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ブログ・コラム

2025.06.26

奈良県中南和の郊外で考える庭付き一戸建て新築計画。建築家と紡ぐ「家づくりの打ち合わせ」という豊かな時間──間取り・素材・暮らしの動線まで、ご夫婦と丁寧に描き出す設計のプロセス|やまぐち建築設計室の住まいづくり提案。

カテゴリ:
家 住まい 間取り プラン

暮らしの輪郭をなぞる時間、

家づくりの「打ち合わせ」という

豊かな体験。

 

図面の向こう側にある暮らしの実感

 

新築住宅の設計打ち合わせ風景。カタログやパースを囲み、ご夫婦が楽しげに素材や空間の検討をしている様子。建築家と住まい手が共に未来の暮らしを描いている場面。

※設計段階の打ち合わせ風景。

 奈良県で新築一戸建てをご計画中のご夫婦と建築家が、

 仕上げのイメージパースやカタログを広げながら、

 室内空間や素材選定について

 対話を重ねる様子。

 間取りの工夫や暮らしの質感を

 すり合わせる大切なプロセス。

 

 

家づくりの最初の一歩は、

実は土地選びでも、

予算の確認でもありません。

 

勿論「それ」も大切なのですが

それ以上に、

「どんな暮らしを始めるのか」を

思い描くところから始まります。

 

やまぐち建築設計室が

大切にしているのは、

図面や数値の前に、

住まい手の想い

丁寧にすくい上げることです。

 

打ち合わせの席に並ぶのは、

建築家、住まい手ご夫妻、

そして時にはこどもたち。

 

〇関連blog

住宅・住まいの新築計画において間取りやデザインを決める前に暮らしそのものを見つめ直すことは重要。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail450.html

 

〇関連blog

郊外の豊かな自然を最大限に活かして和の趣とモダンデザインを融合させる新築計画

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail462.html

 

 

〇関連blog

子育て世代のための住宅設計、奈良県の郊外で考える暮らしの間取りと生活環境の提案

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail502.html

 

 

分厚い素材サンプル、

インテリアのカタログ、

そして建築パースなど。

 

そのすべては、

単なる情報やモノではなく、
これからの

暮らしの輪郭をなぞるための

大切な「気づき」なのです。

 

住まいづくりの

打ち合わせとは、

未来の暮らしを考える事。

 

打合せの際に様々な会話を交わしますが

この床材、

裸足で歩いても気持ちよさそうですね。

 

その言葉から始まるのは、

単なる内装材の検討ではありません。

 

どんな風に朝が始まり、
どこでご飯を食べ、
週末にはどこに日差しが落ちて、
子どもがどこで本を読むのか。

 

素材を通じて浮かび上がってくるのは、

家の形ではなく、
家族の時間そのものなのです。

 

やまぐち建築設計室では、

こうした会話の積み重ねを

とても大切にしています。

 

なぜなら、

空間設計とは、

「人の暮らしを編集する仕事」だからです。

 

選ぶという行為に宿る、

暮らしの哲学”・・・・・。

 

打ち合わせの場には、

たくさんの選択肢が並びます。

 

床の色、壁紙の風合い、

窓の開き方、

キッチンの高さ、照明の明るさ。

 

それらを一つひとつ、

確かめながら選んでいく光景には、
住まいへの哲学が滲んでいます。

 

「掃除がしやすい方がいい」
「自然素材を使いたい」
「将来、子どもが巣立った後も落ち着いて暮らせるように」

 

たとえばそれは、
「家族との時間を大切にしたい」
「丁寧な暮らしをしたい」
「長く住み続けられる家がいい」という

価値観の表れ。

 

選ぶという行為は、

同時に自分たちの暮らしを

見つめる行為でもあるのです。

 

打ち合わせのなかで深まる

「自分たちらしさ」。

 

設計のプロセスを進めていくうちに、
最初は漠然としていたイメージが、

次第に輪郭を持ちはじめます。

 

この窓は南に向けて、

冬は陽だまりができるように。

 

玄関からキッチンまでの動線は、

買い物帰りを想像して・・・・・。

 

こんな風に玄関から入って

着ていた衣類を整理して

手を洗って

リビングに・・・・。

 

逆に家を出る時は

こんな風に身支度をして・・・・・。

 

初回の打ち合わせでは、

「なんとなく・・・」と

口にされていたご希望が、
繰り返し対話を重ねることで

確信に変わっていく。

 

それは、

住まいが自分たちのものとして、
少しずつ心に

根を張っていくような感覚です。

 

