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ブログ・コラム

2025.06.19

収納が整えば暮らしが変わる。奈良の建築家が提案する収納・家具から始まる家づくり、和モダン住宅に学ぶ間取り・家事動線・インテリア設計の本質とは?収納設計で後悔しないために今知っておきたい設計の工夫とルールとリノベーションにも役立つ建築家視点の収納アイデア・やまぐち建築設計室が考える間取りと収納と暮らしのバランス。

カテゴリ:
物入・クローゼット・収納・納戸・整理整頓

収納が整う家は

暮らしが整うという事。

 

建築家が考える収納設計の基本と、

美しい住まいづくりの本質。

 

和モダンテイストのLDK空間。大開口の窓と造作収納を備えたリビング・ダイニング・キッチン一体型の設計例(奈良・注文住宅)

※木の温もりとモダンなミニマルデザインが融合するLDK空間。

 収納計画と動線が一体となった

 暮らしの本質を体現した一例です。

(設計:やまぐち建築設計室/奈良県)

 

 

整った空間は、

整った心を育む・・・・・。

 

収納設計は「暮らしの質」を左右する土台。

 

家づくりにおいて、

「収納」はどこに

位置づけられるべきでしょうか?

 

建築設計の現場では

「後から足せるもの」として

軽視されることも少なくありません。

 

ですがやまぐち建築設計室では、

収納は間取り設計や

動線計画と同等かそれ以上に、

暮らしやすさと

空間の美しさを左右する

住まいのコアと捉えています。

 

特に和モダンの雰囲気を味わう

住宅においては、

空間の余白や静けさ、

美しさを支える「見えない力」として、

収納の設計が

非常に重要な意味を持ちます。

 

「モノを隠す」ための収納ではなく、

「暮らしを整える」ための収納。

 

今回はその本質に深く触れながら、

建築家の視点で考える

収納設計の仕組みと考え方を含めて、

住まい全体の意匠性との

調和について書いてみたいと思います。

 

□参考blog 

子育て世代のための後悔しない家づくりと整理収納術。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail495.html

 

収納の整いが暮らしを整える5つの力

 

収納が整うことで、

暮らしそのものがどう変わるのか。

 

□参考blog 

家造りの視点から暮らしと間取りと動線を見直すことで叶える上品な「整理と整頓」の効果

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail461.html

 

 

それは以下の5つの視点から考えると

非常に明確になります。

  1. 家事動線が滑らかになる
  2. 家族の生活リズムが整う
  3. 空間がすっきりと美しく保たれる
  4. 心理的なストレスが減る
  5. 家族それぞれの「居場所」が整う

 

例えば、玄関で靴が散らからない、

キッチンで調理道具がすぐ手に取れる、

洗面所で着替えとタオルが

一緒に収まる。

 

こうしたひとつひとつの

「使いやすさ」は、

暮らしの快適性や

心の整いに直結していきます。

 

なぜ収納が暮らしの質を左右するのか?

 

収納は、単なる「モノをしまう場所」

ではありません。

 

どこに、どんな形で、

どれだけの量が、

どのように配置されているか?

 

それによって暮らしの動きや

生活習慣が変わります。

 

例えば、

帰宅時にバッグや鍵を

すぐに置ける収納があれば、

「物の定位置」が自然に定まり、

散らかりにくくなります。

 

皆さんはどこに仕事用の「鞄」を

置いていますか?。

 

家の玄関先に置くケースと

リビングや個室まで持ち込みますか?

電車の中で鞄をどのようにしていますか?

床に置いていますか?

それとも床に置かずに持ったままですか?

