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ブログ・コラム

2025.05.28

暮らしに寄り添う動線設計という選択、快適な間取りがもたらす家事と心のゆとり、奈良で理想の住まいを叶える建築家と建てる動線から考える家づくり

カテゴリ:
間取り・動線・家事・プラン

過ごしやすい間取りの考え方にも

様々な視点があります。

 

奈良県のやまぐち建築設計室が手がけた和モダンの注文住宅間取り図。生活動線・家事動線・来客動線を丁寧に分けた設計で、玄関収納・パントリー・家事室など、暮らしの機能性を高める工夫が随所に施されています。家族が自然と集まるLDKと、回遊性のあるプランニングが魅力の住まいです。

※暮らしの動きに寄り添う設計の答え。玄関からキッチン、洗面・家事室までをスムーズにつなぐ動線と、

心地よい回遊性が特徴の間取り。

LDKを中心に収納計画や家族の気配が伝わる視線計画まで、

丁寧に暮らしを描いた住まいのカタチ。

 

 

暮らしに寄り添う「動線設計」という視点。

 

日々暮らしの場となる

住まいの間取りと

過ごし方の要素を

どのように考えるのかによって、

使い勝手も、

暮らしやすさも大きく変化します。

 

なかでも特に注目したいのが「動線設計」。

 

動線とは、

家の中で人が移動する経路のこと。

 

〇関連blog

注文住宅で快適な暮らしを叶える家族ごとに設計意図をデザインする動線計画。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail515.html

 

 

たとえば、

キッチンで料理をして、

洗濯機を回して、

リビングで子どもの様子を見守る。

 

この一連の流れが

スムーズに行えるかどうかが、

日々のストレスの有無を左右します。

 

快適な住まいづくりを叶える上で欠かせない、

理想的な間取りと

動線設計のポイントについて、

住まいを設計する建築家の視点から、

書いてみたいと思います。

 

間取りと動線の理想的な関係とは?。

間取りと動線は、

建築設計における両輪です。

 

どちらか片方が優れていても、

もう一方が未熟であれば

快適性は得られません。

 

理想的な動線とは、

移動しやすい状態で

目的の場所にたどり着けること。

 

そしてその移動の途中で、

家族とすれ違ったり、

ちょっとした会話が生まれたりするような、

暮らしのリズムが

設計されていることです。

 

たとえば、

キッチンとダイニングが

直線でつながっていれば、

料理の配膳や片付けもスムーズに。

 

さらに、

その動線上にパントリーや

冷蔵庫を配置することで、

効率が格段に高まります。

 

スムーズな家事動線の考え方。

家事動線とは、

料理・洗濯・掃除といった

家事をこなすときの移動経路。

 

キッチン洗面脱衣所物干し場、

この3点を結ぶ動線が

短くスムーズであることは、

家事効率を飛躍的に高めます。

 

例えば、

洗濯機のすぐ近くに

屋外の洗濯干し場を設けることで、

重い洗濯物を運ぶストレスを

軽減出来る事もあります。

 

また、ゴミの分別・一時置き場や、

調理中に出る

資源ゴミの処理スペースも、

動線の中に自然に組み込むと、

日々のストレスがグッと減ります。

 

家族それぞれの生活動線を考慮する。

ご夫婦、子ども、

高齢のご家族

それぞれが日々どんなルートで

生活しているかを

丁寧に想像することが、

よい住まいづくりの第一歩です。

 

朝の支度時に洗面室が混み合うご家庭では、

洗面台を別々の場所に

2つ設けるなどの工夫も有効です。

 

また、

子どもが帰宅後に

手洗い・着替え・荷物の片付けが

自然とできる動線をつくると、

自立を促し、

親の負担も軽減されます。

 

高齢者の方には、

段差の少ないフラットな動線や、

転倒を防ぐ手すりの設置も重要。

 

安心して暮らせる動線が、

ご家族みんなの暮らしやすさに

直結します。

 

収納と動線の関係性を見直す。

快適な動線の鍵は、

実は「収納」にあります。

 

動線上に必要な収納があることで、

「わざわざ取りに行く」

「片付ける場所がない」という

不便さが解消されます。

 

玄関には靴とコートの収納、

キッチンにはパントリー、

洗面室にはタオルと下着の収納など、

そこにあると便利な収納が

家の間取りに組み込まれた

適切な位置に散りばめられていることが

理想です。

 

収納のサイズや構造も重要です。

使う人の身長や

用途に合わせて設計することで、

使いやすさが格段に向上します。

 

玄関から始まる動線計画。

玄関は「家の顔」であると同時に、

すべての動線の起点です。

 

ここで動線が詰まると、

住まい全体のストレスが大きくなります。

 

家族用と来客用を分けた

2way玄関にすることで、

生活感を隠しつつ、

日常の使いやすさも確保。

 

玄関からファミリークローゼットを経由して

洗面室やキッチンへつながる

動線をつくることで、

帰宅後の、

荷物置き手洗い着替えが

ワンアクションで完了する

設計が可能になります。

 

風呂時間や

バスタイムを挟んで

どのように暮らすのかによって

洗面や脱衣室に

クローゼットを計画する場合もあります。

 

キッチンと水回りの配置の工夫。

キッチンと洗面室、

浴室を近接させる「水回り集中型」のレイアウトは、

忙しい日常の味方にもなります。

 

料理と洗濯を同時並行でこなすためには、

行ったり来たりの

負担を減らす設計が必要です。

 

また回遊動線として、

キッチン洗面浴室リビングと

一周できる動線を確保すると、

行き止まりがなく、

小さな子どもも安全に遊べる

回れる家になります。

 

リビングを中心とした家族のつながり動線。

リビングは、単に「くつろぐ場」

としてだけでなく、

家族のハブとして

動線の中心に据えるべき空間です。

 

各部屋へアクセスするためには

一度リビングを通るようにすると、

自然と顔を合わせる時間が増え、

会話も生まれます。

 

また、

リビング階段やガラス戸の活用で

視線が抜ける設計にすることで、

空間全体が広く感じられ、

家族の気配を感じやすい

空間に仕上がります。

 

階段や廊下の動線を丁寧に設計する。

階段や廊下は「通り道」に

過ぎないと思われがちですが、

実はその快適性が

住み心地に大きく影響します。

 

暗くて狭い廊下は、

心理的な圧迫感を生みます。

 

逆に窓を設けて自然光を取り入れたり、

階段下を収納に活用したりすることで、

心地よさと機能性が両立します。

 

廊下や階段の幅や段差、

照明、手すりなどの細部にまで

目を向けることが、

真に「暮らしやすい住まい」を

実現するためには欠かせません。

 

快適な間取りと動線は、

未来の暮らしの

安心と豊かさにつながるという事。

 

家づくりは、

今の暮らしを少しだけ便利にするだけでなく、

10年後、20年後も

安心して住み続けられる

「暮らしの器」をつくる営みです。

 

間取りと動線は、

その核となる要素・・・・・。

 

暮らしにフィットした

動線をデザインすることで、

家事の負担が軽減され、

家族とのふれあいが増え、

心地よく整った毎日が生まれます。

 

やまぐち建築設計室では、

一組一組のご家族の暮らし方に

丁寧に寄り添いながら、

価値観や暮らしの違いに応じた

「本当に暮らしやすい住まい」を

設計しています。

 

もし、

これからの暮らしをより豊かに

したいと考えておられるなら、

ぜひ一度ご相談ください。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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