設計という仕事には、

専門性が求められます。

 

構造、安全性、法律、

素材の特性、

光や風の導き方——。


それらは、

私たち建築家が持つ「技術」

として担う部分です。

 

一方で、住まい造りの際に

大切なのは

その家で、どんな風に暮らしていくのか

という確かなビジョン。

 

設計はそれを引き出し、

かたちにしていく経過が重要なんです。

住まいの主人公は、

いつもそこに暮らすご家族です。

 

私たちは、

打ち合わせの場が

プロからの提案の場ではなく、
暮らしの共同設計

となるように努めています。

 

打ち合わせは「家族の記憶」になる

何度も何度も

通っていただく打ち合わせ。

 

設計図に色々な書き込みをしたり、
ご家族の趣味の話しをしながら

部屋のイメージにいろいろな思いを書き足したり

時にはご実家の暮らしを

思い出しながら、

間取りを考えたり。

 

そうしたすべてが、

家族の「記憶」となって、
やがて完成した家の中に

静かに息づいていきます。

 

建てるという行為そのものよりも、
「建てるまでの時間」が、

何よりも尊いのです。

 

完成ではなく、

「始まり」としての家の存在。

 

建築が完了し、

引き渡しの日を迎えると、
設計者としては

ひとつの仕事が区切られます。

 

しかし、

本当の意味での暮らしは、

そこからが始まりです。

 

暮らす中で、

家具の位置が変わったり、

植物が増えたり、
子供や自分達の成長とともに

ライフスタイルなど

部屋の使い方が変わったりする。

 

家は「完成」ではなく、

「暮らしと共に育つ器」なのです。

 

やまぐち建築設計室では、
設計時点からその変化を見越し、

可変性や余白を持たせた

設計をご提案しています。

 

奈良という風土に

寄り添った設計の考え方も加えて。

 

奈良という土地は、

自然と歴史、

文化が調和する特別な場所です。

 

今回の住まいの新築住宅の計画地は

奈良県内でも

特に景観や建て方にも

計画段階で様々な「意匠」となる

外観には法令上も厳しい制限が有り

風致地区や歴史的風土という

制約で決まりごとの多い地域。

 

和の風情を楽しむように

それをプラスに考えての家造り。

 

古都の風情を残しながらも、

都市的な利便性を兼ね備える地域も多く、
子育て世代にとっては

「程よい静けさ」と

「人の温かさ」が共存する

理想的なエリアです。

 

今回も敷地の持つ環境条件、

距離感、

季節の風の流れなどを読み解きながら、
その土地にふさわしい

「佇まい」をデザインしています。

 

“どこにでもある家ではなく、
この土地、

この家族のためだけにある家を。

 

同時に庭という

もうひとつの

暮らしの部屋とのつながり。

 

庭付き一戸建てを

希望される方の多くが口にするのは、
子どもが安心して遊べる空間がほしい。

 

季節の移ろいを

暮らしの中に取り入れたい。

 

リビングとつながる、

もう一つの場所がほしい。

 

家造りの計画途中には

情報整理が進むにつれて

様々な思いがつながっていきます。

 

庭は単なる外構ではありません。

 

暮らしの中に

「空の下で過ごす時間」をもたらす、

もうひとつの部屋です。

 

今回の計画でも、

建物と庭を一体としてとらえ、
視線の抜け、

光の差し込み、

風の通り道までをイメージしつつ

LDKとつながるウッドデッキを

検討に含んでいます。

 

家づくりの最初の一歩は

話すことから・・・・・。

 

家を建てたいけれど、

何から始めたらいいかわからない。

 

設計事務所って

敷居が高い気がする。

 

イメージはあるけど、

うまく言葉にできない。

 

そんな風に感じている方も、

どうかご安心ください。

 

やまぐち建築設計室の家づくりは、
「話すこと」から始まります。

 

図面や予算の前に、

「どんな朝を迎えたいか」

「何を大切に暮らしたいか」

そんな会話から、

住まいの輪郭を描いていきましょう。

 

あなたのこれからを、

設計という手段でかたちにする

家づくりは、

人生の中でも特別な時間です。

 

大きな決断や、

不安も伴うことでしょう。

けれどそれ以上に、
家族の時間をどう紡ぐか?
これからの人生を

どんな場所で過ごすのかを
真剣に考えることが出来る、

かけがえのない機会です。

 

あなたとご家族の想いを、

設計という手段で

丁寧なカタチに・・・・・。

 

その一歩の「質」を考えてみませんか?

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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