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ブログ・コラム

2025.05.25

窓が多くて家具が置けない、そんな悩みを住まいの設計と家具の提案で解決する事は可能です。自然光と通風を活かした間取りと家具レイアウトで過ごしやすい家づくりを実現する方法。

カテゴリ:
インテリア デザイン 家具

 

窓が多い部屋の家具レイアウト、

開放感と機能性を両立する設計の工夫提案。

 

ホテルライクな雰囲気を纏ったリビングダイニング空間の写真。ガラス天板のダイニングテーブルと落ち着いたトーンのチェアが上質な印象を与え、窓からの自然光が空間全体に広がる。ダークトーンの壁面と収納を活かしたテレビ周り、ミニマルなキッチンが統一感を演出し、窓が多い部屋でも家具を美しく配置した設計事例。

※ホテルライクな雰囲気を纏ったリビングダイニング空間提案、窓が多い部屋でも家具を機能的、動線的活用的に配置。

 

 

やまぐち建築設計室が

設計を手がける住宅設計では、

自然光を取り込みながらも

暮らしやすい空間をどう生み出すか、

というテーマにも真摯に向き合っています。

 

特に「大開口のある家」や「窓を活かしたデザイン」は、

視覚的な広がりと

明るさをもたらす一方で、

家具の配置や収納の確保といった

実用的な課題も伴います。

 

今回は窓と関連する部屋における

レイアウトの考え方と、

その空間を最大限に活かすための

設計的工夫について

少し書いてみたいと思います。

 

窓が多い部屋の魅力と、

見落とされがちな課題点・・・・・。

 

光と風をデザインする、

窓の最大の利点。

 

大きな窓や複数の開口部がもたらすのは、

なんといっても「自然の恵み」です。

 

朝のやわらかな光、

夕刻の西日、

春や秋の爽やかな風が、

生活空間に豊かな表情を加えます。

 

採光性の高さ。

計画的な内容と窓周辺の環境によっては

日中は照明に頼ることなく過ごせるため、

省エネ効果も適切に得る事ができます。

 

通風性の向上。

部屋に二か所以上、またはホールなどを介して数カ所の面に

気圧差を考慮したを設けた窓による

風の通り道を確保すれば、

室内の空気は常に新鮮に保たれます。

 

デメリットとしての壁の不足。

 

一方で、

窓が多い空間では「家具が置けない」

「収納が足りない」という

悩みがついて回ります。

 

壁面収納の制限。

大型の収納家具が設置できる壁が

限られるため、

散らかりやすくなる。

 

〇関連blog

間取×インテリアと家具レイアウトで暮らしやすさを極めながら暮らしの最適解をイメージ

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail504.html

 

生活動線の制約。

窓位置によって家具の配置が固定され、

スムーズな移動が難しくなる場合も。

 

断熱・遮熱性の課題。

開口部が多い分、

外気温の影響を受けやすくなる。

 

設計の視点から見る

「窓が多い部屋」の家具配に関する工夫。

 

家具レイアウトは「動線」から考える。

家具の配置に悩んだ時は、

まず「人の動き」を優先的に

考えることが大切です。

 

マスキングテープで動線を再現。

イメージしにくい際には

間取り図に描く、

模様替えやリフォームの際は

床に動線を仮想的に描くことで、

家具配置後の動きやすさを

可視化できます。

 

死角をつくらない工夫。

窓と家具の位置関係に配慮して、

部屋全体に目が届くよう

設計することが重要です。

 

窓を「妨げない」家具選び・・・・・。

採光・通風を妨げず、

空間の特性を引き立てる家具を選ぶことで、

窓の多さを個性として

活かすことができます。

 

背の低い家具の活用。

ローボードやフロアソファは視線を遮らず、

空間に開放感をもたらします。

 

窓辺にフィットする造作家具。

窓下のスペースを活かした

カウンターデスクや

ベンチ収納なども有効です。

 

壁面収納は「垂直方向」で稼ぐ。

窓のない壁を見逃さず、

縦に空間を活用する設計も重要です。

 

天井までの造作収納。

奥行きを抑えた造作棚を壁一面に設けることで、

空間に馴染みながらも高い収納力を確保。

 

階段や吹き抜け横の壁面利用。

使わないスペースを活かした収納計画も、

窓が多い家の強い味方となります。

 

視覚的な広がりと落ち着きの両立。

色と光で「広さ」を演出する・・・・・。

視覚効果によって

部屋を広く見せる工夫は、

窓が多い又は大きな窓を計画した空間にも

効果的です。

 

明るい色の家具と内装。

白や淡いグレーは光を反射し、

より開放的な印象に。

 

鏡の効果的な配置。

光を取り込みながら、

空間の奥行きを演出する手法として古くから有効。

 

つながりを意識したコーディネート。

家具の高さやデザインを揃えることで、

視線の流れが整い、

落ち着いた印象に仕上がります。

 

天板の高さを揃える。

ダイニング、デスク、

カウンターなどのラインを統一。

 

素材の統一。

木目やファブリックの質感を揃えることで、

インテリアにリズムが生まれます。

 

窓まわりの演出と機能性向上。

高機能カーテンやブラインドの活用。

窓が多い空間こそ、

遮光・遮熱・断熱機能の高い

ウィンドウトリートメントが

効果を発揮します。

 

ロールスクリーンで視界をすっきり、

ミニマルで洗練された印象に。

 

カーテンレールの隠蔽設計。

天井に埋め込むことで、

ホテルライクな印象を演出できますし

効果的な広さの認識を生み出すことが可能です。

 

季節に応じた「窓の使い方」

夏と冬で窓の役割は大きく変化します。

季節に応じて活かす

遮る工夫が求められます。

 

夏は遮熱フィルムと風通し重視、

冬は断熱カーテンや内窓の活用。

 

ゾーニングで空間に役割を与える・・・・・。

空間を緩やかに区切る

間仕切りの工夫。

 

窓の多さを逆手に取り、

壁ではなく「透け感」のある間仕切りで

空間に役割を与えることも可能です。

 

オープンシェルフ。

視線を遮りすぎずに収納を兼ねるアイデア。

 

カーテンでの柔らかなゾーニング。

来客時のみ区切り、

普段は開放するなど、

可変性に富んだ活用ができます。

 

動きと視線の流れを整える。

家具の配置と間仕切りの計画によって、

目線の流れと身体の流れを一致させると、

空間に一体感が生まれます。

 

「窓が多い部屋、窓の大きい部屋」を

「設計」として捉える。

窓が多い部屋、窓が大きい部屋は、

工夫次第で唯一無二の

魅力的な空間となります。

 

やまぐち建築設計室では、

そうした空間の可能性を最大限に

引き出すために、

家具の寸法計画から収納、

照明、動線設計に至るまで、

全体像を効果的に意識できるように

最適解を導き出す為の

丁寧にな間全体をデザインを施しています。

 

明るさ、風通し、視線の抜け、

季節ごとの使い方。

すべてを設計の視点で読み解き、

暮らしやすさと心地よさを両立した

「窓が多い家」のかたち、

「窓が大きい家」のカタチを

最適解としてご提案させていただきます。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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