ブログ・コラム
2026.02.28
古民家を活かし、暮らしを整えるということ ― 奈良での古民家再生の取り組みについて取材を受け、新聞でご紹介いただきました
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- 読書・雑誌掲載・メディア・新聞
このたび、奈良新聞(令和8年2月25日付)にて、
書籍掲載の件と
やまぐち建築設計室の取り組みと、
古民家再生・リノベーションの事例を
取材・ご紹介いただきました。
日頃より支えてくださる皆さまに、
心より感謝申し上げます。

■ 古民家や中古住宅を「活かす」という選択
今回の記事では、
古民家や中古住宅を活用した
リノベーション事例とともに、
私が大切にしている建築哲学についても
触れていただきました。
リノベーションやリフォームの場合、
私が取り組んでいるのは、
単に古い建物をきれいに直すことではありません。
・その土地に積み重なった時間
・住まい手の記憶や想い
・地域の風景や文化
それらを丁寧に読み解きながら、
住まい手が思う「これからの暮らし」に
ふさわしいかたちへと整えていくこと。
建物に新しい「役割」を与えるコンバージョン
※既存の建物を活用して用途(機能)を別物に
変更・再生する建築手法
住宅から店舗へ、事務所へ
公共建築の場合は学校から施設・オフィスへ等
空き家対策や個性的な空間創出に有効です。
建築とは、形をつくる仕事であると同時に、
「時間の質」を設計する
営みだと考えています。
■ リフォーム・リノベーションで
大切にしていること
奈良という土地には、
歴史ある古民家や、
味わい深い中古住宅が数多く残っています。
しかし、
・断熱性能への不安
・耐震性への心配
・間取りの使いにくさ
・家事動線の非効率
そうした理由から、
「壊す」という選択肢が
先に出てくることも少なくありません。
住まい手さんが悩んでいる場合は
まず問い直します。
本当に壊す必要があるのか。
活かせる可能性はないのか。
性能向上リノベーションや
間取り再構築によって、
現代の暮らしに合う住環境へと再生できるケースは
実は多いのです。
古民家再生や中古住宅リフォームは、
単なるコスト比較の問題ではありません。
そこに宿る素材の力、
経年が生む陰影、
そして新築では得難い「味わい」など。
それらを活かしながら、
断熱・耐震・設備・動線を整えることで、
「懐かしさ」と「快適性」を
両立する住まいや店舗が生まれます。
■ 暮らしの環境をつくりかえるという視点
やまぐち建築設計室が考えているのは、
空間のデザインだけではありません。
暮らしの環境を、
根本から整えること。
・光の入り方
・風の抜け方
・家族の距離感
・一人になれる余白
・日々の所作が美しく整う動線
それらが重なり合うことで、
住まいは「器」や「場」として
機能し始めます。
新聞掲載はひとつの出来事に過ぎませんが、
私が大切にしている思想が、
地域の中で少しでも
共有されたことを嬉しく思います。
■これからリフォーム
リノベーション・コンバージョンを考える方へ
奈良で古民家再生や
中古住宅リノベーションをご検討中の方、
あるいは、
・実家をどう活用すべきか迷っている
・建て替えとリノベーションで悩んでいる
・家族の暮らし方に合わせて住環境を整えたい
そうお考えの方は、
ぜひ一度、「建物」ではなく
「暮らし」から考えてみてください。
住まいは、人生の背景であり、
日々の感情を静かに支える存在です。
だからこそ、
やまぐち建築設計室では、
表面的なデザインではなく、
そのご家族にとっての「意味ある環境」を
設計の工夫でカタチと役割を
与えることが出来ればと考えています。
今回の新聞取材掲載を励みに、
これからも奈良の地で、
古民家や中古住宅の可能性を
丁寧に掘り起こし、
上質で静かな暮らしの環境を
提案できればと考えています。
○関連blog
書籍『古民家 空き家活用 再生プロジェクトデザイン』に掲載されました。記憶と暮らしを継ぐ住まいへ──壊すか住み継ぐか、その選択肢に「設計という答え」を。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail588.html
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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