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ブログ・コラム

2025.10.23

家族が心地よく暮らせる家、奈良で建築家と叶える光と緑に包まれた和モダンの住まいの設計、陰影を楽しみつつも光と緑が調和する中庭のある暮らし提案も暮らしの工夫に。

カテゴリ:
過ごし方、暮らし方、生活環境と間取り

心地よく暮らすことが出来る

住まいの在り方について

 

やまぐち建築設計室が考える

暮らしの本質。

 

開放感あふれる吹抜けリビングに、黒のスチール階段と中庭の緑を組み合わせた和モダン住宅のインテリア。 奈良県の建築設計事務所「やまぐち建築設計室」が手がけた上質な空間デザインで、木の天井と床がやわらかく連続し、グレーのキッチンが上品なコントラストを生む。 大開口の窓からは自然光が差し込み、室内にいながら四季の移ろいを感じられる中庭を眺められる。 家族が互いの気配を感じながらも、落ち着いて過ごせる「開放と静けさのバランス」を追求した住まいの提案。 奈良で注文住宅・平屋・リノベーションを検討する方に向けた、暮らしを豊かにする建築家設計の和モダン空間。

※中庭の緑を眺めながら光と陰の移ろいを愉しむ開放感あふれる吹抜けリビング。
木の温もりと黒の階段が調和する和モダンの上質な住まいイメージ内観CG。

 

 

家族が心地よく暮らせる家とは何か?。

 

家を建てようと思うとき、

多くの方が

口を揃えて言う言葉があります。

 

それは・・・・・。

家族が心地よく暮らせる家にしたい

という想い。

 

しかし、「心地よい」という言葉ほど、
人によって意味の違う言葉は

ないかもしれません。

 

静けさを大切にしたい人もいれば、
家族の笑い声が

どこにいても聞こえるような

温かさを求める人もいる。

 

朝の光で目覚めたい人もいれば、
夜の静寂を愉しみたい人もいる。

 

つまり「心地よさ」とは

万人に共通のものではなく、
その家族だけの

暮らしのあり方に

寄り添うものなのです。

 

僕自身が建築士・建築家として

設計に向き合う原点には、
そんな「自分たちの暮らし」を

整えることの

大切さの存在があります。

 

幼少期の原体験から学んだ

「暮らしの不協和音」

 

僕自身が建築家を志した理由は、
幼い頃に感じた

「暮らしの不協和音」にあります。

家の中の動線が悪く、

家族同士がぶつかってしまう。
光が入りすぎて夏は暑く、

冬は寒い。
玄関が通りに面していて、

外の視線がいつも気になる。

 

そうした小さな違和感が、
次第に家族の関係や

気分にまで影響していることに

気づいたのです。

 

それは、建築が単なる「形」ではなく、
人の心や関係性にまで

深く関わるものであるという
気づきのはじまりでした。

 

そして、25年ほど前の若き日、
まだ建築の世界が「つくり手の理屈」で

動いていた時代に、
自分自身の自宅建築でも

様々な「理不尽」を体験しました・・・・・。

 

それ以降30代で独立して以来、

「人の暮らしに寄り添う設計」を信条に、
今の「やまぐち建築設計室」という

スタイルを確立してきました。

 

街で見かける「暮らしにくさ」のサイン。

車に乗って走っていても、

歩いていると、

時折こんな家を見かけます。

 

・道路に面した大きな窓がいつもカーテンで閉ざされている家

 

・人通りの多い通りにまっすぐ開く玄関

 

・リビングの窓から見えるのが隣家の壁や窓ばかりの家

 

これらは、

一見すると「よくある風景」に

見えますが、
実は「住む人の暮らしにくさ」の

サインでもあります。

 

「外からの視線が気になる」
「落ち着かない」
「景色が楽しめない」

そんな理由から、
本来心地よくあるはずの

リビングの窓を閉ざし、
自然の光や風を上手く

取り入れられない暮らしに

なってしまうという状態です。

 

つまり「設計の小さな配慮」が

欠けるだけで、
日常の快適さが失われてしまう。

 

それが、

住まいづくりの難しさであり、

家族が価値観の持つ意味。

 

小さな工夫が、

毎日の暮らしを変える・・・・・。

 

住まいの心地よさは、
豪華な設備や

高価な素材で決まるものでは

ありません。

 

それは、

ほんの少しの「設計の工夫」で

大きく変わります。

 

窓の高さや角度を工夫して、

カーテンを閉めなくても光を感じられる

 

玄関を通りからわずかにずらして、

落ち着いた出入りを実現する

 

隣家ではなく

空や植栽が見えるように

窓を設ける

 

このような設計上の工夫は、

図面上では小さなことに見えても、
日々の心理的な安心感や

幸福感を

大きく左右する要素となります。

 

