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ブログ・コラム

2026.06.02

パントリー(食品庫)は本当に必要?後悔しない収納計画と暮らしやすい間取りの考え方

カテゴリ:
収納計画と片付けやすい間取り

パントリー(食品庫)は本当に必要なのか?

間取りの流行だけで決めない、

後悔しない収納計画と暮らし方の考え方

 

最近の家づくりでは、

パントリー(食品庫)を

希望される方が非常に増えています。

 

パントリー(食品庫)は本当に必要?共働き夫婦や子育て世代の暮らしを考えたアイランドキッチンのある和モダン住宅。収納量を増やすだけではなく、食品ストックや日用品の管理、家事動線や片付けやすさまで考慮したLDK設計の実例。奈良の建築家が提案する、後悔しない収納計画と暮らしやすい間取りづくり。

※収納を増やす前に考えたい

 パントリーと暮らし方の本当の関係。

 

 

SNSや住宅雑誌、施工事例などでも、

「大容量パントリー」

「見せない収納」

「まとめ買いに便利な食品庫」

といった言葉を

目にする機会が多くなりました。

 

そのため家づくりの打ち合わせでも、

「パントリーは必要ですよね?」

というご質問をいただくことがあります。

 

ですが、建築家としてお話しすると、

私の回答はいつも少し違います。

 

本当に必要かどうかは暮らし方によります。

ということです。

 

パントリーは確かに便利です。

しかし、全ての家庭に必要とは限りません。

 

むしろ、暮らし方を考えずに

設けてしまうことで、

後から使いにくさや

後悔につながるケースもあります。

 

今日は、パントリーの本当の役割と、

後悔しない収納計画について

少し書いてみたいと思います。

 

なぜ多くの人が

パントリーを欲しいと思うのか?

 

共働き世帯が増えた現在、

または郊外の暮らしをされている場合

まとめ買いをするご家庭が

増えています。

 

仕事帰りに毎日買い物へ行くよりも、

週末にまとめて

購入した方が効率的だからです。

 

また、

飲料水

お米

缶詰

レトルト食品

調味料

お菓子

キッチンペーパー

などのストック品も

以前より増えています。

 

そうした背景から「収納場所が足りない」

という悩みが生まれています。

 

パントリーは、

その悩みを解決するための

一つの方法です。

 

パントリーを作ることによって

後悔するかもしれない人の共通点

 

一方で、

パントリーを設けたにも関わらず、

使わなくなってしまうような

ケースもあります。

 

その多くは、

収納量だけを優先してしまう場合です。

 

例えば、

キッチンから離れた場所に

設けたパントリー。

 

奥行きが深すぎるパントリー。

 

何を収納するのか決まらないまま

設けたパントリー。

 

このような場合、

奥に入れた物の存在を忘れてしまい、

結果として食品ロスや

使いにくさにつながることがあります。

 

収納は広ければ

良いというものではありません。

 

使いやすいことが大切です。

 

本当に大切なのは

収納量ではなく収納計画だということです。

 

家づくりでは、

「どれだけ収納を増やすか」

に意識が向きがちです。

 

しかし実際には、

「何を、どこに、どのように収納するのか」

の方が重要です。

 

例えば、

週に何回買い物へ行くのか。

コストコなどでまとめ買いをするのか。

冷凍食品を多く使うのか。

災害時の備蓄をどの程度考えるのか。

家族構成はどうか。

こうした暮らし方によって、

必要な収納量は大きく変わります。

 

パントリーが活躍する家

私が住まいの設計で

パントリーをおすすめするのは、

次のようなご家庭です。

 

共働きでまとめ買いが多い

小さなお子様がいる

災害備蓄をしっかり確保したい

キッチンを常にスッキリ見せたい

ゴミの一時保管場所が欲しい

 

こうした場合は、

暮らしの快適性を

大きく向上させることがあります。

 

パントリーが不要な家もある

反対に近くにスーパーがある。

買い物頻度が高い。

ストックをあまり持たない。

ミニマルな暮らしを好む。

こうしたご家庭では、

大きなパントリーよりも、

使いやすいキッチン収納の方が

効果的な場合もあります。

 

間取りの前に暮らしを考える

家づくりで大切なのは、

流行を取り入れることではありません。

 

パントリーを作ることが目的ではなく、

暮らしを快適にすることが

目的となるように。

 

収納も間取りも同じです。

まず考えるべきは、

どのような暮らしを送りたいのか。

どのような家事スタイルなのか。

休日をどう過ごすのか。

家族が何を大切にしているのか。

 

その答えが見えてくると、

本当に必要な収納の形も見えてきます。

 

パントリーは便利な空間です。

しかし、

全ての家庭に

必要なわけではありません。

 

大切なのは、

収納量ではなく暮らし方。

 

流行の間取りを真似することではなく、

家族の価値観に合った

収納計画を考えることです。

 

やまぐち建築設計室では、

収納の大きさや数だけではなく、

日々の暮らし方や買い物習慣、

家事動線まで丁寧に伺いながら、

住まいを設計しています。

 

パントリーを設けるかどうかも含めて、

「本当に暮らしやすい家とは何か」

を丁寧に考えることが、

後悔しない家づくりへの

第一歩だと考えています。

 

〇関連blog

パントリーのある間取り計画で暮らしやすさとキッチン周辺の動線設計・収納を考慮して家事動線・災害備蓄・高機性・デザイン性を考慮した暮らしにゆとりと安心をもたらす理想的なキッチン空間を。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail471.html

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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
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