ブログ・コラム
2025.06.09
和モダンとホテルライクが響き合う、美しい住まいづくり —— 心地よい暮らしを育む間取りと動線、素材美と光の設計で叶える “暮らしやすさ” と “上質な空間”。奈良の注文住宅・建築家が考える設計と家づくり、暮らしの環境提案。
- カテゴリ:
- 過ごし方、暮らし方、生活環境と間取り
“上質な暮らし” を叶える 和モダン×ホテルライクな住まいづくり
—— “暮らしやすさ” を追求する設計とプランの工夫。
はじめに ——。
「美しいだけではない、“心地よさ”を大切にした家づくりへ」
※和モダンとホテルライクが響き合う心地よいLDK空間、暮らしやすさと上質さを両立する建築家が提案する間取りと素材美の設計デザイン提案事例
家づくりを考え始めた時、
多くの方が最初に惹かれるのは「デザイン」の
世界かもしれません。
InstagramやPinterestなどで目にする、
ホテルライクな和モダン住宅。
静謐で整った空間に、
ふわりと差し込む柔らかな光。
自然素材の手触り感と、
洗練された現代的な意匠の調和。
「こんな住まいで過ごしてみたい」と、
ふと心が動く瞬間は誰にもあるはずです。
とはいえ実際に家づくりを進める段階になると、
多くの方がこうした声を聞かせてくださいます。
・「デザインばかり重視すると、住み心地が犠牲になるのでは?」
・「忙しい日常に本当にフィットする間取りって、どう考えれば?」
・「子どもの成長や家族のライフスタイルの変化にも長く対応できる家がいい」
特に仕事にも家庭にも前向きに
取り組まれている世代の方々からは、
「見た目の美しさ」と「暮らしやすさ」の
両立を求めるご相談が非常に多くなっています。
やまぐち建築設計室は、
そんな思いにしっかり寄り添いながら、
“美しさ”と“心地よさ”を兼ね備えた
住まいづくりをご提案してきました。
今回のblogでは、
これから家づくりを考える方に向けて、
和モダン×ホテルライクな住まいを
実現するうえで大切にしたい、
「暮らしやすさ」の設計プランの工夫について
書いてみたいと思います。
ご自身の家づくりに、
きっと参考になる視点が見つかるはずです。
「暮らしやすさ」の土台は「動線設計」にある
暮らしの中で「無駄な動き」をどれだけ減らせるか。
実はこれが、
家の“住み心地”を大きく左右する要素です。
動線とは、人が室内で移動する経路のこと。
例えば、帰宅してから
- 玄関で靴やコートを片付け
- 手を洗い
- カバンや荷物を収納し
- リビングに入る
という一連の動きがスムーズにつながっていれば、
空間が散らかりにくくなり、
日々のストレスが格段に減ります。
一方で動線が悪いと・・・・・・。
- 玄関にモノが溢れ
- キッチンと洗面室が離れていて家事が煩雑になり
- 家族同士の動きがぶつかり合う
など、住む人の小さなストレスが
積み重なってしまいます。
「動線設計」は単なる間取り図では見えてきません。
暮らす人のライフスタイルや
家族の動き方を丁寧に読み解くことが不可欠です。
—— 家族玄関のある暮らしで整う生活動線。
住まいの設計で
ご提案することが多いのが、
「玄関ホール」と「家族玄関(プライベートエントランス)」の
併設というスタイルです。
一般的な玄関はお客様も家族も共用しますが、
家族用の動線を別に設けることで
日常生活が劇的に整います。
◇ 家族玄関があると・・・・・。
■ 玄関ホールがいつもスッキリ。急な来客にも慌てない
■ 子どもたちが自分で靴やバッグを片付ける習慣が育つ
■ コートやカバンの収納が室内に散乱せずに済む
■ 家事動線と直結すれば家事効率もアップ
ホテルライクな和モダン住宅は
「空間の美しさ」が大きな魅力ですが、
こうした「隠れた工夫」が
その美しさを日常的に保つための
秘訣でもあります。
—— 家事ラク動線は「生活の流れ」をデザインする。
