ご家族で、私たちは、

どんな暮らしを大切にしたいのか。

という軸を持てたことです。

 

その軸ができると、

土地も、住宅会社も、

間取りも、自然と選びやすくなります。

 

私は、その「軸」を

一緒に見つける時間こそが、

建築家の最も大切な役割だと考えています。

 

「和モダンにしたい」と

思っていたご夫婦が本当に求めていたもの。

 

設計相談では、

「和モダンの家にしたいんです。」

というご相談をいただくことが

少なくありません。

 

最近では、

「ホテルライクな住まいが好きです。」

というお話も増えてきました。

 

どちらも、とても魅力的な住まいです。

 

私自身も、和の静けさや、

光と影がつくる落ち着いた空間、

余白を感じる美しさには強く惹かれます。

 

だからこそ、私は最初に、

こんな質問をさせていただきます。

 

その住まいで、

どんな毎日を過ごしたいですか?

 

デザインは、暮らしを映す鏡です。

「和モダンが好きです。」

という言葉の意味は、

ご家族によって違います。

 

ある方にとっては、

自然素材に囲まれた落ち着いた

空間かもしれません。

 

ある方にとっては、

旅館で過ごした時間のような

静けさかもしれません。

 

また別の方にとっては、

物が少なく整った

暮らしへの憧れかもしれません。

 

つまり「和モダン」という言葉は同じでも、

心の中に描いている風景は、

一人ひとり違うのです。

勿論「家族間」でも・・・・・。

 

だからこそ私は、

デザインの話をする前に、

その言葉の背景にある

想いを知りたいと思っています。

 

「ホテルライク」が

欲しかったのではありませんでした。

 

これまでの設計相談でも、

お話を伺っていく中で、

「最初に思っていた理想」と、

「本当に大切にしたかったこと」が

変わっていく場面を何度も見てきました。

 

例えば「ホテルライクな家にしたい。」

というご希望も、

お話を重ねる中で、

家事の時間を減らして家族との時間を増やしたい。

仕事から帰ったら、

気持ちを切り替えられる場所が欲しい。

休日くらいは、ゆっくり朝食を楽しみたい。

という想いへと

つながっていくことがあります。

 

そうすると、

設計の考え方も変わります。

 

間接照明を入れることが目的ではなく、

夜の時間を穏やかに過ごせる

光の計画を考える。

 

広いリビングをつくることではなく、

家族が自然と集まりたくなる

距離感を考える。

 

収納を増やすことではなく、

片付けに追われない動線を考える。

 

デザインは、

その結果として生まれてくるものです。

 

奈良という土地だからこそ、

大切にしたいことがあります。

 

私は奈良で設計を続けています。

奈良には、

都市部にはない魅力があります。

 

四季の移ろい。

静かな街並み。

歴史ある風景。

山並み。

田園。

柔らかな光。

風の通り道。

 

だから私は、

建築としての建物だけを

考える事を行っていません。

 

窓の向こうに見える景色。

深い軒がつくる陰影。

庭と室内のつながり。

朝の光が差し込む場所。

夕暮れに家族がくつろぐ時間。

 

それらすべてが、

暮らしの質をつくると考えています。

 

和モダンとは、

格子を付けることでも、

障子を入れることでもありません。

 

自然と共に暮らす日本の知恵を

今の暮らしに合わせて

丁寧に再編集すること。

 

私は、そのように考えています。

「帰りたくなる家」は、

偶然には生まれません。

 

住まいは毎日帰る場所。

 

だからこそ、

完成した瞬間よりも、

一年後。

五年後。

十年後。

その時間の方が、ずっと大切です。

 

仕事で疲れて帰宅した夜。

玄関の扉を開けた瞬間、

ほっとする。

休日、窓を開けると風が抜ける。

庭の木々が揺れる。

家族の気配を感じながら、

それぞれが思い思いの時間を

過ごしている。

 

そんな何気ない一日が積み重なって、

「この家にして良かった。」

という実感になっていくのだと思います。

 

私は、その「帰りたくなる理由」を、

図面の中に少しずつ

積み重ねていきたいと考えています。

 

デザインの前に、暮らしがあります。

住まいづくりでは、

「どんなデザインにするか。」

という話になりがちです。

 

もちろん、

美しい住まいは大切です。

 

しかし、

私はもっと大切なことがあると

思っています。

 

その家で、どんな人生を送りたいのか。

そこが見えてくると、

和モダンという言葉も、

ホテルライクという言葉も、

単なるデザインではなく、

そのご家族の

暮らしを支える「手段」へと変わっていきます。

 

だから私は、

最初からデザインを

決めることはありません。

 

まずは、

ご家族の暮らしを知ること。

 

その時間を何より大切にしています。

 

私が一番役割の意味を感じるのは、

「完成しました。」ではなく、

「毎日が心地いいです。」という言葉です。

 

家づくりが終わったあと、

私は時々、

住まい手の方から

近況を教えていただくことがあります。

 

そのたびに思うことがあります。

 

あるご家族は、

住まいづくりを振り返って、

こんなことを書いてくださいました。

 

