お問合せフォーム

ブログ・コラム

2025.12.29

インテリアは順番で整う・和モダン×ホテルライクな暮らしを叶える配置と色の法則設計

カテゴリ:
家具と暮らしとインテリアコーディネート

インテリアコーディネートについて。

 

配置・色の法則と、

考えておきたい決める順番。

 

住まいの環境として

建築家が整える、暮らしの空気感。

 

新築やリフォームでホテルライクな和モダンを目指す方向けのリビング事例。ベージュトーンのソファ、間接照明、石調アクセント壁、木格子建具を合わせ、上質で落ち着く雰囲気にコーディネート。

※和モダンとホテルライクを融合したインテリア。

間接照明と低い家具で、

静けさと上質な暮らしを整えた

リビング空間の提案事例です。

 

 

「おしゃれな部屋にしたい」
「部屋の雰囲気を変えたい」

 

そう思ったとき、

多くの方が「いい家具」や

好きな色から探し始めます。

 

けれど実際には、

インテリアは順番を間違えると、

どれだけ良いものを

選んでも

「なんだか落ち着かない」

「いるだけで気分が疲れてしまう」

という違和感が

残りやすくなります。

 

やまぐち建築設計室が

大切にしているのは、

インテリアを「飾り」ではなく、

暮らしを整える設計の一部

として扱うことです。

 

インテリアが整うと、

視界が整い、動線が整い、

気持ちが整います。

 

結果として、

家の中での疲れ方

変わっていきます。

 

今回のblogでは

新築やリノベーションとは別に

最近単発でのご相談も多い、

インテリアコーディネートについて、
考え方と、

再現しやすい配置・配色の基本法則等、

建築家の視点で

書いてみたいと思います。

 

インテリアは「決める順番」が大事。

部屋づくりには、

手順もあります。

 

部屋全体のデザインテイストを決める

・生活感を隠す対象を決める

・置く家具の種類・数を決める

・配色(使う色)を決める

・雑貨・アートで

アクセントを整える

 

順番を考えると、

選ぶべきものが絞られ、

迷いが減ります。

 

逆に、

順番を飛ばすと

好きなものが増えるほど

散らかって見える状態に

なりやすい。

 

部屋全体の

デザインテイストを決める

 

どんな暮らしをしたいのか?

から始めるように。

 

おしゃれな部屋の共通点は、

インテリアのテイストが

統一されていること。

一部アクセントもありますが・・・。

 

ただし、

テイストは「見た目の好み」

だけで決めると失敗します。

 

大切なのは、

次の3つを言葉や文字にすることです。

・どのような雰囲気が好きか

・どのような空間が居心地が良いか

・家でどのように過ごしたいか

たとえば「ホテルライクが好き」

という方でも、
本当は

片付いている空間で

頭を休めたいのか、
照明の陰影で

夜の時間を楽しみたいのかで、

選ぶものは変わってきます。

 

テイスト例(イメージの起点として)

・ナチュラル:明るい色+木目で温かい

・北欧:淡色ベースに、照明や家具で柔らかい輪郭

・インダストリアル:グレーや黒、アイアン、無骨さ

・西海岸:白×ブルー、軽やかで開放的

・ホテルライク:落ち着いた色み、質感、余白、静けさ

 

やまぐち建築設計室では、

テイストを「流行の型」ではなく、
暮らしを整えるための

空気の設計として扱います。

 

だからこそ、

暮らしの目的を確認します。

これまでのblogでも書いている

コンセプトや

主語といった部分です。

 

生活感排除のために

隠すものを決める。

 

おしゃれな部屋は、

見せる前に「隠している」

ということ。

 

モデルルームやショールームを

思い浮かべてみてください。

 

洗濯物、郵便物、

生活用品、ゴミ箱の中身、

そういった「生活の痕跡」が

視界に入りません。

 

ここが、

インテリアが整って見える

最大の理由です。

 

まずは、

部屋の中で隠したいものを

洗い出してみること。

・洗濯物・衣類

・ゴミ箱

・文具類

・郵便物・印刷物

テーブルの上に置きっぱなしのもの

 

収納アイテムは、

容量だけで選ぶより、
最初に決めたテイストに合う

「見え方」を優先すると、

部屋が崩れにくくなります。

 

部屋に置く家具の

種類・数を決める・・・。

 

家具は「欲しい」よりも

「必要」から整える

 

次に、

機能として必要な家具を

洗い出します。

 

リビングであれば例えば、

・ソファ

・ラグ

・ローテーブル

・TVボード

照明(主照明+間接照明)

ここで大切なのは、

家具の数を増やすほど

便利になるとは限らないこと。

 

家具が増えると、

視界の情報量が増え、

掃除の負担も増え、

動線が削られます。

 

暮らしの質を上げるなら、

家具は「足す」より先に

「整える」ことが近道です。

 

部屋のデザインに使う色を決める

細かな違いは別として

大凡の範囲で

色は3つに絞ると

迷いが消えます。

 

テイストが決まったら、

次は配色です。

 

おすすめは、

先に3色を決めること。

 

