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ブログ・コラム

2026.03.18

ポルトローナ・フラウ大阪ショールーム招待会(Invitation)で考える上質な暮らしのつくり方|建築家が紐解く家具・空間・和モダンと心地よい住まいの環境設計

カテゴリ:
インテリア デザイン 家具

ポルトローナ・フラウ大阪

Poltrona Frau Osakaショールームinvitation。

 

上質な家具が味わいを生み出す

「暮らしの整え方」と空間設計の本質を

招待制の展示会にて。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのラウンジ空間。ベージュのレザーソファと大理石テーブル、ガラスペンダント照明が調和し、自然光と暖色照明が重なり合うホテルライクなリビングインテリア。家具と空間設計が一体となった上質な暮らしの提案。

住まいを考えるとき、

多くの方がまず思い浮かべるのは、

「どんな間取りにするか」

「どんなデザインにするか」

といった「目に見える要素」ではないでしょうか?

 

もちろんそれらも大切ですが、

実際に暮らし始めてから心に残るのは、

もう少し繊細で、

言葉にしにくい感覚の部分。

 

・なぜか落ち着く

・自然とくつろげる

・気持ちが整う

 

そうした感覚こそが、

本当の意味での「暮らしの質」を

生み出しています。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのインテリアコーディネート事例。テラコッタカラーのラグとグレーファブリックソファ、ラウンジチェアが円形テーブルを中心に配置され、動線と居場所を整えた落ち着きのあるリビング空間デザイン。

ショールームでは、少しでも体感することで

本質に触れることができます。

 

今回のblogでは、

建築家としての視点から家具・インテリア

そして空間設計が、

どのように暮らしを変えるのか?

について、少し書いてみたいと思います。

 

家具は「置くもの」ではなく、

「暮らしを整えるもの」

 

家具というと、

「生活に必要なもの」として考えられがちです。

 

ソファは座るためのもの。

テーブルは物を置くためのもの。

 

ですが、

空間構成と共に、しっかりと家具に触れると、

その捉え方が少し変わります。

 

空間との共存を考える事で

単なる「道具」としての家具ではなく、

そこで過ごす時間の質を変える

存在になるからです。

 

ポルトローナ・フラウのレザーソファを中心に構成された大阪ショールームのリビング空間。大開口の窓から自然光が差し込み、木質フローリングと家具の素材感が調和することで、和モダンにも通じる上質な居心地を実現したインテリア設計。

 

例えば、同じリビングでも、

 

・ただ座るためのソファ

・身体を優しく包み込むソファ

 

この違いによって、

 

・くつろぎ方

・会話の生まれ方

・心の余白

 

までもが変わっていきます。

 

つまり家具は、

暮らしそのものを形づくる要素なのです。

 

なぜ「家具」は空間の印象を変えるのか?

 

ポルトローナ・フラウの家具には、

強い主張があるわけではありません。

 

むしろ、非常に穏やかで控えめです。

 

それでも空間に置かれた瞬間、

空気が変わるのを感じます。

 

その理由は、

素材・つくり・バランスの精度が

極めて高いからです。

 

・自然な風合いを活かしたレザー

・身体に沿うやわらかな曲線

・細部まで丁寧に仕上げられた縫製

 

これらが重なり合うことで、

視覚だけでなく、

触覚や感覚にまで働きかけます。

 

結果として、

「なんとなく心地よい」という状態が生まれるのです。

 

空間と家具は、別々に考えない

 

住まいづくりでは、

「間取りを決めてから家具を考える」

という流れが一般的です。

 

しかし、本当に心地よい空間をつくるためには、

この順序を見直す必要があります。

 

■ 本来の設計の考え方

 

・どんな暮らしをしたいか?

・どんな場所で過ごしたいか?

・そのためにどんな家具が必要か?

・それを包み込む空間をどうつくるか?

 

この順序で考えることで、

空間と家具が自然に調和していきます。

 

■ なぜこの順序が大切なのか

 

人は、

「空間」ではなく

「居場所」で暮らしているからです。

 

ソファに座る時間、

ダイニングで食事をする時間、

窓辺でくつろぐ時間。

 

それぞれの「居場所」が整うことで、

暮らし全体が整っていきます。

 

色と素材が、心地よさをつくる

 

家具だけの話ではありませんが

整う空間で心地よく過ごすためのデザインに

大事な基本としての考え方があります。

 

空間全体の「色のバランス」です。

今回のショールームで構成であれば

四季のテーマを決めていて・・・・・。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのラウンジ空間。曲線的なフォルムのベージュソファを中心に、丸テーブルとフロアランプ、アクセントカラーのクッションを配置し、自然光と間接照明が調和するホテルライクで上質なリビングインテリア。家具と空間設計が一体となった居心地の良い住まいの提案。