「ヒアリングシートを書きながら、

夫婦で将来について話す時間が持てました。」

 

私は、この言葉が今でも忘れられません。

 

図面の話ではありません。

収納の話でもありません。

 

ご夫婦が「どんな人生を送りたいか。」

を話された時間です。

 

実は、それこそが、

家づくりで一番価値がある時間

なのではないかと思っています。

 

さらに、そのお客様は、

打合せそのものが楽しかった、

という趣旨のお話もしてくださいました。

 

私は、その言葉を

聞かせていただいた際、

設計者として本当に嬉しく思いました。

 

家づくりは、

完成するまで一年、

二年上続くこともあります。

 

その時間が、

不安ばかりではなく、

未来を楽しみにする時間になっていた。

 

それが、

私にとって何より嬉しいことでした。

 

家づくりには、

正解はありません。

 

でも、

後悔の少ない家づくりには、

共通点があります。

 

それは、間取りを考える前に、

家族で未来を語る時間があったこと。

 

私は、

図面を描いているのではありません。

 

〇関連blog

SNSで理想の家を見続けるほど、なぜ家づくりが苦しくなるのか。本当に暮らしやすい家とは何か。建築家が考える「暮らしを整える」という視点。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail858.html

 

その時間を、

住まいという形に

変えているだけなのだと思います。

 

家づくりが終わったあとに

いただく言葉が、

私の設計を育ててくれます。

 

建築家の仕事は、

建物が完成したら終わり。

そのように思われることがあります。

 

もちろん、建物が完成し、

お引き渡しの日を迎えることは、

大きな節目です。

 

しかし、私にとっては、

それがゴールではありません。

 

本当の家づくりは、

その日から始まると考えています。

 

住まいには、

ご家族の日常が少しずつ

積み重なっていきます。

 

朝の光が差し込む食卓。

仕事から帰ってほっとする玄関。

休日に庭を眺めながら過ごす時間。

季節ごとに変わる風や光。

子どもたちの成長。

 

そのすべてが

住まいの価値を育てていきます。

 

だから私は、完成写真よりも、

その後のお話を

伺えることを

何より嬉しく思っています。

 

お客様から教えていただいた

「家づくりで本当に大切なこと」

 

住まいづくりを

ご一緒したお客様からは、

完成後に

さまざまなお声をいただきます。

 

その中で、

私の心に深く残っているのは、

建物の大きさや

設備についてではありません。

 

ヒアリングシートを書きながら、

夫婦で将来について

話す時間を持てました。

 

打ち合わせそのものが、

とても楽しかったです。

 

こうした趣旨のお言葉です。

 

これは、

ホームページに掲載している

お客様の声・住まい手の声でも

ご紹介しています。

 

お客様の声・住まい手さんの声 

https://www.y-kenchiku.jp/contents.html?id=article__03

 

私は、この言葉をいただいたとき、

改めて感じました。

 

家づくりとは、

図面をカタチとして

完成させることだけではなく、

ご家族が未来について

語り合う時間そのものにも、

大きな価値があるのだと。

 

住まいは、

建物だけでは完成しません。

 

ご家族の価値観が重なり合い、

これからどんな暮らしを

していきたいのか?

という想いが形になって、

初めてそのご家族だけの

住まいになります。

 

後悔の少ない

家づくりをされた方には、

共通点がありました。

 

これまでの設計経験を振り返ると、

完成後に「この家にして良かった」と

感じておられるご家族には、

ある共通点があります。

 

それは、

高価な設備を選んだからでも、

広い家を建てたからでもありません。

 

共通していたのは、

「家族でたくさん話し合ったこと」

でした。

 

どんな暮らしをしたいのか。

何を大切にしたいのか。

休日をどう過ごしたいのか。

将来はどんな住まい方をしたいのか。

 

こうした対話を重ねたご家族ほど、

完成後も住まいへの満足感が

続いているように感じます。

 

設計者として私ができることは、

その対話を促し、

整理し、

住まいという形に

落とし込むことです。

 

だから私は、図面を描く前に、

暮らしのお話を

伺う時間を何より大切にしています。

 

建築家として、一番うれしい瞬間

「素敵な家ですね。」

そう言っていただけることは、

もちろん励みになります。

 

でも、それ以上にうれしいのは、

「毎日が心地よくなりました。」

「家に帰る時間が楽しみになりました。」

「この家で過ごす時間が好きです。」

そう感じていただけることです。

 

建築は、人の暮らしを

支えるためにあります。

 

建物そのものが主役ではありません。

その家で過ごす時間、

その家で育まれる思い出、

その家で積み重ねられる人生こそが主役です。

 

私は、その人生の環境を

丁寧につくりたいと思っています。

 

ここまで読んでくださった方は、

もうお気づきかもしれません。

 

私は「和モダンだから」

「ホテルライクだから」という

理由だけで

住まいを設計しているのではありません。

 

そのご家族が、十年後も、二十年後も、

「この家で暮らせて良かった」

そう思える時間を設計しています。

 

家づくりとは

「建物を建てること」ではなく、

未来の暮らしを、

ご家族と一緒に育てていくことだと

いうだと考えています。

 