さらにコツは、

その3色の中に
床・壁・天井・建具など、

面積の大きい要素の色を

必ず含めることです。

 

なぜなら、

インテリアの印象は

「小物」ではなく、
実は「動かせない大きな面」で

ほぼ決まるからです。

 

最後に、

雑貨・アートでアクセントを整える

 

アクセントは「増やす」

ではなく「絞る」

雑貨やアートは、

空間の印象を変えるスパイスです。

 

ただし、

スパイスは入れすぎると

味が濁ります。

 

ポイントは2つ。

・アクセントは

各空間で「1点」に絞る

・テイストに合う素材感で

静かに効かせる

 

お気に入りの絵を飾りたいなら、

そこから逆算して

テイストを決めるのも方法です。

 

「主役が先、他は脇役」

この整理ができると、

部屋は一気に洗練されます。

 

家具配置・色・飾り方は

ルールを考える。


インテリアが整って見える

そういう部屋には、

だいたい共通のルールがあります。

・家具のサイズ選び

・家具の配置

・配色

・飾り方(雑貨・アート)

ここからは、

再現しやすい基本をまとめます。

 

家具のサイズ選び

床に対して家具の占有率は

「部屋の1/3」が目安

 

部屋の広さに対して

家具が占める割合は、

目安として1/3

 

例で書くと6帖なら2帖分、

12帖なら4帖分という感覚です。

この感覚を外すと、

部屋は一気に窮屈になります。

 

加えて大切なのが、

家具の高さ。

 

床から高さが上がるほど

収納は増えますが、

視界は塞がれます。

 

逆に低い家具は、

空間を広く見せ、

ホテルライクを感じさせる

余白をつくりやすい。

 

そして忘れがちなのが

搬入経路。

 

良い家具ほど大きい。

だからこそ「置けるか」

だけでなく「入るか」を

確認します。

 

家具の配置

見映えより先に

「動線」を確保する

 

家具配置は、

まず部屋に対する動線が

重要です。

 

人の動きの要となる

動線が詰まると、

暮らしの小さなストレスが

積み重なり、
おしゃれなのに疲れる家

になってしまいます。

 

あくまでも目安ですが、

・横向きで通る:

450mm以上

・正面を向いて通る:

600mm以上

・2人がすれ違う:

9001200mm以上

・イスから立ち上がる:

700800mm以上

 

そしてもう一つが、

フォーカルポイントと呼ばれる

視線の焦点。
部屋に入った瞬間、

最初に目が行く場所を決めると、

空間は締まります。

 

観葉植物でも、

アートでも、

デザイン性の高い

家具でもいいです。
ただし、

ポイントは「作りすぎない」。

 

各空間で1つに絞ると、

部屋に品が生まれます。

 

配色

3色の黄金比で、

部屋はまとまるということ。

配色の基本は、黄金比。

・ベースカラー:70

壁・床・天井・建具

・メインカラー:25

家具・カーテン・ラグなど

・アクセントカラー:5

クッション・小物・植物など

印象を左右するのは、

ベース+メインの95%。

 

アクセントは効かせるもので、

主役ではありません。

明るいベースは、

広く見え、軽やかに。
暗いベースは、落ち着き、重厚に。

 

どちらが正しいではなく、

どんな時間を過ごしたいか?

によって検討します。

 

雑貨・アートの飾り方

置き方には、

きれいに見える

状態があるという事。

 

飾り方の基本は4つ。

・トライアングル(三角形)

・シンメトリー(左右対称)

・アシンメトリー(左右非対称)

・リピート(繰り返し)

迷ったらまずは

トライアングルという考え方。

 

高さ・奥行きをずらして

三角形をつくることで、

まとまりが出ます。

 

そして、

意外と効くのが素材感。

 

同じ照明でも、

ガラス・金属・布・和紙で

空気が変わります。

 

やまぐち建築設計室が

和モダンやジャパンディで

よく扱うのは、
光をやわらげる素材と

静けさをつくる陰影です。

 

インテリアは整える手順が重要。

おしゃれな部屋は、
たまたま選んだ家具や

雑貨の集合ではありません。

・テイストを決める

・隠すものを決める

・家具を絞る

・色を絞る

・アクセントを絞る

この内容だけでも、

部屋は驚くほど整います。

 

そしてもし、
やってみたけれど、

なぜか落ち着かない。

 

片付けても整って見えない。

そんな違和感が残るなら、

原因はインテリア単体ではなく、
間取り・光・動線

収納といった

住まいの設計側にあることが

多いです。

 

やまぐち建築設計室では、

インテリアを

「後から飾るもの」ではなく、
暮らしの質を整えるための

設計の一部として、

リフォーム・新築ともに

ご提案しています。

 

あなたの暮らしに程よく馴染む

「整う順番」を丁寧に。

 

このブログが、
家づくりや模様替えを考える方の
小さなヒントになれば幸いです。

○関連blog

なぜか落ち着かない家を整える ― 配色・レイアウト・家具から考える、くつろげる住まいの設計

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail688.html

‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
------------‐-----------------------------

 

BACK

ブログトップへもどる