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ブログ・コラム

2025.07.05

本物の美しさが宿る空間で考えるこれからの暮らしの質 ― ポルトローナ・フラウ大阪ショールームにて、上質なインテリアと建築の融合を住まいに活かすために|やまぐち建築設計室が考える空間設計と家具選びの持つ意味。

カテゴリ:
家具と暮らしとインテリアコーディネート

時を重ね、

空間に息づく美しさを。

 

ポルトローナ・フラウ

大阪ショールームにて。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのメインエリア全景。柔らかな自然光が差し込む空間に上質なソファとデザインチェアが並び、落ち着きある木質フローリングが広がる

※開放感あふれるショールーム全景。
自然光が差し込む空間に

品格をまとったソファとチェアが

丁寧にレイアウトされ、

訪れる人を優しく迎え入れます。

 

 

先日、

ポルトローナ・フラウ「Poltrona Frau」の

ショールームにて

開催された「Premiere Event」

invitationに・・・・・。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのラウンジテーブル。サンペレグリノと赤いチョコレート、ブランド資料が置かれたシーン。大理石のテーブルとガラス花器が映える高級感ある設え

※invitationでのウェルカムドリンクとブランド資料の設え

 


建築とインテリアの境界が

曖昧になるような

その場に身を置く瞬間は、

空間が持つ気配の在り方に、

ただ美しいという以上の

感動を生み出します。

 

家具に求められるのは、

単なる機能や

見た目の華やかさだけではなく、

暮らしの空間に対して

「質」を高め、

そこに暮らす人の

人生に寄り添う

余白としての存在。

 

その本質を、

ポルトローナ・フラウは

創業以来一世紀以上にわたって

丁寧に培ってきました。

 

今回のinvitationでは、

ただ家具を見るという以上に、

空間全体からにじみ出る

思想や設えの奥行き、

そして「暮らしの豊かさ」とは何か

という問いに

ショールームの担当者さんと

向き合いながら。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのダイニングエリア。グリッドパターンのラグとピンクベージュの椅子、背の低いブックシェルフが織りなす開放的かつ知的な空間構成

※知性とくつろぎが同居するダイニングゾーン。
グリッド模様のラグや背の低いシェルフが、

空間にリズムと柔らかな仕切りをもたらしています。

 

 

ポルトローナ・フラウという哲学。

時間を纏うデザイン

 

1912年、

イタリア・トリノにて創業した

ポルトローナ・フラウは、

クラフツマンシップと

デザインの融合を極めた存在です。

 

歴史的な背景を持ちながらも、

常に革新を忘れないその姿勢は、

クラシックとモダンが

静かに共鳴する静謐な贅沢として、

住空間に確かな美しさを届けてくれます。

 

ショールームで目にする家具は、

僕の感性からは

彫刻のように構成されており、

そのどれもが「時間に耐えうる」存在でした。

 

なかでも印象的なのは

経年変化を愉しめる

ペレ・フラウレザーや、

手仕事で仕上げられた

ステッチの美しさ。

 

それは単なる製品ではなくて、

人の手と心によってつくられた

物語そのもののような感覚です。

 

空間を設えるということ。

 

ポルトローナ・フラウ大阪ショールームのリビング&ダイニング空間。マーブル天板のテーブル越しに、上質なホワイトソファやラウンドミラー、ガラス照明が美しく配置され、モダンかつ穏やかな住まいの参考になるハイブランドのインテリアスタイリング。大きな窓からの自然光が空間に上質な余白と開放感を与えている

※マーブルのダイニングテーブル越しに眺める、

広がりのあるリビング空間展示。
壁面に浮かぶラウンドミラーと、

配置の妙が生む「整った美しさ」が、

住まいの未来像を想像させてくれます。

 


壁面に設置された柔らかな

カーブをデザインしたミラー、

ふくよかなフォルムのソファ、

マーブルのテーブルには差し色のように

アクセントをさり気無く飾るグリーンの効能。
これらの配置は、

建築における

重心対話のようでもあり、

少しの事ですが

空間に流れる静かなリズムを

生み出していました。

 

家具が質感を引き立て、

来場者の動線が

自然に設計されている

ショールームの構成も

住まい造りの際の「家具配置」。

そこにあるのは「デザイン」ではなく

「暮らしに関する設計」なのだと、

建築家としての直感が反応しました。

 

座るための椅子ではなく、

触れることで

気持ちが解ける椅子。

 

飾るためだけの収納ではなく、

住まいに詩情を与える収納。

 

空間のすべてが、

静かに心の居場所として

機能するように。

 

やまぐち建築設計室が考える

「暮らしと美意識」の関係・・・・・。

 

やまぐち建築設計室では、

建築とインテリアを切り離すことなく、

「暮らしを包み込む総体」とし

て設計を捉えています。

 

奈良という土地に根差しながらも、

暮しに繋がる感性を持ち続けること。

 

それは住まい造りにおいて

大切な感性だと考えています。

 

たとえば、

自然素材の無垢材に触れながらも、

そこにモダンなチェアや

アート性の高い照明を融合させる。

 

季節の移ろいに

寄り添った和の設えに、

ポルトローナ・フラウのような

世界観を取り込むことで、

静謐な風土に

「洗練された余白」が

生まれるものだと考えています。

 

それは決して

奇をてらったコーディネートではなく、

上質な日常を描くための

静かな主張です。

 

本物に触れるという贅沢を、

暮らしの中へ・・・・・。

 

家具とは、

暮らしの中心にある

に最も近い存在です。

 

だからこそ、

見た目の美しさだけでなく、

「触れたときに心がほぐれること」

「何十年先も使いたくなること」が、

本当の価値ではないでしょうか。

 

やまぐち建築設計室では、

建築設計から家具選び、

照明計画、

アートディレクションまで、

トータルに暮らしを

デザインするご提案を行っています。

 

〇関連blog

空間と家具と人との関係性を環境からも

人間工学的にも

心地よく過ごす為の設計の付加価値

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail310.html

 

その根底にあるのは

暮らす人が心地よさを感じながら

誇りと愛着を持てる空間をつくること。

 

本物のある暮らしを、

風景と共鳴させながら、

自分達らしい住まいへと

昇華していきませんか?。

 

インテリアの選定は、

暮らしそのものの設計に直結する

大切なプロセスです。

 

〇関連blog

住まいを家具から考えるという事、暮らしの趣を丁寧に

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail311.html

 

 

どんな椅子に座り、

どんな光の中で食事をし、

どんな空気の中で眠るのか・・・・・。

 

そのすべてが、

人生の質と深さをかたちづくります。

 

やまぐち建築設計室では、

こうした丁寧な選択を

大切にされたいと考えている

住まい手さん達と方と共に、

人生のカタチをイメージしながら

住まいの設計をご提案しています。

 

奈良での注文住宅、

リノベーション、

インテリアコーディネートのご相談は、

どうぞ気軽にお声がけください。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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