例えば、
2階リビングから街並みを眺める朝。


レースカーテン越しに

揺れる木漏れ日。

 

夕暮れに光のグラデーションが

壁を染める瞬間。

 

それらはどれも

特別なことではありません。

 

けれど、

そうした「何気ない心地よさ」が

積み重なって、
人生を豊かにしてくれるのです。

 

家族の時間を育む設計

という考え方。

 

家とは、

家族の時間を育てる場所です。

 

仕事や学校から帰ってきて、

玄関を開けた瞬間に
「ただいま」と言いたくなる

空気がある。

 

休日に、

光の差し込むリビングや個室で

ゆったり過ごす。

 

子どもが窓辺で気持ちよさそうにしている。
心地よい空気感が漂う暮らし。

 

そんな日常のひとコマこそ、
設計の力で豊かにできる

風景だと思うのです。

 

たとえば

キッチンからリビングや

庭が見渡せる設計にすることで、

家事をしながらでも

家族と会話が生まれる。

 

家事動線を整理した

間取りにすれば、
「片付けなきゃ」「急がなきゃ」

といったストレスが減り、
家族と過ごす時間に

余裕が生まれる。

 

収納を計画段階から設計することで、
リビングの空気がいつも整い、

心にゆとりが持てる。

 

これらはすべて、

図面の線一本に

意味をもたせる設計の

積み重ねです。

 

つまり住まい造りにおける

設計とは、

暮らし方をデザインする

仕事なんです。

 

ちょうどいいを見つける家づくり

住まいに「正解」はありません。

誰かの理想をなぞるのではなく、
自分たちにとって

ちょうどいい暮らしを見つけること。

 

それこそが、

本当に満足できる家づくりだと

やまぐち建築設計室では

考えています。

 

家族構成や働き方、

子どもの成長や老後の暮らしまで、
ライフステージによって

「快適の形」は変化します。

 

だからこそ、

設計とは「今」だけでなく「これから」も

見据えた提案が必要です。

 

たとえば、

子どもが巣立ったあとも

空間が無駄にならないように。

 

夫婦が老後を迎えたときも

安心して過ごせるように。

 

暮らしの変化に寄り添う

余白を持った設計。

 

それが、

やまぐち建築設計室が提案する

「柔らかな家づくり」です。

 

暮らしを「育てる」という考え方。

独立後、

建築家として20年以上にわたり、

奈良県を中心に

多くのご家族の住まいを

設計してきました。

 

そのなかで強く感じるのは、
家は「完成した瞬間がゴール」

ではないということ。

 

むしろそこからが

本当のスタートです。

 

年月を重ねるほど、

家族の暮らし方が変わり、
家具の位置も、

光の入り方の好みも

間取りの使い方も

少しずつ変わっていきます。

 

その変化を受け止めることができる

柔軟な設計こそ、
長く愛される家の条件なのです。

そしてそれらを想定した

可変性のある仕組みづくり。

 

窓の位置ひとつ、

玄関の向きひとつが、
毎日の心地よさを左右します。

 

それらの積み重ねがやがて、
「この家を建ててよかった」という

深い実感へと変わるのです。

 

喜怒哀楽の時間に寄り添う家。

家は、家族の「心の器」です。
楽しいときも、

悲しいときも、

日々を包み込んでくれる存在。

 

だからこそ建築家として、
「住まいが心に寄り添う形」を

いつも考えています。

 

カーテンを閉めっぱなしにせず、

自然光を楽しみたい。

 

隣家や通りの視線を気にせず、

落ち着いて過ごしたい。

 

家事や子育てをラクにして、

家族の時間を増やしたい。

 

そんな想いを持つ方々にこそ、
建築家と一緒に「暮らしを設計する」

体験をしてほしいと思います。

 

図面の線の向こうには、
光、風、音、

そして心のやすらぎが

広がっています。

 

「ここで暮らしてよかった」と

思える日々を・・・・・。

 

やまぐち建築設計室では、
住まい手さん一人ひとりの

「暮らしの物語」を丁寧にヒアリングし、
その人らしい住まい方を

設計へと落とし込んでいます。

 

どんなに時代が変わっても、
人が心地よく暮らすという

根本は変わりません。

 

だからこそ、

流行やデザインだけにとらわれず、
その人の人生にしっくりと

馴染む家づくりを大切にしています。

 

あなたのご家族の「ちょうどよさ」を、
一緒に探してみませんか。

 

〇関連blog

ウッドデッキがもたらす暮らしの余白|開放感と上品な時間を育む住まいの提案、資産価値を高めるウッドデッキと間取りの設計で暮らしを豊かにする外と内のつながりのある暮らし。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail606.html

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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気軽にご連絡ください
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