共働きで忙しいご家庭や子育て世代にとって、
家事のしやすさは非常に重要です。
間取りを考える際、
次のような「生活の流れ」を大切にしています。
■ 買い物後の動線
玄関からキッチンやパントリーへスムーズに荷物が運べる配置に。
■ 洗濯の動線
洗面室〜ランドリールーム〜ファミリークローゼットが一連でつながることで、
「洗う→干す→しまう」が楽になります。
■ 家族のコミュニケーション動線
キッチンに立つ親とリビングにいる家族が自然に会話できる設計に。
こうした細やかな動線設計が、忙しい日常をストレスフリーにしてくれるのです。
——「見せる収納」と「隠す収納」のバランス。
和モダン×ホテルライクな空間では、空間の「余白」が非常に大切です。
そのためには、収納計画が欠かせません。
- 玄関まわりのシューズクロークやコート収納
- 家族玄関横のストック収納
- LDKの見せるディスプレイ収納と、生活感を隠すパントリーやリビング収納
「見せるべきもの」と「隠すべきもの」を明確にし、
メリハリをつけた収納計画が、
住まい全体の上質感を高めます。
ホテルライクな空間にありがちな「生活感がない」
というイメージではなく、
実際の暮らしにフィットした上での
美しさを実現することが重要だと考えています。
—— LDKは「余白」を活かしてホテルライクに。
LDK空間のデザインで意識するべきは「抜け」と「余白」です。
- 天井高を活かした設計
- 吹き抜けや大開口サッシで視線の広がりをつくる
- 照明で空間に陰影をつけ、奥行きを演出
家具のレイアウトもポイントです。
■ 大型のダイニングテーブルは空間の重心を整える
■ ソファは低めのものを選び、広がり感を出す
■ 壁面収納や造作家具でインテリアと一体感を持たせる
こうして意図的に「余白」をつくることで、
ホテルのような洗練されたLDK空間が生まれます。
——「素材」と「光」の設計が住まいの品格を決める。
上質な空間には「素材感」と「光の演出」が欠かせません。
やまぐち建築設計室では、
素材選びにも徹底的に工夫を盛り込みます。
■ 床材は空間の質や機能面も考慮
■ 壁面に塗り壁や和紙クロス・石材・木材・タイル等適材適所を採用
■ 間接照明で光の陰影をデザイン
また、時間帯によって変わる
空間の表情にも配慮しています。
- 昼間は自然光を取り込み、明るく開放的に
- 夜は間接照明やスポット照明で落ち着いたホテルライクな雰囲気に
暮らしの中で「光の質」が豊かになることで、
住まいは一層心地よくなります。
“心地よさ”は「設計の質」で決まる。
家づくりは「見た目が美しいこと」が
ゴールではありません。
毎日の暮らしが快適で、
自分たちらしい心地よさを感じられること。
そのためには、動線・収納・空間の余白・素材選び・光の演出——。
細部にわたる「設計の質」が問われます。
“流行のデザイン”に流されるのではなく、
自分たちの暮らしに本当にフィットする住まいを。
それが、
やまぐち建築設計室がいつも
大切にしている設計の考え方です。
【設計相談のご案内】
もし、家づくりのイメージが少しでも湧いてきたら——
ぜひお気軽に設計相談をご活用ください。
✔ デザインだけでなく、暮らしやすさも大切にしたい方
✔ 家族構成やライフスタイルに合わせた間取りを考えたい方
✔ 和モダンやホテルライクな空間に関心のある方
やまぐち建築設計室では、
じっくりと対話を重ねながら、
一邸一邸心を込めてご提案いたします。
>設計相談のお申し込みはこちら 「お問合せ・ご相談」
あなたらしい“心地よい暮らし”の実現へ、
丁寧な暮らしを考えてみませんか?。
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
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