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ブログ・コラム

2025.06.26

便利で機能的なだけではない心を満たす豊かな暮らしを奈良で実現する住まい設計|家事動線・収納計画・中庭や余白まで“今と未来”に応える家づくりの秘訣。

カテゴリ:
過ごし方、暮らし方、生活環境と間取り

便利さやオシャレだけでは

ない暮らしの質感。

 

便利さ”の先にある“豊かさ”を

デザインする。

─効率だけではない、

心満たす家づくりに。

 

ナチュラルな木調インテリアとベージュ系ソファが調和するジャパンディスタイルのLDK空間。ダイニングにはYチェアを配し、大開口の窓越しに黒竹の生垣と芝生の中庭が広がる。便利さと豊かさを両立したホテルライクな住空間。

※便利さと豊かさを両立した

 ジャパンディなリビング空間。

 庭の黒竹と芝生の緑が、

 中庭を“もうひとつのリビング”

 として引き立てる、

 ホテルライクな和モダン設計の一例です。

 

 

 

現代の住まいづくりにおいて、

まず語られるのは「便利さ」です。

 

効率的な家事動線、

収納力、設備のスペック。

 

どれも快適な暮らしに

欠かせない要素であることは

間違いありません。

 

しかし、

やまぐち建築設計室が

住まい手さんと向き合う中で、

強く感じるようになったのが

暮らしは便利さだけではない

という事です。

 

忙しい毎日を過ごしながらも、

ふとした瞬間に

心をほどく余白がほしい。

 

暮らしの中に、

光や風や緑、

時間の流れを感じる瞬間があると、

家に帰ってきたときの

安心感が変わる。

 

そんな人間的であり

感覚的な満足にこそ、

家づくりが向かうべき

価値があるのではないでしょうか。

 

〇関連blog

中庭で育つ子どもとの時間、
そして夫婦ふたりの静かな時間も味わう。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail574.html

 

 

今回のblogでは、

やまぐち建築設計室が提案している

「便利さ」と「豊かさ」の

両立する住まいのあり方を

少し書いてみたいと思います。

 

  1. 真の便利さとは?

便利とは、

単に動線が短いこと、

収納が多いことだけを

指すのではありません。

 

家づくりの中で

本当に求められているのは、

暮らしの流れにフィットした

設計であり、

それぞれの家族にとって

自然に体が動く動線であり、

無理のない収納配置です。

 

たとえば、

・キッチンからパントリー、洗面脱衣室へと繋がる動線

・帰宅後すぐに手洗い・荷物置きが完了する玄関〜動線

・1日を通して家族と顔を合わせやすい回遊動線

 

これらは単なる間取りではなく、

「暮らし方そのもの」を

反映した設計です。

 

やまぐち建築設計室では、

住まい手さんの

日常の癖を丁寧に

ヒアリングすることも

最初の段階で始めます。

 

どのような時間に

何をしているか、

どのような動きが多いか。

 

そこに「便利さ」は

自然と組み込まれていきます。

 

さらに、便利とは

「迷いなく動ける」

ということでもあります。

 

たとえば、

朝の時間帯に

家族がぶつからずに

動けるように

洗面・キッチン・トイレを

配置する工夫。

 

収納の奥行きを

深くするのではなく、

取り出しやすさ

優先する棚構成。

 

情報としての便利ではなく、

使い心地としての便利

見極めることが、

真の設計力です。

 

  1. “豊かさを感じる設計とは

一方で、豊かさとは何でしょうか?

