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ブログ・コラム

2025.11.16

空き家を「負担」から「資産」へ。 奈良で考える実家じまいと和の住まい再生|片付け・活用・リノベーションのはじめ方。

カテゴリ:
リフォーム・リノベーション

空き家をどうするべきなのか。


それは、

ある日ふと目の前に現れる

暮らしの分岐点ともなる選択。

 

奈良県内の空き家の和室内部。床板の傷みや襖の破損が見られ、長く住まれていない状態の様子。伝統的な木の柱や梁、襖絵が残る古い住宅で、空き家の片付け・原状確認・リノベーション検討前の現状記録として参考になる写真。空き家再活用、実家じまい、古民家再生、和モダンリノベーションの事例検討に役立つ住宅内部の状態。

※長期間使われていない空き家の和室。

床や襖には傷みが見られますが、

柱や梁の趣は残り、

再生によって新たな暮らしを受け入れる可能性が感じられます。

 

 

親の家を残すのか、

活用するべきなのか、

売るのか、

維持管理を続けるのか。


どの選択にも、

手続き、片付け、

そして心の整理が伴います。

 

とりわけ奈良県では、
古い民家や歴史ある住宅、

土地付き建物としての空き家の相談が

近年増え続けており、
「活用できる価値のある空き家」が

見直され始めています。

 

しかし一方で、

手つかずのまま数年が経過し、
老朽化や草木の繁茂、

雨漏り、害獣被害、倒壊リスクなど、
放置によって

費用負担が大きくなるケースも

少なくありません。

 

※相続の問題や法律的な問題も

存在します。

 

だからこそ「まだ大丈夫」と思う今こそ、

将来の負担を減らす第一歩を

ご検討する事も大切かと思います。

 

今回のblogでは、

空き家の取り扱いに関するあらゆる課題を、
現場経験をもち、
再生建築・リノベーションを行う

建築家の視点からまとめました。

 

空き家の検討を始める方へ・・・・・。

こんな方のための

実務ガイドです。

 

・親が住んでいた家を相続したが、

どうすべきか迷っている方。

 

・売却か、賃貸か、リノベーション活用かを

判断する基準を知りたい方。

 

・遠方のため管理ができず、

心配が募っているご家族。

 

・空き家再生や古民家購入を

前向きに検討している方

 

・生前整理・実家じまいを、

無理なく進めたい方

 

空き家は「放置するほど損をする」ことが

多い一方、
価値を見つけ直すことで

「暮らしを生み出す資産」に

変えることもできます。

 

空き家の片付け・管理・売却・再活用。

失敗しないための基本視点・・・・。

空き家の取り扱いには、

大きく次の4つの選択肢があります。

 

選択肢

想定される方向性

① 管理を続ける

将来的な使用や賃貸・売却を見据える

② 売却する

家財整理・残置物解消・契約準備が必要

③ リノベーション・再活用

賃貸、セカンドハウス、店舗など用途転用

④ 解体し土地活用

更地にし駐車場・売却などへ

 

最適な判断は、

家の状態、立地、構造、

暮らし方の希望によって変わります。

 

建物の価値が残る場合、

保存・再生という選択は特に有効です。

 

和モダン住宅・町家・古民家・平屋の再生は、
やまぐち建築設計室が

もっとも得意とする領域です。

 

空き家に手をつけられない理由の多くは

法律と「感情」の問題

 

空き家の相談をお受けしていると、

よく耳にする言葉があります。

 

「まだ気持ちの整理ができなくて。」
「捨ててしまっていいのかわからない。」
「思い出が多くて手が止まる。」

「相続がうまくいかなくて」

片付けは、

家族の歴史と向き合う行為でもあります。

 

だからこそ、手順だけでなく、
ご家族のペースを大切にしながら

伴走する姿勢を重視しています。

 

空き家再生は「負担の解消」

だけでなく「価値の創造」にもつながる。

 

やまぐち建築設計室では、

空き家を次のように

再生する相談も増えています。

 

  • カフェ・アトリエ・サロン併用住宅
  • セカンドハウス・週末住宅・離れ
  • 親世帯・子世帯の二拠点生活
  • 移住希望者向けの賃貸住宅
  • 古民家を活かした店舗・宿泊施設

 

空き家は「手放すか残すか」

だけではありません。

 

第三の選択として

再生して未来の暮らしにつなげる。

 

その可能性は、

確かに存在しています。

 

空き家は「未来の暮らし」の問題です。

「空き家問題」と聞くと、

どこか遠い話のように感じるかもしれません。

 

しかし実際には、

私たちの多くが

将来迎える可能性のあるテーマです。

 

親の家、実家、持ち家。
いつか整理や管理が必要になるとき、
少しでも慌てずに進められるよう、

備えておくことは大事だと考えています。

 

今回のblog投稿が、

皆さまの人生設計や

次の一歩を後押しできれば

幸いです。

 

空き家の片付け・売却・活用

リノベーションの相談は、
お気軽にお問い合わせください。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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