家づくりは、

「家」を建てることではなく、

未来の暮らしへの約束です。

 

自分たちの家づくりも、

もう一度ゆっくり考えてみたい。

 

そう感じていただけたなら、

建築家として

これほど嬉しいことはありません。

 

私はこれまで、

奈良を中心に多くのご家族と

住まいづくりをご一緒してきました。

 

一つとして同じ家はありません。

 

土地も違えば、

ご家族の暮らし方も違います。

 

休日の過ごし方も違います。

大切にしたい価値観も違います。

 

だからこそ私は「理想の家」を

設計しようとは思っていません。

 

私が設計するべきは、

そのご家族にとって「帰りたくなる場所」。

 

建築という仕事は不思議な仕事です。

図面を描いているようで、

本当に描いているのは

未来に生まれるの在り方。

 

玄関の扉を開けた瞬間に

感じる安心感。

 

朝の光の中で交わす

「おはよう」の一言。

 

休日に庭を眺めながら

飲む一杯のコーヒー。

 

子どもたちが成長し、

やがて巣立っていく日。

 

夫婦二人で

季節を感じながら暮らす時間。

 

その一つひとつを思い描きながら、

一本一本の線を引いています。

 

図面は完成します。

建物も完成します。

でも、本当の意味では

その状態で

完成することはありません。

 

住まいは、

ご家族とともに成長し、

時間とともに

味わいを深めていくものだからです。

 

私は、家づくりに

「正解」はないと思っています。

だからこそ、

ご家族のお話をたくさん伺います。

 

「どんな家を建てたいですか。」

よりも、

「どんな毎日を送りたいですか。」

「どんな時間が幸せだと感じますか。」

 

十年後、二十年後も変わらず

大切にしたいものは何ですか?

 

そんな問いを大切にしています。

 

その答えは、

住宅雑誌にも載っていません。

SNSにもありません。

AIが一律に

決められるものでもありません。

 

答えは、ご家族の中にあります。

 

私は、その答えとなる

最適解を一緒に見つけ、

住まいという形に

整えていくお手伝いをしています。

 

家づくりを考え始めると、

住宅会社を比較したり、

性能を調べたり、

間取りを見比べたりすることが

増えます。

 

それは、とても大切なことです。

 

でも、もし今、

何を基準に選べばいいのか分からない。

情報が多すぎて、

かえって迷ってしまう。

 

そんなお気持ちがあるのでしたら、

急いで答えを出す必要はありません。

 

まずは、ご家族で

暮らしについて話してみてください。

 

どんな朝を迎えたいのか。

どんな休日を過ごしたいのか。

家に帰ったとき、

どんな気持ちになれたら幸せなのか。

 

その対話が、

住まいづくりの本当の出発点になると、

私は信じています。

 

やまぐち建築設計室では、

間取りを提案する前に、

ご家族の暮らしや価値観、

これから思い描く未来について

丁寧にお話を伺います。

 

それは、

図面を描くためではありません。

 

ご家族にとって、

本当に大切なものを

見失わないためです。

 

家づくりは、一生に何度も

経験することではありません。

 

だからこそ「早く決めること」よりも、

「納得して決めること」を

大切にしていただきたいと思います。

 

もし、このブログを読んで、

こんな家づくりなら、

自分たちもしてみたい。

 

まずは一度、

自分たちの暮らしについて話してみたい。

 

そう感じていただけたなら、

ご自身のこれからの

暮らしを考える時間として、

ご相談ください。

 

設計のご依頼を

前提としたお話でなくても構いません。

 

土地探しで迷っていること。

建て替えかリフォームか判断できないこと。

ご夫婦で意見がまとまらないこと。

 

どんなことでも、

一緒に整理するところから

始められればと思っています。

 

住まいは、

人生で最も長い時間を過ごす場所です。

 

だから私は、家を設計するのではなく、

そこで積み重ねられていく

人生の時間を設計するように

丁寧を重ねるように考えています。

 

その想いを胸に、

これからも一つひとつのご家族と

向き合いながら、

奈良の風土に寄り添う住まいを

考えたいと思います。

 

いつかお会いできる日を、

心より楽しみにしております。

 

奈良県で注文住宅・建て替え・リフォーム・土地探しを検討する方のための予約制個別設計相談。建築家が家づくりの悩みや不安、資金計画、間取り、家事動線、収納計画、和モダン住宅、ホテルライクな住まい、リノベーションまで、ご家族の暮らしや価値観を丁寧に整理しながら最適な住まいづくりを提案する、やまぐち建築設計室の個別相談案内。

 

家づくりに、

急いで答えを出す必要はありません。

大切なのは、どの住宅会社を選ぶかよりも、

その前にどんな暮らしを実現したいのかを

整理することです。

もし、その整理を一人で進めることが

難しいと感じたら、

建築家という第三者と一緒に

考える時間を持つことも一つの選択肢です。

 

〇関連blog

間取り迷子にならないために。 暮らしやすい家は「生活動線」と暮らしの環境設計で変わる|家事・収納・心地よさを整える住まい提案

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail849.html

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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