ブログ・コラム
2025.05.31
片付けやすい家づくりで暮らしが整うという事、家族みんなが自然と片付けたくなる収納動線と間取り設計の工夫・掃除がラクになる家事ラク動線、心にゆとりを生む整理収納アイデアとストレスの少なくなる住まいのつくり方
- カテゴリ:
- 収納・片付け・暮らし・インテリア
片付けのしやすさが生み出す暮らしの環境。
空間が整えば、
心も暮らしも整う・・・・・。
※LDK壁面に整理収納に関して生活動線と一体化した収納棚を設けて隠す収納を使いやすい高さに設けて「片付けやすさ」と「暮らしやすさ」を叶えている住まいの設計提案事例。
家の中がいつも散らかっていて、
どこから手をつけて良いかわからない。
家族が出しっぱなしにして、
ついイライラしてしまう。
収納が足りないのか、
それとも収納の使い方が悪いのか・・・・・・。
そんなお悩みを抱えて、
日々の片付けに追われていませんか?。
〇関連blog
家事を踏まえた動線計画と共に暮らしに寄り添う収納計画提案。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail479.html
現代の住宅事情では、
共働き世帯も増え、家事や育児、
仕事と忙しい日々のなかで
片付けにまで意識を向ける余裕が
持ちにくいという方が増えています。
また、Instagramやピンタレスト
SNSなどで整然とした
モデルルームの写真を見るたびに
「自分はダメだな」と落ち込んでしまう、
という声もよく耳にします。
しかし、
片付けは「才能」や「根性」で
乗り越えるものではありません。
それ以前に、
住まいそのものが片付けやすく
設計されているかどうかが大きな鍵を握っています。
やまぐち建築設計室では、
「暮らしやすさ」と「片付けやすさ」を
建築設計の初期段階から丁寧に考え、
住まい手それぞれの
暮らし方に寄り添った「整う空間づくり」を
ご提案しています。
ホームぺージのお問合せからも
よく「ご相談」内容として届きますので
今回はそんな視点から
片付けのしやすさが生み出す
暮らしの環境について、
より具体的に暮らしに悩む方にも
共感していただける形で
少し書いてみたいと思います。
掃除が格段に楽になる。
収納動線と空間設計の工夫・・・・・。
「片付けが苦手」「掃除が億劫」という方に
共通する大きな理由のひとつが、
モノの定位置が定まっていないこと。
たとえば、
リビングの一角にランドセルが置きっぱなし、
玄関やダイニングテーブルに
郵便物が積まれたまま、
洗面室に日用品が溢れ・・・・・。
というように、とりあえず置く場所が
日常化してしまうと、
片付けと掃除がどんどん難しくなります。
やまぐち建築設計室の設計アプローチ。
・帰宅後の動線上に収納を配置
玄関からリビングまでの間に「上着・鞄・鍵」を
収める場所を計画。
・家事動線と収納を連動させる
キッチン周りのパントリーや、洗面・脱衣室に
タオルや洗剤の収納を設け、
出し入れが簡単な構成に。
・リビングに家族共有の「見せない収納」
リビングボードや造作家具を設計段階で組み込み、
生活感が表に出にくい空間に整える。
こうした工夫によって、
普段の暮らしの中で「片付けてから掃除する」という
ハードルがぐっと下がります。
掃除機をかける、拭き掃除をする、
その一歩が軽やかに踏み出せる空間が、
住まい全体の清潔感と
快適さを維持する鍵になるのです。
自己肯定感が高まり、暮らしに自信が持てる。
「どうして私は片付けができないんだろう」
「家族に片付けを強く言えない」
そんなふうに自分を責めてしまう
主婦層の方は少なくありません。
でもその原因は、
「性格」や「能力」だけの問題ではなく、
その人に合った状態で空間の仕組みそのものが
整っていないことがほとんどです。
住宅設計で叶える「整う暮らし」。
・家族が自然と「片付けたくなる」場所を設計する
子ども部屋の収納には「ラベル付きの見やすい棚」や
「高さの合った引き出し」を設けることで、
小さな子でも楽しんで片付けができるように。
・引き出しや収納棚の奥行きや高さを用途別に最適化
浅すぎず深すぎず、
適切なサイズの収納をつくることで、
取り出す→戻すがスムーズに。
・「飾る場所」と「しまう場所」を明確に分ける
空間に「余白」を持たせ、
すべてを収納に詰め込むのではなく、
美しい暮らしの風景も意識して設計。
結果的に、片付けが「億劫な作業」から
「自然な暮らしの一部」に変わり、
自分の暮らしや空間に対する自信が育まれます。
「今日は引き出し一つ片付けられた」
「玄関がきれいに整った」
そんな小さな成功体験の積み重ねが、
自己肯定感を高め、
暮らしに前向きな気持ちを生み出してくれるものです。
心にゆとりが生まれ、家族関係も良好に。
住まいが整っていると、
心理的にも穏やかでいられる時間が増えます。
反対に、
片付かない空間は無意識のうちに
ストレスや苛立ちを蓄積させ、
家族とのコミュニケーションにも
影響を及ぼしてしまうことも。
やまぐち建築設計室では、
次のようなアプローチを大切にしています。
・リビングに「家族共有の余白空間」を設ける
日常の中で、
家族それぞれが心地よく過ごせる居場所をつくり、
心理的な安心感を生む。
・キッチンとダイニングの連続性を意識した設計
家族の会話が自然と生まれ、
片付けも協力して行いやすい動線を計画。
・寝室やプライベート空間は「静」を
意識した整えやすい設計
収納や照明計画にも工夫を凝らし、
穏やかな時間が過ごせる空間に整える。
こうした住まいの工夫が、
結果的に家族同士のストレスを減らし、
関係性の質も向上させるのです。
片付けが「家族の共通意識」になることで、
協力的な家庭環境が生まれていきます。
「片付けやすい設計」は、
暮らしの質そのものを底上げするという事。
片付けやすさは、
単なる収納の話ではありません。
暮らし全体の流れや心地よさを支える、
空間設計の根幹にかかわるテーマです。
やまぐち建築設計室では、
それぞれの暮らしに寄り添い、
整う空間づくりを建築設計の段階から
大切に考えています。
これから家づくりを考えている方、
今の暮らしにどこかモヤモヤを感じている方には、
ぜひ「片付けやすさ」という観点を
住まいの計画に取り入れていただきたいと思います。
家族みんなが自然と片付けたくなる家。
掃除や整えが負担にならず、
暮らしが楽になる家。
そんな住まいが、
きっとあなたの毎日に心のゆとりと
幸福感をもたらしてくれるはずです。
やまぐち建築設計室では、
片付けやすさ・暮らしやすさを重視した
デザイナーズ住宅や
オーダーメイドの住まいづくりを
数多く手掛けています。
ぜひ一度、「暮らしを整える家づくり」について
お気軽にご相談ください。
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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