ブログ・コラム
2025.11.04
「捨てる」より「選び直す」。片付けを減らす作業ではなく暮らしを整える時間として考える。奈良のやまぐち建築設計室が提案する心地よく暮らせる収納設計と住まいの整え方。
- カテゴリ:
- 物入・クローゼット・収納・納戸・整理整頓
捨てるより、選び直す。
暮らしを整える「片付け」の本質を
住まいから考えるように。

※捨てるより選び直す—物の量ではなく、
暮らし方を整えることで生まれる心地よい空間。
やまぐち建築設計室提案の
和モダンとミニマルを融合した片付けやすい住まいのリビング。
新築やリフォームを考えるとき、
間取りやデザインの話に
心が躍る一方で、
「物が多くて片付かない」
「収納をどうすればいいのか分からない」
という悩みを抱える方は
少なくありません。
そんなとき、
よく耳にするのが
断捨離やミニマリズム。
けれど、
実際に手放す作業に向き合うと、
なぜか気持ちが重たくなる。
「捨てる」ことが、
どこか悪いことのように
感じてしまうという方も
いらっしゃいます。
そんなときこそ、
少し視点を変えてみませんか。
捨てるではなく、
選び直すという発想。
片付けは「減らす作業」ではなく
「暮らしを整える設計」時間。
やまぐち建築設計室が
提案する家づくりにおいて、
「片付け」は設計そのものの
一部です。
収納の多さも大事ですが
それよりも、
どこに・何を・どんなふうに使いたいか
を一緒に考えること。
それは、物と向き合い、
自分の暮らしを「選び直す」行為に
他なりません。
たとえば、
毎日使うものは手に届く場所に。
たまに使うものは
季節ごとにまとめて。
大切にしてきたけれど、
今は使っていないものは
「未来に託すもの」として
別の居場所をつくる。
そんな空間設計のひとつひとつが、
片付けやすい暮らしを
自然に育てていきます。
「選び直す」ことで生まれる
感情の変化・・・・・。
「これは今の自分に必要なものか?」
「これからの暮らしでも使いたいか?」
そう問いかけながら手に取ることで、
ものの背景に
ある思い出や時間が蘇ります。
無理に手放すのではなく、
これからも一緒にいたいかどうか
という事柄を選ぶ。
それだけで、
心の整理が進み、
暮らし対しての「感謝」が
生まれます。
実際にお客様からも、
こんな声をいただきます。
この家に引っ越してから、
物を減らしたのではなく、
好きなものだけが残った感覚です。
選び直すという視点は、
単なる収納術ではなく、
暮らしそのものを
見つめ直す時間。
自分らしさを
取り戻す大切なプロセスです。
建築設計における
「選び直し」という考え方。
やまぐち建築設計室では、
収納の設計や
動線計画を考える際に、
「これまで」と「これから」の
暮らし方を丁寧に
ヒアリングします。
・リビングに置きっぱなしのものが
多い理由は?
・キッチン周りが片付かないのは
家事や収納動線の問題なのか?
・子どもの成長や
ライフスタイルの変化で、
収納の在り方をどう変えるべきか?
こうした一つひとつの
選び直しを重ねることが、
結果として
「すっきりと暮らせる家」を
つくりだします。
打合せの時間には
様々なテーマと情報量の調整があります。
最初から「重みのある内容」といういよりも
勉強と同じく
徐々に内容・密度を調整していくように。
片付けが苦手な人ほど、
収納の量ではなく
使う場所と動線の設計を見直すことで、
自然と片付く空間が
生まれやすくなります。
誰かの便利な使い方よりも
その家族、その人に大切な
中身のある空間設計となるように。
未来を軽くする「選び直しの習慣」
今ある物を見直すことは、
過去を否定するということでは
ありません。
むしろ、
これまで大切にしてきたものたちに
感謝をして、
未来を軽やかに歩む準備を行う
そいうための時間。
家づくりも同じです。
住まいを「建て直す」というより、
選び直すことで、
自分たちの生き方を
もう一度デザインし直す。
空間を整えることは、
心を整えること。
その延長線上にこそ、
本当の「暮らしの豊かさ」が
存在します。
選び直す家づくりを、
これからの暮らしに。
捨てることを
目的にするのではなく、
選び直すことで、
これからの暮らしをより
心地よくしていく。
それは、
家づくりと暮らしの再構築にも
通じる大切な考え方です。
間取りを整え、
収納を考え、
光や風を計画すること。
すべては、
自分たちの暮らしを
もう一度選び直すことなのです。
住まいは、単なる箱ではなく、
心のあり方を映し出す
もう一つの自分という存在です。
これからの暮らしを
軽やかに、美しく。
捨てるではなく、
選び直すから始まる家づくりを、
やまぐち建築設計室と
一緒に考えてみませんか。
〇関連blog
住まいは「しまう場所」を意識することから始まる“収納設計”を核に据えた間取り、暮らしを整え心を満たす。奈良で注文住宅をご検討の方へ、やまぐち建築設計室が提案する“生活動線”と“美意識”が融合する家づくりの本質提案。片付けやすさと品格を両立する設計思想の真価を実例とともに紐解きます。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail569.html
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