ブログ・コラム
2025.09.30
奈良で叶える、建築家とつくる和モダンの邸宅 ― 縁側とウッドデッキが紡ぐ中庭のある上質な暮らし。注文住宅から週末住宅・セカンドハウスまで、多彩な機能性を備えた設計提案
- カテゴリ:
- 庭・中庭・外構と暮らす設計
ウッドデッキのある暮らし。
和モダン住宅に広がる
もうひとつの居場所・・・・・。
※黒と白のコントラストが際立つ和モダン住宅の外観。
大開口の窓からはウッドデッキへとつながり、
家全体が光と風を
取り込むようにデザインを施しています。
広い庭とガレージを併せ持ち、
住宅としても優れた機能性を備えています。
新築やリフォーム、
さらには週末住宅や
多拠点生活を考えての
セカンドハウスを計画するとき、
やまぐち建築設計室では
住まい手さんが
そこでどのような時間を過ごしたいか?
を思い描きます。
※リビングと庭をつなぐウッドデッキ。
天然木の素材感が美しく、
縁側のように暮らしを広げる
中間領域として設計されています。
ウッドデッキのメンテナンスも
暮らしの楽しみに。
バーベキューやティータイム、
子どもやペットの遊び場として
多用途に活用できる、
この住宅の象徴的な空間です。
たとえば休日の朝、
カーテンやブラインドを開けると
やわらかな光が差し込み、
窓を開け放てば
リビングと庭がひとつながりに。
ウッドデッキに出て
朝食をとる家族の笑顔や
ブランチを楽しむ光景は、
多くの人が憧れる
「理想の暮らしの一場面」
ではないでしょうか?。
ウッドデッキは単なる
庭の付属物ではなく、
室内と屋外を結ぶ「中間領域」として
機能します。
そこには、
日本建築の縁側や数寄屋建築の
外縁部に通じる、
心地よい曖昧さがあります。
やまぐち建築設計室では、
この「曖昧さ」こそが
暮らしを豊かに彩るための
重要な要素だと考えています。
アウトドアリビングとしてのウッドデッキ
ウッドデッキは
リビングや
部屋の延長線上にありながら、
外の空気を感じられる
開放的な空間です。
春や秋には、
自然の風と光に包まれながら
読書や在宅ワークを楽しむ。
夏は子どもたちが水遊びをし、
夜には花火をした離
家族で星を眺める。
冬は障子越しに灯る明かりを背景に、
こたつや暖房器具と
連動させて縁側的に過ごす。
まさに四季を愉しむ
アウトドアリビングとして、
多彩な使い方が可能になります。
この多用途性こそが、
ウッドデッキを
「家族の第二のリビング」として
際立たせるの仕掛けになります。
家族の絆を育む憩いの場
家族が自然と
集まりたくなる空間には
共通点があります。
開放感、心地よさ、
そして程よい家族との関係性。
ウッドデッキは、
その要素を兼ね備えています。
天気の良いひには
朝食を屋外でとれば、
1日の始まりが爽やかに。
休日にはバーベキューを楽しみ、
大人も楽しみながら
子どもたちは自由に走り回る。
ペットにとっても、
日向ぼっこができる
最高のステージとなります。
こうした小さなひとときの積み重ねが、
家族の絆や
思い出を育んでいくのです。
和モダン住宅においては、
このウッドデッキが
「現代の縁側」として位置づけられ、
生活の質を向上させ
関連性をよりよくする
象徴的な空間となります。
家の価値を高めるエクステリア
美しい外観は、
住まいの印象を大きく左右します。
ウッドデッキは、
ただの便利なスペースではなく、
外観デザインを引き締める
建築的要素でもあります。
天然木の質感がファサード(外観正面)に
温かみを加え、
人工木のシャープな表情は
モダンな印象を演出。
さらに、
縁側や中庭と組み合わせれば、
外から見ても内から見ても美しい
「二重の景観」をつくり出します。
設計(計画)で押さえるべきポイント
- 設置場所と方位
ウッドデッキは
ただ設ければよいわけではありません。
敷地の余裕や
近隣状況によっても異なりますが
南側:陽当たりを確保し、
冬でも快適。
東側:朝日を取り込み、
朝食スペースに最適。
西側:夕日が強すぎるため、
格子や庇の工夫が必須。
中庭:外からの視線を遮りつつ
開放感を実現。
こうした配置と方位の工夫は、
暮らしの快適性に直結します。
素材選び・・・・・。
ウッドデッキの素材には
大きく分けて
「天然木」と「人工木」があります。
天然木:風合いや香り、
経年変化の美しさが魅力。
ただし定期的な塗装や
メンテナンスが必要。
人工木(樹脂木):耐久性
メンテナンス性に優れ、
共働き世帯や
多忙なライフスタイルに向く。
ライフスタイルや
メンテナンスにかけられる
時間を踏まえて選ぶことが、
長期的な満足度につながります。
メンテナンスと耐久性
ウッドデッキは
紫外線や雨風にさらされるため、
定期的なメンテナンスが不可欠です。
※屋根付きで設計した場合でも
方位にや建築地の環境によっては
風雨の景況、
雪の影響も随分異なるので
事前の調査が重要です。
奈良県内でも
北部・中南和・南部で
四季を通じて
随分環境が異なるので
注意が必要です。
天然木:数年ごとの塗装、
防腐・防虫処理が必須。
人工木:基本は水洗い程度で十分。
さらに床下に
防草シートや砕石を敷くことで、
湿気や害虫を防ぎ、
美観と耐久性を
長持ちさせることができます。
基礎工事と床下換気
しっかりとした基礎があってこそ、
ウッドデッキは長持ちします。
床下の通気性を確保することで、
湿気やシロアリの被害を防ぎ、
建物全体の寿命にも
好影響を与えます。
和モダン住宅における縁側の再解釈
やまぐち建築設計室が
提案する
ウッドデッキは、
単なる外部空間ではありません。
「現代の縁側」として、
日本建築の美学を
現代的に再解釈して
住まい手さんの暮らしや
家、環境に応じて昇華した存在です。
障子や格子、
植栽との組み合わせによって、
内と外の境界を曖昧にし、
四季折々の陰影を楽しむ。
中庭と一体化させれば、
プライバシーを守りながら
開放感あふれる空間が
実現します。
そこには、
日常でありながら
非日常を感じる、
贅沢な余白が広がります。
環境が暮らしを変える・・・・・。
ウッドデッキのある暮らしは、
アウトドアリビングを生み出し、
家族の憩いを深め、
外観と資産価値を高め、
和モダン住宅の美学を再解釈する。
それらを叶える場所となります。
だからこそ、
計画段階での具体的な検討が
不可欠です。
素材・配置
メンテナンス計画までを
関連する生活の内容も含めて
共に考えることで、
後悔のない住まいづくりが
可能になります。
ウッドデッキの板は、
ただの木材ではなく、
家族の時間と記憶を紡ぐ
ステージにもなります。
〇関連blog
ウッドデッキがもたらす暮らしの余白|開放感と上品な時間を育む住まいの提案、資産価値を高めるウッドデッキと間取りの設計で暮らしを豊かにする外と内のつながりのある暮らし。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail606.html
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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