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家づくりのポイント

収納計画 新築やリフォームの機会があれば

リフォームやリノベーション等も視野にいれた新規の計画がある場合や、真っ白な状態から計画することができる場合の事を考えてみます。

生活の器である住まいでのキャパシティー「容量」については、先に述べている「コップ」と「水」の関係と同じで「容量の把握」が重要です。生活の場所を侵さない程度の容量で計画したいと考えています。



建築の計画論では収納は全体の10%から15%程度が最適(基準ライン)であるとされていますが、これはあくまで「一般論」で「個々の条件」は当てはまりません。



実際には一人暮らしだが物は基準ライン以上に多い人もいれば、逆に家族が多くても物をもたない豊かさを価値としている家族もあり、まさに、各家庭の文化の違いです。

そのため収納には「基準ライン」というものがどのくらいなのかを考えておく必要があります。それは「家そのもの」も同じです。私も約20年建築設計を生業としていますが、「価値観」というものが建築でも生活でも大切であると考えており、各家庭による「生活文化」の違いが収納にもそのまま反映されるからです。そこを念頭に住まいの収納を考えていく必要があります。

事実生活文化は多様化、変化し、「夫婦共稼ぎ」の家庭は現代社会では当たり前で、逆に「専業主婦」の場合が少ないのかも知れません。

実際に住まいづくりで「設計依頼」をいただく住まい手の多くは「子育て世代」「共稼ぎ」の構図は多く、今回はそういう世代に向けて考えています。

 

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