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ブログ・コラム

2025.12.08

数字では見えない土地の価値・建築家が読み解く“暮らしを育てる土地選び”の提案。

カテゴリ:
家造りの最初の段階での選択肢

 

土地探しは

数字ではわからないということ。

 

“本当の価値を見極める建築家の視点。

 

家づくりの計画を進めるためのメモ帳と、詳細な建築図面の上に置かれた赤と木色の鉛筆、小さな家の模型が並ぶ写真。これから土地選びや間取り計画を始める家づくりの初期段階を象徴し、暮らしを思い描きながら未来の住まいを検討する姿をイメージさせる構図。

 

家づくりを考え始めたとき、

多くの方が

最初にぶつかる壁・・・・・。

 

それが「土地探し」です。

 

不動産広告には整った数字や

条件が並びますが、

実はその数字だけでは

本当に大切な価値は見えてきません。

 

やまぐち建築設計室では、

土地を「平面的な面積」ではなく、

家族の未来の暮らしを

受け止める器として

立体的に、多角的に読むことを

大切にしています。

 

土地の可能性を最大限に引き出し、

この土地だからこそ

叶う暮らしを見つけること。

 

それこそが、

建築家が土地探しに

同行する意味です。

 

■ 1|数字では読み取れない

暮らしの舞台を感じ取るということ。

 

土地探しをされている方から、

こんなお声をよく伺います。

 

・どの土地も同じに見える

 

・南向きだから良いと思ったのに、

行ってみると暗かった

 

・平坦だと思っていたのに、

毎日の坂道が負担になりそうで不安

 

不動産広告の
・南向き
・整形地
・駅徒歩10
といった魅力的な言葉には、

暮らしの実像までは書かれていません。

 

たとえば・・・・・。

 

・南向きでも、隣家が3階建てで日照が得られない
・整形地でも、隣家の窓が近くプライバシーが取りづらい
・駅徒歩10分でも坂道の10平坦な10かで暮らしは大違い

 

こうした「数字に表れない条件」こそ、

長く暮らす家にとって

本質的な問題です。

 

建築家は未来を創出するので、

現地で光の差し込み方を確認し、

風の通り道を肌で感じ、

周囲の気配や視線の方向を

立体的に読み取りながら、

この土地に家を建てると、

どんな時間が流れるだろう・・・・・。

 

と、未来の暮らしの姿を

想像していきます。

 

■ 2|建てられる土地と

心地よく暮らせる土地は違うという事。

 

土地には「法的には建てられる」けれど

「快適に暮らせるとは言い切れない」

そんな場所が存在します。

 

たとえば・・・・・。

 

・斜線制限で大きな窓を確保しにくい土地
・高低差があり、玄関まで多くの段差が必要な土地
・隣家が近接し、開放感が損なわれてしまう土地

 

数字だけでは見えてこない不便さが、

実際の暮らしに

影響を与えることがあります。

 

そこで重要になるのが、
この土地で

家族が心地よく暮らせるのか?
という視点です。

 

建築家は、建築の可否だけではなく、
・風景の切り取り方
・自然光との相性
・暮らしの動線
・家族の未来の変化
までを含めて、

土地の価値を総合的に判断しています。

 

■ 3|マイナス条件は

欠点ではなく「可能性の原石」。

 

土地探しで出会う
・北向き
・変形地
・狭小地
・高低差のある土地
といった条件は、

一見するとデメリットに思えます。

 

しかし建築家にとって、

それらはむしろ

創造を発揮できる素材です。

 

たとえば・・・・・。

 

・北向きは、

一日を通して安定した柔らかい光が入る

贅沢な場所

 

・変形地は、

角度を利用して視線をかわし、

奥行きを生む設計が可能

 

・狭小地は、

縦方向やスキップフロアを

活かすことで開放感を確保

 

・高低差は、

外構デザインの魅力を引き上げ、

立体的なアプローチに

 

土地のクセは、

設計の工夫で価値に変わる。

 

これこそが建築家に依頼する意味であり、

土地選びの不安が

希望に変わる瞬間です。

 

■ 4|やまぐち建築設計室が

土地に同行するときは、

何を見ているのか?。

 

現場で見るのは、

面積や価格だけではありません。

 

・どこから光が落ちてくるか
・どこに静けさが宿るか
・どの方向に視線が抜けるか
・風の通り道はどこか
・近隣との距離感や音の広がり方
・家族の価値観や未来の暮らし方と合うか

 

土地は「点」でも「数字」でもなく、
暮らしを支える環境の

総合体だと考えています。

 

土地同行ではこんな

ご提案を行います


・現地で光と風の流れを丁寧に確認
・隣家との距離感・視線・音の跳ね返りをチェック
・その土地に最適な建物のボリューム感・配置を提案
・家族の価値観に合う暮らし方の方向性を整理
・デメリットと思える条件が魅力に変わる可能性を解説

 

土地を前にしたとき、
あ、ここでの暮らしがイメージできる。

と感じられた瞬間、

不安がすっと軽くなります。

 

そのためのお手伝いを、

大切にしています。

 

■ 5|土地を選ぶことは、

未来の暮らしを選ぶこと。

 

坪単価や広さ、方角だけでは、

本当の土地の良し悪しは

判断できません。

 

土地選びには、

数字で表せない豊かな価値が

潜んでいます。

 

もし今、

・この土地で決めても大丈夫?

・この土地の弱点を建築家の目線で知りたい
・そもそも自分たちに向いている土地って何?

 

そんな迷いがあるなら、

ぜひ一度ご相談ください。

 

やまぐち建築設計室は、

土地を「売るため」ではなく、
あなたの暮らしに

本当にふさわしい選択を、

一緒に見つけるために存在しています。

 

光、風、音、距離感、

まちとのつながり、

家族の未来・・・・・。

 

これらを丁寧に読み解きながら、
数字では測れない価値を

お伝えします。

 

■ 土地探しで悩んでいる方へ

迷いや不安は、
「より良い家を建てたい」

という前向きな想いの証です。

 

その想いを大切にしながら、

一つずつ整理し、

安心してすすめる土地選びを

サポートいたします。

 

土地の見方が変わると、

家づくりはもっと楽しめる。

 

そして、

この土地でよかったと

思える家づくりが、

きっと叶います。

 

お気軽にお問い合わせください。


お話しするだけでも、

見えてくるものは必ずあります。

 

○関連blog

「土地がない」状態から理想の住まいを描くには?奈良県で注文住宅を計画する方へ、土地選びから間取り設計、資金計画まで、建築家が中立な立場で考える後悔しない家づくりの進め方

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail579.html

 

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https://www.y-kenchiku.jp


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