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ブログ・コラム

2025.10.03

暮らし方をイメージして整理整頓を・片付けやすい注文住宅の間取りと室内空間、ダイニングから始まる収納計画と和モダンな間取り設計。

カテゴリ:
過ごし方、暮らし方、生活環境と間取り

 

暮らし方をイメージして整理整頓を。

 

家づくりの計画段階から考える

「片付けやすさ」

という設計視点・・・・・。

 

 

奈良の注文住宅|和モダンとジャパンディを融合した高級リビング空間。木質感あふれる天井と間接照明、シンプルな家具配置が整然とした暮らしを演出。畳スペースを併設し、収納計画や整理整頓を意識した、共働き夫婦・子育て世代に向けた暮らしやすい間取り設計の実例

※天井の木質感と間接照明が織りなす上質なリビング。

ゆとりあるソファレイアウトと畳スペースを併設し、

家族の時間と暮らしやすさを両立。

注文住宅ならではの、

片付けやすさを意識した

見せる収納計画と隠す収納計画を両立させ

住まい手さんにとって心地よいと感じる

インテリアデザインをご提案しています。

 

 

住まいを整えることは、

単に家具や設備を配置することではなく、

暮らしの質を高めるための

設計そのものと考えています。


特に「整理整頓」は

日々の生活と密接に関わり、

家族の生活環境に対する心地よさや

空間の美しさを左右します。

 

ダイニングテーブルの上に

積み重なる郵送物や雑誌、コミック。

玄関に散らかる小物や日用品。

 

誰もが経験する光景ですが、

その「置き場の曖昧さ」こそ、

暮らしの乱れを生む要因です。

 

では、なぜ片付けが難しいのか。

 

その答えの多くは、

家の計画段階で

暮らし方をイメージした収納が

十分に考えられていない

ことにあります。

 

日常に潜む「置きっぱなし問題」

ダイニングテーブルに

溢れるモノたち。

 

ダイニングは、

リビング同様に食事だけでなく

書類整理や学習、

ちょっとした作業の場としても

機能します。

 

その結果、DM(ダイレクトメール)、

ティッシュBOX、常備薬、

新聞や筆記用具といった

雑多なものがテーブルに残り、

片付けに追われる日常になりがちです。

 

玄関・リビング周辺で散らかる小物

下駄箱の上に置かれた郵便物、

ソファ横に積み重なる雑誌、

一時的に置いてしまう鞄や着替え

リモコンやスマートフォンの

充電ケーブル・・・・・。

 

一つひとつは小さな存在でも、

定位置が決まっていないだけで

生活感が露わになり、

空間の美しさが

損なわれていきます。

 

片付けやすさを

「間取り計画」から組み込む

 

家づくり初期段階での意識

 

多くの方が

「収納は後から工夫すればいい」と

考えがちですが、

本当は設計段階で

収納計画を暮らし方に合わせて

描くことが最も効果的です。

 

ダイニング脇に

インテリア性を兼ねた

収納棚を配置する。

 

郵便物やステーショナリーのための

専用ボックスを確保する。

 

家族が共用する小物棚を

玄関近くに計画する。

 

こうした工夫を事前に組み込むだけで、

片付けのストレスは

驚くほど軽減されます。

 

収納は「見せる」か「隠す」かの選択。

 

収納にも二つの方向性があります。

 

見せる収納:

インテリアと一体化し、

雑貨や本を

空間のアクセントとして配置。

 

隠す収納:

扉や引き出しの中に日用品を収め、

視覚的なノイズを減らす。

 

それぞれの性格を理解し、

空間全体のデザインに

調和させることが重要です。

 

種類・用途別の小分け収納という発想

 

「雑多なもの」と

ひとまとめにするのではなく、

種類や用途ごとに

収納を小分けする工夫が必要です。

 

DMや郵便物

仕分けトレー

 

常備薬

専用ボックス

 

ステーショナリー類

家族共用の引き出し

 

子どもの学用品

パーソナル収納スペース

 

こうした「分別の仕組み」を

整えることで、

片付けは一気にラクになります。

 

家族それぞれの

「片付け習慣」を尊重する。

 

片付けが得意な人もいれば、

苦手な人もいます。

 

その手法も様々です。

皆さんも思い当たる事は

ありませんか?

 

家族間でも収納手法に差がある事。

 

設計段階で大切なのは、

家族の性格や

行動パターンを分析し、

片付けやすい

仕組みを作ることです。

 

例えば、

几帳面な人には

仕切りの多い棚を。

 

ざっくり型の人には

大きめのボックス収納を。

 

使う人に合わせた仕組み

という考え方も、

自然に片付けを習慣化してくれます。

 

整理整頓が

暮らしに与える心理的効果。

 

美しさと快適さの両立

 

整理された住まいは視覚的に美しく、

心も整います。

 

心理学的にも整った空間は

集中力や幸福感を高める

と言われています。

 

家族のコミュニケーションを育む

 

テーブルの上が片付いているだけで、

居心地の心理や

会話の質が変わります。

 

余計なストレスが減り、

家族の関係性も

比較的穏やかになります。

 

リフォーム・リノベーションでの改善

 

新築だけでなく、

既存住宅でも

整理整頓を助ける仕組みは

取り入れられます。

 

・壁面収納を追加

・造作家具で空間にフィットした

 棚を設計

・階段下や廊下の

 デッドスペースを活用

 

こうした小さな改善が、

暮らしを大きく変えていきます。

 

「片付けやすさ」は

住まいの美しさと

快適さを支える大切な要素です。

 

そして、

それは後から整えるのではなく、

比較的早い段階、

家づくりの計画段階から

「暮らし方をイメージして」

考えるべきもの。

 

日常の小さなストレスを軽減し、

家族の生活環境を

穏やかに保つために。

 

やまぐち建築設計室は、

整理整頓の

仕組みづくりを含めた

トータルな暮らしの設計を

提案しています。

 

あなたの住まいにも、

片付けのしやすさという

設計視点を

取り入れてみませんか?

 

〇関連blog

住まいは「しまう場所」を意識することから始まる“収納設計”を核に据えた間取り、暮らしを整え心を満たす。奈良で注文住宅をご検討の方へ、やまぐち建築設計室が提案する“生活動線”と“美意識”が融合する家づくりの本質提案。片付けやすさと品格を両立する設計思想の真価を実例とともに紐解きます。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail569.html

 

 

〇関連blog

心地よさと美しさを叶える住まいづくり:キッチンを中心に広がる理想のリビング空間デザインを考える暮らしの提案設計、間取りの構成に日常の過ごし方を上質に彩る家造りの提案。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail432.html

 

 

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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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