それは数値や

機能では表現しづらい、

感覚的な心地よさや

情緒のある空間のことです。

 

たとえば──。

  • 掃き出し窓の先に広がる庭の緑
  • 朝日が差し込む寝室の小窓
  • お茶を一杯飲むための小さなカウンター
  • なんでもない空間に置かれた椅子やベンチ

これらは、

すぐに便利とは

結びつかないかもしれません。

 

しかし、

心が安らぐ時間をつくり出す、

かけがえのない余白です。

 

やまぐち建築設計室では、

「生活効率」を整えた上で、

その先にある

「暮らしの豊かさ」を

意識した

空間設計を行います。

 

便利さの追求だけでは

得られない、

丁寧に生きる感覚が、

豊かさに繋がるのです。

 

また、豊かさ

時間とともに

感じるものでもあります。

 

朝に差し込む光、

夜の静けさ、

雨音の聞こえる庇の下。

 

そういった日常の風景に、

住まいの力が加わることで、

「暮らすことが楽しみになる」

感覚が生まれるのです。

 

  1. 実例紹介|便利さと豊かさが共存する家

実際に設計を手がけた

住まいの情報ですが・・・・・。

 

事例1:共働き夫婦+小さな息子さんのいる家

・玄関からファミリークローゼット

洗面脱衣室へ直行する家事時短動線

・夕方の家事をしながら、

子供がリビングで遊ぶ姿を

見守れる対面キッチン

 

・LDKから続く

光の入る中庭は、

天気のいい日は

洗濯干しにも使えるし、

夜は夫婦で

お酒を楽しむ空間にも変わる

 

便利で、

なおかつ季節を感じられる

空間設計が、

日々の暮らしに

「うるおい」をもたらしています。

 

事例2:実家の隣に建てた二世帯住宅

・親世帯との行き来を

 楽にする短い動線設計

・共有する玄関と

 プライベート空間を

 “曖昧に分ける引き戸の使い方

 

・2階に設けた共用の和室では、

 お茶会を開いたり、

 友人を招いたりと

 “家族の交差点として活用

 

物理的な便利だけでなく、

家族関係を

ゆるやかにつなぐ

「心の豊かさ」が

空間に溶け込んでいます。

 

事例3:趣味と仕事が共存する住まい

・1階に配置した

 土間スペースに

 DIY用の作業台を設置

 

・2階の一角には

 書斎スペースと

 音楽室を併設し、

 オンとオフの

 切り替えができる構成

 

・廊下に設けた

 本棚とベンチは、

 家族で本を共有し、

 自然と会話が生まれる工夫

 

自分らしさを損なわず、

それでいて

生活のリズムが整う住まいは、

「暮らしが整う安心感」と

「自由を楽しめる豊かさ」の

両方を叶えています。

 

  1. 可変性=未来にひらかれた余白

さらに注目すべきは「可変性」──

暮らしは変化していくもの。

 

子供の成長、

家族構成、

ライフスタイルの変化・・・。

 

だからこそ、

あらかじめ

使い道が決まっていない空間を

設計に組み込むことで、

将来的に

暮らしを育てていける家が

実現します。

 

やまぐち建築設計室では、

・使い方を決めない畳スペース

・将来間仕切れるセカンドリビング

・書斎になるか、

 納戸になるか不明な

 “余白空間

・将来的に間取りを構築できる仕掛け

 

こうしたゆるやかな設計

大切にしています。

 

それこそが

「便利さと豊かさの中間」にある、

住まいの可能性です。

 

“余白は、

未来に対して開かれている

という意味でもあります。

 

「いま」だけを

最適化するのではなく、

「少し先」を含めて

しなやかに応じる空間は、

時間と共に

価値を増していきます。

 

便利なだけでは、もったいない

 

家づくりを進める際、

多くの方が

情報を集める中で

「便利な間取り」

「家事ラク動線」

「失敗しない収納術」といった

言葉を検索します。

 

勿論「性能」としての数値も。

 

それらは確かに

大切ですし、

間違いではありません。

 

しかし、

そこに「豊かさ」──。

心の余裕や風景、

香り、時間といった

無形の価値──

加えることで、

家は単なる建物ではなく、

暮らしそのものに昇華します。

 

やまぐち建築設計室は、

そんな

「感覚に寄り添う設計」を、

丁寧に紡いでいます。

 

便利さを犠牲にせず、

豊かさを諦めず。

 

その両方を

大切にすることが、

設計の基本姿勢です。

 

家づくりを考え始めた方にこそ、

その先にある心地よさ

一緒に見つけていけたらと

考えています。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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気軽にご連絡ください
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