ブログ・コラム
2025.11.12
和モダンの暮らしを美しく整える中庭と土間、素材がつなぐホテルライクも視野に、上質な注文住宅設計。
- カテゴリ:
- 和モダン思想
和モダンの暮らしの空間をもっと素敵に
心地よさと美しさを両立する
住まいのデザイン哲学。
暮らしに和の心を取り戻す・・・・・。

※内と外をつなぐエントランスに、
石貼りの床と無垢フローリングを組み合わせることで、
素材の温度差が空間の深みを生みます。
ガラス越しに望む青モミジが季節のうつろいを伝え、
和の静けさを持つ陰翳礼讃とホテルライクな上質感が共存する設えに。
日常のなかに、
静けさや落ち着き、
そして凛とした美しさを
感じられる時間があるでしょうか。
慌ただしい現代の暮らしの中で、
私たちが求めているのは
「便利さ」だけではなく、
心が深呼吸できるような空間
なのかも知れません。
その答えのひとつが、
「和モダン」という住まいのあり方。
日本の伝統美と現代の機能性が
調和する家は、
住む人の感性や人生観までも
穏やかに整えてくれます。
そして、
それを自分達らしく
形にできるのが注文住宅の魅力です。
今回のblogでは、
やまぐち建築設計室が考える
和モダンをもっと素敵にするための
「設計と間取りの工夫」について、
建築家の目線と
実際の住まい手さんの目線からも
詳しくご紹介します。
和モダンが愛され続ける理由。
素材そのものの美しさが生む
静のデザイン・・・・・。
和モダンの魅力は、
飾りすぎない美しさにあります。
塗り壁、無垢材、畳、障子。
どれも「素材の存在感」が主役。
これらの素材は、
光や時間の経過とともに表情を変え、
暮らしのリズムと共に「経年美」を
重ねていきます。
奈良の風土にも合う
和モダン住宅は、
湿度や気候に寄り添いながら、
四季を感じ、
自然と調和するように呼吸する空間。
この「静けさの中の豊かさ」こそ、
多くの住まい手さんが
惹かれる理由です。
間取りに「余白」を持たせる
設計の工夫。
中庭のある家、広い庭を持つ家で、
内と外をひとつにつなぐ。
中庭や縁側を設けることで、
リビングやダイニングが
自然の光と風を取り込みながら
外とつながります。

※大きな窓の向こうに広がる庭の緑が、
リビング・ダイニング・キッチンをひとつの景色に。
木の温もりと照明の柔らかさが暮らしを包み、
ホテルライクな上質さと和モダンの落ち着きを両立した空間の提案です。
プライバシーを保ちながらも開放的で、
心の距離が近づくような
居心地の良さが生まれます。
格子や軒の深さで陰影をデザインし、
「見えすぎず、閉じすぎない」
ほどよい距離感を計画する。
この繊細なバランスが、
和モダンらしい佇まいをつくります。
土間を再解釈した「現代の迎え空間」。
玄関土間は、
単なる通り道ではありません。
自転車やベビーカーを置ける実用性、
季節の花を飾る演出空間、
時には客人を迎える「しつらえ」の
空間にもなります。
やまぐち建築設計室では、
「迎えの美学」をテーマに、
この土間空間を「暮らしの顔」として
再構築しています。
和モダンを引き立てる
素材と照明の演出・・・・・。
天井のデザインが空気を変える。
板張り天井や現し梁、
折り下げ天井など、
天井の表情を変えるだけで
空間に奥行きが生まれます。
リビングは伸びやかに、
ダイニングは包まれるように。
高さと素材のバランスで、
住まい全体の印象を繊細に整えます。
光のグラデーションが心を癒やす。
和紙の照明や間接光は、
「明るさ」よりも「柔らかさ」で
空間を包みます。
陰影のなかに生まれる温かみが、
家族の時間をやさしく
照らし出します。
建築家の設計において
「光」は素材のひとつ。
やまぐち建築設計室では、
時間の移ろいとともに変化する
光をデザインしています。
和モダン住宅で大切にしたい
調和の思想・・・・・。
建物と外構の一体設計。
門、塀、植栽、照明。
外構もまた建築の一部として
考えることで、
家全体に統一感と品格が生まれます。
建物だけが主張するのではなく、
「風景の中に佇む建築」を
目指すことが、
真の和モダン住宅を完成させます。
色のトーンで空間をまとめる。
日本の伝統色には、
心を落ち着かせる力があります。
胡桃色(くるみいろ)、
藍墨茶(あいすみちゃ)、
利休白茶(りきゅうしろちゃ)など、
グレイッシュトーンの
自然な色味を使うことで、
空間が深く、
穏やかに整っていきます。
暮らしの中で息づく「見せないデザイン」。
家電収納は格子で隠す
キッチンで生活感を出さない
工夫のひとつが「隠す設計」。
引き戸や格子戸を使った家電収納は、
使いやすさと
美しさを両立させます。
「和モダン=整う暮らし」の
象徴ともいえる設計思想です。
押し入れ風クローゼットで
空間を整える。
ふすまや格子戸を活用した収納は、
見た目にも和の趣を保ちながら、
現代的な収納力を発揮します。
収納が整うことで、
空間にも「心の余白」が生まれます。
やまぐち建築設計室が考える
「和モダン」の本質として提案するのは、
懐かしさの中にある新しさです。
和モダンの家づくりとは、
古きを敬いながら、
今の暮らしに寄り添うこと。
家族の時間、季節の香り、
光の温度、素材の手触り。
それらを
「心地よくデザインする」ことが大事です。
奈良という土地の風土と、
住まい手さんの想いを
丁寧に重ね合わせながら、
その人の人生に寄り添う住まいを
一棟ずつ「カタチ」にしています。
暮らしをデザインするということ。
和モダンの住まいづくりだけに
関した事ではありませんが
住まい造りにおいて大切なのは、
「見た目の美しさ」ではなく、
「暮らしのリズム」そのものを
デザインするという発想。
朝の光の入り方、
夜の灯りの落とし方、
子どもが成長しても
不自由になりにくい家事動線、
自然と家族が集まる場所。
すべてが調和した時、
そこには「本当の豊かさ」が
宿ります。
奈良で和モダンの
注文住宅をお考えの方へ。
やまぐち建築設計室では、
中庭のある家、
土間のある家、
ホテルライクな和モダン空間など、
それぞれの家族の
ライフスタイルに合わせた
オーダーメイド設計を行っています。
過去事例の見学も
タイミングがあえば可能です。
あなたらしい
和モダンの暮らしを、
丁寧に「カタチ」にしませんか。
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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