 

 

・ベージュやグレージュの落ち着いた色合い

・イメージを軟らかくする形状

・テラコッタのアクセントカラー

 

 

これらが組み合わさることで、

とても穏やかな空気感が生まれていました。

 

■ 色がもたらす心理的な効果

 

色彩には、感情に働きかける力があります。

・暖色系(ベージュ・ブラウンなど)

 → 安心感やぬくもりを感じやすい

・中間色(グレージュなど)

 → 落ち着きや安定感をもたらす

 

このように、色の選び方ひとつで、

空間の居心地は大きく変わります。

 

■ 素材の「温度」という考え方

 

さらに大切なのが素材の持つ温度感です。

 

今回の場合は、

展示展示コーナーによっても異なりますが、

 

・木の柔らかさ

・レザーのしっとりとした質感

・布のやさしさ

 

これらが調和することで、

比較的・・・人は自然と

リラックスできる状態になります。

 

和モダンとラグジュアリーの心地よい関係

 

ポルトローナ・フラウの家具は、

和モダンやホテルライクと表現される

空間の住まいとも

非常に相性が良いものです。

 

家具も空間に「余白を大切にする」という考え方

 

■ 和モダンにおける余白

 

・装飾を抑える

・素材を活かす

・光と影を大切にする

 

これらは、

日本の住まいが大切にしてきた価値観です。

 

そこに家具を合わせることで、

過度に飾らない、

静かで上質な余白のある空間が生まれます。

 

暮らしの質は「選び方」で変わる

 

住まいづくりにおいて、

最も重要なのは「選択の基準」です。

 

■ よくある選び方

 

・流行っているから

・見た目が良いから

・なんとなく好きだから

 

これらも一つの判断ですが、

長く暮らす住まいにおいては、

少し視点を変えることが大切です。

 

■ 本当に大切な視点

 

・その空間でどんな時間を過ごしたいか

・どんな気持ちで日々を送りたいか

 

この視点から選ぶことで、

住まいは単なる「器」ではなく、

人生を支える場所へと変わっていきます。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのゾーニング設計。格子状のシェルフで空間を緩やかに仕切り、グレートーンのソファとラウンジチェアを配置。光と陰影、素材の質感を活かした静かなラグジュアリー空間のインテリアコーディネート事例。

 

建築家とつくる住まいの価値

 

住まいは、既製品の組み合わせではなく、

一つひとつ丁寧に整えていくことで、

本当の心地よさが生まれます。

 

■ 設計とは「暮らしの編集」

 

・空間の広がり

・光の入り方

・家具の配置

・素材の選定

 

これらを総合的に考え、

一つの形にまとめていくこと。

 

それが、建築家の役割です。

 

心地よい暮らしは、意図してつくるもの

○関連blog

木の温度と陰影のゆらぎが紡ぐ暮らし、インテリアショップ・カンディハウス大阪ショールームにて住まいの新築計画での家具選定と住まい手さんへのご提案、触れる静けさの中に存在するインテリアの感度

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail626.html

○関連blog

家具と間取りの選び方で“後悔しない暮らし”を叶える――和モダン×ホテルライク×ジャパンディの空間設計術|動線・サイズ・色彩バランスを整え、心理的な安心と豊かさを育む住まいづくり

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail609.html

 

心地よい暮らしは、

偶然ではなく設計されるもの

ということです。

 

・家具の選び方

・空間のつくり方

・色や素材の組み合わせ

 

これらを丁寧に整えることで、

日常の質は上質に変わっていきます。

 

これから家づくりを考える方へ

 

これから住まいを考える方に、

ぜひ大切にしていただきたいことがあります。

 

それは、

「どんな家にするか」も大事ですが、

「どんな暮らしをするのか」

というところから考えることです。

 

その問いに向き合うことで、

本当に必要な空間や家具が見えてきます。

 

そしてその積み重ねが、

日々の暮らしを豊かにしていきます。

 

やまぐち建築設計室では、

間取りだけではなく、

暮らしそのものを設計することを大切にしています。

 

もし、これからの住まいについて

少しでも考え始めている方は、

ぜひ一度、現在の暮らしを見直したうえで

どのような暮らしを考えるべきなのかを

イメージしてみてください。

 

暮らしの本質から丁寧に。

 

今回のblogの内容が、 

少し立ち止まって、ご自身の住まい造り、

暮らしと人生を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

○関連blog

家づくりで後悔しないために家具から考える住まい設計と空間バランスの本質

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail666.html

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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