 

些細な事かも知れませんが

些細な事ではないかも知れません。

日常的に考えること、

行動する事柄の根底を

どのように考えていますか?。

 

そういう意味でも収納が

価値観にそって整っていると、

暮らしのリズムも自然と整うものです。

 

収納不足がもたらす暮らしの歪み

 

収納が不十分であったり、

生活に合っていない配置だった場合、

その影響は小さなストレスとなって

蓄積します。

 

・必要な物がすぐ見つからず探し物が増える

・リビングにモノが溢れ、くつろげない

・掃除がしにくく、清潔感が損なわれる

・「片付けなきゃ」という心理的圧迫感が続く

 

これらの積み重ねが、

暮らしの満足度を

大きく下げてしまうのです。

 

□参考blog 

暮らしに寄り添う動線設計という選択、快適な間取りがもたらす家事と心のゆとり

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail542.html

 

建築家が考える収納設計の工夫とルール。

 

やまぐち建築設計室が

収納設計において重視している基本ルールは、

次の5つです。

 

使う場所のすぐそばに収納を配置

生活動線に合わせて、収納も連動させる。

 

家族の行動パターンを反映

「どの時間帯に・誰が・何を使うか」を想定。

 

見せる収納隠す収納を共存

美意識と実用性のバランスを整える。

 

収納量よりも使いやすさを重視

奥行・高さ・アクセス性などの工夫。

 

⑤「成長する収納」設計

家族構成やライフスタイルの変化に対応可能に。

 

空間別にみる収納設計の工夫と実例

【玄関収納】

・靴だけでなく、傘・ベビーカー・防災用品も考慮。

・可動棚を使い、家族構成に応じた変化対応も。

 

【リビング収納】

・リモコン・書類・文房具など

 “細かい日用品の定位置化。

・見せる収納棚で趣味のアイテムや

 アートを飾る工夫も。

 

【キッチン収納】

・パントリーの設置で「隠す収納」を確保。

・オープン棚で調理中の動作を効率化。

 

【洗面脱衣室収納】

・洗濯干すたたむしまう、

 の一連動線に沿う設計。

・ファミリーごとの棚分けで使いやすさ向上。

 

【ファミリークローゼット】

・衣類を一カ所に集約し、時短と整理を実現。

・子供の成長に合わせて

 位置や高さを調整できる構成。

 

和モダン住宅における「収納美学」

 

やまぐち建築設計室が得意とする

和モダン住宅や

ジャパンディと呼ばれるスタイルでは、

特に収納にも佇まいの美しさ

求められます。

 

・造作家具で空間に溶け込む収納

・格子や障子を活かした収納扉

・左官壁と一体化した納まりの工夫

 

収納も「見せ方の設計」が重要なのです。

 

和紙張りの建具、

木目や石目、砂岩調を活かした引き出し、

空間に呼吸をもたらす

余白の工夫”……

 

収納はある意味では、

空間の意匠性そのものを

引き立てる要素でもあります。

 

収納が整うと、暮らしが変わる。

 

収納設計が整うと、

日常がスムーズに流れ、

家族の時間が増え、

心にも余白が生まれます。

 

・探し物が減り、時間を有効に使える

・日常動作が簡素化され、家事が楽になる

・「美しく暮らす」ことへの意識が育つ

・生活の質が根本から向上する

 

収納が整うということは、

単なる片付けや整理整頓の問題ではなく、

「人生を整える住まいづくり」の

出発点とも考えられます。

 

あなたの整った暮らしを一緒に考える

 

「収納」は、

住まいの奥深さを形づくる

大切なテーマです。

 

・家づくりをこれから始めようとしている方

・収納に不満を感じている方

・以前の家づくりで後悔がある方

 

そんな皆さまにこそ、

やまぐち建築設計室は

「収納から考える暮らし設計」を

ご提案しています。

 

あなたの暮らしに寄り添い、

未来に続く快適さと

美しさを生みだす収納設計を

共に描いていきませんか?

 

収納が整えば、暮らしが整う。

 

暮らしが整えば、

人生がより自由で豊かに整っていく。

 

やまぐち建築設計室の

暮らしの提案には

そういった家づくりの本質を

含んでいます。

 

暮らしの描き方を丁寧に。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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気軽にご連絡ください
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