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ブログ・コラム

2025.12.11

暮らしの整理から間取りは生まれる。後悔しない家づくりを叶えるための動線設計とリノベの基本。

カテゴリ:
リフォーム・リノベーション

家族構成で考えるリフォーム、

暮らし方が変われば、

家の「あるべきカタチ」も

変わっていい。

 

 

リノベーション工事中の住まい内部。柱・梁・下地・電気配線があらわになった状態で、暮らしの動線と間取りを再構築するための骨組みが見える写真。やまぐち建築設計室が“暮らしの整理から間取りをつくる”プロセスの一場面で、家が新しい暮らしへと生まれ変わる途中の様子を示す。

※リノベーションの現場、

新しい暮らしに向けて住まいの骨格が

再び組み上がっていく様子。

間取りがカタチになる前に、

暮らしの軸が築かれていく状態です。

 

 

家は、家族と同じように

変化し続ける存在です。

 

一人暮らしの頃は、

小さな空間が心地よかった。

 

二人での暮らしが始まると、

食卓を囲む時間が増える。

 

子どもが生まれれば、

家の中はにぎやかになり、
そして子どもが巣立つと、

静けさが戻る・・・・・。

 

けれど、

多くのご家庭で起きるのが

・物が増えて動線が悪くなった

・リビングが以前より狭く感じるようになった

・在宅ワークと家族時間が重なり落ち着かない

といった

暮らしの変化に

家が追いついていないという状況です。

 

これは決して「暮らし方が悪い」

のではありません。

 

家族のステージが変わっただけ。

 

そして多くの場合、

少しだけ住まいを整えることで、

驚くほど暮らしやすさが戻ります。

 

今回のblogでは、

家族構成に合わせて

住まいを最適化する

リフォーム・リノベーションの考え方を、

暮らしの環境を考える

建築家の視点で

少し書いてみたいと思います。

 

① 一人暮らし・共働き世帯のリフォーム

キーワード:効率・快適・自分時間

忙しく働く毎日の中で、

家は「最も効率的で最も癒される場所」で

ありたいもの。

 

だからこそ、

この時期のリフォーム・リノベーションは

機能性 × 快適性 を軸に考えます。

 

・壁面収納の追加で生活感を最小限に

・玄関・廊下のライトリフォームで視覚的な広がりを

・食洗機や浴室乾燥など、時短設備の導入

 

限られた時間のなかでも、

家に帰った瞬間

「ふっと肩の力が抜ける」。

 

そんな空間こそ、

一人暮らし・共働き世帯に

必要な住まいです。

 

家は、

休息を思い出させてくれる場所。

 

効率の先にある

心の余白を取り戻すことが、

リフォーム・リノベーションの本質です。

 

② 夫婦二人の暮らしのリフォーム

キーワード:くつろぎ・会話・趣味

子育てがひと段落し、

これからのふたり時間が

増える時期。

 

家の役割は、

家族のためから

自分たちの心が満たされる空間

へと変わります。

 

・ダイニングの照明を柔らかな間接照明へ

・会話が生まれる対面キッチンへ変更

・壁を部分的に取り除いて開放的なリビングへ

 

ゆっくり淹れるお茶の香り、

好きな音楽を流す時間。

 

そんな「ささやかな幸福」を

味わうための住まいは、
暮らしにそっと寄り添う

優しい空間へと育っていきます。

 

③ 子育て世帯のリフォーム

キーワード:

安全・収納・成長に合わせた可変性

子どもの成長は早く、

家の役割もどんどん変わります。

 

この時期に重要なのは、

安全性・収納・フレキシブル設計。

 

・押入れを 「おもちゃ収納+学用品棚」 に変える

・家族で使えるリビング学習デスク を設置

・柔らかく滑りにくい 子どもに優しい床材 へ変更

・将来は間取りを可変できるように 壁を抜ける構造に

 

家族の笑い声が響くその場所に、
ほんの少しの安心を

足すだけで、
家はもっと優しく、

もっと頼れる空間になります。

 

④ 家族が減った

生活リズムが変わったときの

リフォーム・リノベーション

キーワード:

再設計・快適・次の10年へ

 

子どもが独立し、

部屋が余る。
在宅勤務が増え、

暮らしのペースが変わる。

 

親の介護が始まる。

そんなとき、

住まいをどのように見直すのか?。

 

・子ども部屋を趣味室・ワークスペースへ再利用

・寝室を1階に移し、生活動線をコンパクトに

・水回りをまとめて将来の安心を高める

・これからの10年をどう生きたいか。

 

その答えを、

住まいというカタチで

叶えるのが「再設計」

リフォーム・リノベーションです。

 

やまぐち建築設計室の視点

:家族の変化は「希望のサイン」

 

家族の変化は、

ときに不安を伴います。

 

やまぐち建築設計室では

それを

新しい快適さを手に入れるサインと

捉えています。

 

・今の暮らしが少し不便

・家族が増えた・減った

・在宅時間が増えて家の使い方が変わった

 

どんな小さなことでも、

そこには必ず

暮らしを整えるヒントが

隠れています。

 

家族の数だけ、

最適な住まいの形がある。

 

その最適解を探すことが重要です。

 

何から考えたらいいのか

わからない・・・・・。

 

その言葉からでも大歓迎です。

 

暮らしの中心は、

いつも「人」であるという事。

 

リフォームやリノベーションは、

過去を壊すことではなく
幸せの状態を

引き寄せる為の準備。

 

暮らしの状態が変われば、

家の在り方が変わるのは

自然なことです。

 

そしてその変化を

前向きに受け止められる住まいこそ、
家族の未来を

やさしく支えてくれます。

 

もし今、

  • 収納が追いつかない
  • 生活動線が合わない
  • 以前より家が暮らしにくい

少しでもそう感じているなら
それはきっと更新のタイミング」が

訪れているサインです。

 

やまぐち建築設計室|公式ホームページ
https://www.y-kenchiku.jp

 

○関連blog

住宅の改修 、住まいのリフォーム・リノベーション。昨今、現在お住まいの家の 改修についてのご相談が多くなりました、新築という選択肢とは別に暮らしの環境やライフスタイルをととのえる為の家づくりの選択肢、生活のデザインを丁寧に。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail225.html

○関連blog

中古住宅を購入して暮らしやすさをイメージした耐震や断熱、省エネを含めた性能向上リノベーション・リフォームの計画性と考え方、設計段階前に計画するべき基準とする内容と目的を大切に。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail242.html

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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