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家づくりのポイント
「家を建てる前に考える。失敗しない収納造りのポイント」
家を建てる前に考える、暮らしが整う収納づくりのコツ|建築家が教える失敗しない7つのポイント
収納が整った住まいは、家族の心地よい暮らしを生み出します。
反対に、収納設計がうまくいかないと「片付けにくさ」や「モノがあふれるストレス」に
繋がってしまうことも。
やまぐち建築設計室では、
暮らしを丁寧に考える建築家ならではの視点で
「暮らしにフィットする収納づくり」を
大切に考えています。
本コーナーでは、
家づくりの前に押さえておきたい
「失敗しない収納設計のコツ」を
7つのポイントでご紹介します。
収納設計から暮らしやすさのある空間が始まります、ぜひご参考にしてください。
1️⃣ 家族動線にフィットする収納を考える
家族の毎日の「動き」に沿って収納を配置することが大切です。
動線から外れた場所につくられた収納は、
やがて使われなくなり「開かずの間」に…。
結果的に モノが把握できず重複購入が発生するなど、
暮らしに不便が生じてしまいます。
家族の生活動線を意識した「使いやすい位置」に収納を設けるように。
2️⃣ 収納のクセ・スタイルに合わせて設計する】
「右脳派?左脳派?」自分に合った収納スタイルを見極める
- 右脳派タイプ:ざっくりまとめて収納
- 左脳派タイプ:細かく分類して収納
収納にも 個性や好みが反映されます。
さらに 家族構成やライフステージ
(子育て中/共働き世帯/高齢の親との同居など) によって
必要な収納量や内容も変化します。
自分たちの暮らしに合った収納スタイルを事前に把握して設計することが、
長く快適に暮らすポイントです。
3️⃣ モノのサイズと使用頻度を見極めた収納設計
収納は「出し入れしやすさ」が重要です。
単純に大きな収納スペースを確保すれば良いというものではありません。
- 開き戸/引き戸の違い
- 奥行きが深すぎないか
- 使用頻度に応じた収納場所選び
「使う頻度」×「モノのサイズ」に合わせて収納スペースを計画すると、
日々の暮らしが格段にラクになります。
4️⃣ 収納物を賢く仕分ける
「収納の失敗」の多くは、仕分けの不備が原因です。
✅ 毎日使うもの
✅ 季節で使うもの
✅ 年に数回しか使わないもの
たとえば、冬用のコート。
リビングのソファーについつい掛けてしまうと煩雑な印象に。
玄関や土間収納にコート掛けスペースを設ける、
または間取りの中の移動空間で最適な場所に収納することが出来れば、
自然に整った空間となります。
収納物の仕分けと 暮らしやすさを意識した配置が重要です。
5️⃣ 家族の心地よさを支える収納設計
収納設計は「暮らしやすさ」だけでなく、
家族の心地よさにも影響します。
やまぐち建築設計室では
✅ 家族の習慣
✅ 収納のクセ
✅ 趣味やライフスタイル
などを含めて丁寧にヒアリングさせていただきます。
片付けが苦手な方でも使いやすい収納をご提案しています。
片付けやすい家になることで、過ごしやすい環境がまとまり、
家族の笑顔が自然と増えていくのです。
6️⃣ 収納が家族関係をも変える場合がある?
収納の工夫一つで、家族間のトラブルが減ることをご存じですか?
たとえばリビングに子どもの手が届く場所に大切なものが置かれていたら…。
つい叱ってしまう場面も増えてしまいます。
しかし、「きちんと収納場所」を用意すればその心配はありません。
片付けのしやすい収納は「叱らない環境づくり」にもつながります。
親の姿を見て子供も自然に片付け好きに育っていくことを
意識できるようになります。
7️⃣ まとめ|収納設計は未来の暮らしを整える
収納は、単にモノを収める場所ではありません。
未来の暮らし方・家族のライフスタイルを整える
「住まいづくりの重要な一部」です。
✅ 心にゆとりが生まれる
✅ 家族の関係がより良くなる
✅ 家の中が心地よい空間になる
やまぐち建築設計室では、
住まう方の「これからの暮らし」を見据えた収納設計を
ご提案しています。
家づくりの際はぜひ「収納」も最初の段階から一緒に考えてみませんか。
「たかが収納、されど収納」。
収納設計の質が、暮らしの質を大きく左右します。