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ブログ・コラム

2026.02.05

その土地は、本当に暮らしやすいですか? ― 土地探しの注意点と、設計で変わる住まいの可能性

カテゴリ:
家造りの最初の段階での選択肢

この土地で、

本当に心地よく暮らせる家は建つのか?

暮らしから逆算する設計という考え方。

 

土地探しをしているとき。

家を建てようと考え始めたとき。

あるいは、

引っ越しや住み替えを

検討しているとき。

 

多くの方が、

最初に直面する問いがあります。

 

この土地に、

どんな家が建てられるのか?

 

片流れ屋根と800mmの深い軒を備えたモダンでオシャレなデザイナーズ住宅の外観。敷地条件を読み解いた建築家設計により、淡いブラウンの外壁と格子スクリーンが街並みに静かに馴染む。土地の制約を活かし、暮らしの質を高める住まい。

※人通りの多い住宅地でも、

道路から控えた配置と視線制御で、

外は整い内は開放的な住まい。

 

用途地域、建ぺい率、容積率。

接道条件や高さ制限、斜線制限。

 

不動産資料や役所の情報を調べれば、

その土地に建てる事の出来る

建物の「条件」や法律の規制は、

ある程度まで

把握することができます。

 

もちろん、

それらは住まいづくりにおいて

欠かすことのできない

大切な基本的要素です。

 

ただ、やまぐち建築設計室では、

その少し手前で、

一度立ち止まって

考えたいことがあります。

 

法的に建つ家と、

心地よく暮らせる家は

一致しないということ。

 

法律上は問題なく建てられる。

面積も、設備も、性能も十分。

 

それでも、

 

・なぜか落ち着かない

・家にいるのに気が休まらない

・動線に小さなストレスが積み重なる

 

そう感じてしまう住まいは、

多数存在します。

 

図面やスペックでは説明しきれない

「暮らしの違和感」。

 

それは多くの場合、

性能や広さの不足ではなく、

暮らし方と空間の関係性から

生まれています。

 

条件が厳しい土地ほど、

設計の余地が生まれることもある

 

一方で、

 

・北道路の土地

・変形地

・敷地条件が厳しいとされる土地

 

いわゆる

「条件が良くない」と

言われがちな土地でも、

設計の視点を丁寧に重ねることで、

驚くほど落ち着いた、

心地よい住まいに

なることがあります。

 

光の取り入れ方。

窓の配置。

視線の抜き方。

居場所のつくり方。

 

土地の制約は、

必ずしも欠点ではありません。

 

読み解き方次第で、

その土地ならではの

暮らしの質を高める要素へと

変わります。

 

やまぐち建築設計室が大切にしている視点

 

家づくりで最も大切にしているのは、

「どんな家を建てるか」よりも、

「どんな毎日を過ごしたいか」

という視点です。

 

朝、どこで光を感じたいのか。

 

帰宅したとき、

どんな空気に包まれたいのか。

 

家族とどのような距離感で

過ごしたいのか。

 

一人になれる余白はどれくらい必要か。

 

そうした日常の情景を

一つひとつ文字や言葉にしていくことで、

土地の見え方は

大きく変わってきます。

 

土地探しが苦しくなる理由

 

土地探しをしていると、

気づかないうちに

判断基準が「条件」や「数字」だけに

なってしまいます。

 

「相場より高くはない」

「条件は悪くない」

「もう出ないかもしれない」

 

その積み重ねの中で、

暮らしのイメージが

置き去りになってしまう。

 

だからこそ、

土地探しは疲れてしまうのです。

 

土地を決める前に、

問い直してほしいこと・・・・・。

 

土地を決める前に、

ぜひ一度、

こう問いかけてみてください。

 

この土地で、

自分たちはどんな一日を

過ごしたいのか?

 

朝の始まり方。

仕事から帰ってきたときの感覚。

休日の時間の流れ。

 

そのイメージが描けるかどうかは、

家づくりの質を大きく左右します。

 

条件ではなく、

暮らしから逆算する設計へ。

 

家づくりに、

万人に共通する正解はありません。

 

大切なのは、

そのご家族にとっての

無理のない暮らしが続くこと。

 

同じ土地でも、

住む人が違えば、

建つ家が違って当然です。

 

条件に合わせて暮らしを

我慢するのではなく、

暮らしを起点にして条件を読み替える。

 

それが、

やまぐち建築設計室が考える

住まいづくりの基本姿勢です。

 

住まいは、人生をカタチにする場である

 

どんな空間に身を置くか。

どんな距離感で人と暮らすか。

 

住まいは、

日々の選択や感情に、

影響を与え続けます。

 

だからこそ、

「建てられるかどうか」ではなく、

「暮らし続けられるかどうか」。

 

その視点で土地を見つめ、

住まいを考えることが、

結果的に人生の質を整えていくと

私は考えています。

 

この土地で、

本当に心地よく暮らせるか?

 

土地がすでに決まっている方も。

これから探す方も。

 

その土地で、

自分たちらしい暮らしが描けるのか。

 

設計者として、

その問いに正直に向き合い、

丁寧に考えていきたいと考えています。

 

一人一人の暮らしを大切に。

 

○関連blog

数字では見えない土地の価値・建築家が読み解く“暮らしを育てる土地選び”の提案。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail658.html

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  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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