ブログ・コラム
2025.05.10
後悔しない住まいの設計|子育て世代のための「成長に寄り添う間取り設計」5つの実践知と提案
- カテゴリ:
- 育児・子育てを考えながらの住まい造り
家づくりを考える
子育て世代の悩みとして
子どもの成長に対応できる
間取りの選定というものがあります。
※子育て世代の住まい手さんご家族との住まいの新築打ち合わせ風景
子供の成長もそうですが
家族の成長と共に
様々な暮らしの要因は変化します。
そういった要素を
どのように考えておくべきなのか?
子育て経験や
家族の成長に伴い
ライフスタイルがどのように
変化するものなのか?。
※子育て世代の家族の成長と住まい手さんのライフステージの変化を考慮してご提案中の間取りプラン
吹き抜けを介して
リビングに併設する中二階、
スキップフロアのような
フリールームと、
ほぼ一階で完結する
暮らしに程よい間取りがポイント。
※二階はほぼフリー空間での間取り提案ですが
一部水まわり設備と吹抜けとあわせて
構造・耐震的な構成も仕切る事の出来る
仕掛けのデザイン提案を
施しています。
家造りの際には
間取り計画そのものにも
少し先の将来を考えておく
人生設計が重要です。
〇子どもの成長に対応できる
間取りの選定について。
子ども部屋の数や配置が
将来の家族構成に
合わなくなるのではと不安
子どもが成長した時の
プライバシーや
学習環境の確保に悩んでいる
成長に伴って
リフォームや間取り変更の
必要が出るのが心配
成長した子どもが
過ごしにくい空間になり、
家族のストレスや
居心地の悪さが増す
可能性があります。
子どもの成長を見据えた
間取りの工夫を
一部ですが書いてみたいと思います。
-
フレキシブル間取りの活用
-
収納の進化と工夫
-
将来の個室化対応
-
多目的スペースの導入
-
家族会話を育むLDK設計
子どもの成長に
対応する家づくりには、
変化に強い
間取り設計が必要不可欠です。
〇参考blog〇
人生の負荷がピークな今、共働き・育児に限界を感じる前に、30代夫婦が本当にラクになる家のつくり方と暮らしの計画性
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail494.html
家族のライフステージに応じて
柔軟に対応できる
住まいの工夫を・・・・。
〇フレキシブルな間取り
子どもが小さいうちは
広々とした共有スペースとして、
成長後は間仕切りで
個室にできる
「フレキシブル間取り」が
効果的です。
最初から壁を固定せず、
可動式の仕切りや
収納を活用すれば、
必要に応じて
空間を変化させられます。
これにより、
無駄のない空間設計と
将来の改装費の節約が
両立できます。
〇成長対応収納術
年齢ごとに変わる
収納ニーズに応じて、
場所を変えたり拡張できる
収納設計が大切です。
たとえば、
オープン棚や
可動式クローゼット、
上下に分かれた収納で、
子どもが自分で
整理できる習慣も育ちます。
将来的に使用用途が
変わる可能性もあるため、
収納の柔軟性が
家全体の快適さに直結します。
〇将来の個室化
将来的に子どもが
2人以上になった場合に備え、
1つの大きな部屋を
2部屋以上分けられるよう
計画しておくと安心です。
または予備室のような空間も
一つの解決策です。
フリースペース化
しておくことも一考です。
コンセントや照明、
窓の配置も
部屋変化を想定して設計すれば、
リフォーム時の工事も
最小限で済みます。
初期段階から
この準備をしておくことで、
家族構成の変化にも
スムーズに対応できます。
〇多目的スペースの導入
リビング横や階段下に
「多目的スペース」を設けることで、
学習、遊び、趣味など
多様な用途に使える
柔軟性が生まれます。
子どもが成長するにつれて、
必要な用途は変化しますが、
こうしたフリーエリアがあることで、
家族全体の使い勝手も
向上します。
ライフスタイルの変化に
適応できる設計が
重要だと考えています。
〇家族会話が生まれるLDK
子育て世代にとって
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の
レイアウトは重要です。
オープンで
家族が顔を合わせやすい
配置にすることで、
心地よい環境での習慣として
自然と会話や
コミュニケーションが増えます。
子どもが自立していく過程でも、
つながりを感じられる
空間を設計することが、
家族の将来性や
過ごし方を深める
鍵となります。
子どもの成長は早く、
家族のニーズも
年々変わります・・・・・。
僕自身ももうすぐ二十歳の
息子がいますから
その辺りは環境の変化も
家の変化もライフスタイルの変化も
実感しています。
勿論これまで住宅設計を
手掛けさせていただいた
「多くの住まい手さん」の実感も。
最初から変化を見据えた
設計を取り入れることで、
住まいは長く
快適な空間となります。
特にフレキシブルな
間取りと収納、
多目的スペースの活用は、
今の子育て世代にとって
非常に有効です。
暮らし方を根本的なところから
ライフスタイルの変化とあわせて
丁寧に考えてみませんか?。
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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