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ブログ・コラム

2025.05.17

収納が整えば、暮らしは驚くほど快適になる。家事動線がスムーズに、間取りが美しく、住まい全体が片付くように、暮らしを豊かにする「収納のバランス」を考えた家づくりの秘訣。

カテゴリ:
収納・片付け・暮らし・インテリア

暮らしを整える家づくり

収納の性能を高める「間取り」という

考え方・・・・・。

 

和モダンを意識した、ホテルライクな上質LDK空間。 壁面収納や吊り収納を美しくデザインし、暮らしの中に“片付けやすさ”と“見せる楽しさ”を両立。 光と素材感が織りなす、快適で機能的なオーダーメイド住宅の設計事例

※和モダンを意識したLDK空間に壁面収納や吊り収納を美しくデザインし暮らしの中に片付けやすさと見せる楽しさを両立させたイメージデザイン提案事例。

 

家づくりは暮らしの再設計。

家を建てることは、

単なる

新しい建物を手に入れる作業

ではありません。

 

新築でもリフォームでも

リノベーションでも、

その本質は暮らしを整えるターニングポイント。

 

生活環境が変わることで、

家族の時間の流れが変わり、

気持ちの余白が生まれ、

日々の暮らしは確実に変化します。

 

そんな時、

見落とされがちなのが 「収納」

という存在。

 

「とりあえず広ければいい」

「空いたスペースに作ればいい」と

考えがちですが、

それでは暮らしの質は上がりません。

 

「収納」は間取りと共に

計画するべき暮らしを整える装置。

 

今回は、

収納力を高める間取りの考え方 について

暮らしを紐解きながら

書いてみたいと思います。

 

広さより使い方。

オープンな計画性と間取りで叶える

収納デザインの合理性。

 

収納力を上げるなら、

単純に広さを確保すれば良いと

考えていませんか?

 

実は「空間の使い方」こそが

重要なのです。

 

特にリビング・ダイニング・キッチンを

一体化させたオープンな間取りは、
視覚的な広がりと共に、

収納力を最大化する設計手法のひとつ。

 

例えば:

壁際を活かす背の高い収納家具

視線を上に流し、

圧迫感を減らしつつ大容量を確保。

 

多機能家具

収納付きベンチ・ソファ・テーブル

生活動線を妨げず、

収納を自然に組み込む。

 

仕切りを使わず植物やアートでゾーニング

圧迫感なく片付ける場所を

視覚的に明確化。

 

環境との連動も大切。
オープンな間取りは、

光や風の流れもスムーズにし、

収納以上の心地よさを生みます。

 

壁を立体的に使う、壁面収納という思考。

床面積に限りがある住宅では、

「縦方向の活用」が鍵です。

 

スペースの活用に関しては

一律「こう」という意味ではなく、

それぞれの暮らしに関連付けて

ご提案するのは、
「壁を収納装置として設計する」

という視点。

 

可動式のオープン棚

本や雑貨を収納しつつ、

インテリアとしても美しく。

 

有孔ボードやフック収納

キッチン、玄関で

浮かせる収納を実現し、

掃除も可能な限りラクに。

 

壁付け収納ボックス

モジュール型で増減自在。

デザイン性を保ちながら整理整頓。

 

特に和モダンな住まいにおいては、

「見せる収納」と「隠す収納」の

バランスが重要。

 

壁面を「動かす」ことで、

日常を軽やかに

保つことができるようになります。

 

分散型収納で

家全体がすっきり整う。

収納を一箇所に集約するのではなく、

必要な場所に必要なだけ配置する。

 

これが「分散型収納」の考え方です。

 

階段下収納

デッドスペースを賢く活用し、

掃除機や季節用品をスッキリ収納。

 

廊下収納

リネン類、掃除道具、日用品など、

動線上に収納を設けることで

取り出しやすく。

 

各部屋ごとの最適収納

寝室、洗面所、リビング、

それぞれの用途に合わせた収納を設計。

 

 

 

どこに何をしまうのか?

それが生活の質を大きく左右します。

 

奈良のように

比較的季節がはっきりしている地域では、
「衣替え」「季節ごとの道具管理」が

楽になる分散型収納が、

実はとても効果的なのです。

 

隠す収納で

美しい暮らしをつくる。

収納は「見せない美学」も大切です。

 

ベンチやソファ下の収納スペース

日常使いしないものを

隠してスッキリ。

 

階段の踏み板を引き出し収納に

本や小物を

サッと片付けるアイデア。

 

隠し扉収納

空間デザインに溶け込ませた

秘密の収納で

遊び心もプラス。

 

こうした隠す収納は、

「暮らしの景色を整える」ための工夫。

 

すっきりとした空間は、

心の余裕や

丁寧な暮らしに直結します。

 

家具配置こそ収納計画の要です。

最後に、

家具配置そのものが

収納力を左右するという視点も

忘れてはいけません。

 

部屋の間取りに大きく関連性がある

家具の存在。

 

動線を妨げない家具配置

無駄な移動を減らし、

使いやすい収納動線を確保。

 

縦空間を使う高さ活用

天井近くの収納棚で、

普段使わないものを上手に整理。

 

〇参考blog〇

間取りと暮らしに紐づけする収納計画ライフプラン。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail136.html

 

ゾーニングで収納場所を明確化するように。

 

リビング・ダイニング

ワークスペースを緩やかに分け、

整理整頓しやすく。

 

特に「家事動線」と「子育て動線」が

重なる世帯においては、
流れるように片付く間取りが

ストレスを減らし、

毎日がラクになります。

 

暮らしを整える収納計画が

家づくりの基本的構成にも

重要だという事・・・・・。

 

収納は単なる「物をしまう場所」ではなく、

暮らしを快適に、

そして美しく整えるための

間取りの一部です。

 

新築でもリフォームでも、
「どう暮らしたいか」から逆算した

収納計画 が、
日々のストレスを減らし、

家族の時間を豊かにします。

 

ぜひ、

あなたの暮らしにも適切な収納計画を

取り入れてみませんか?

 

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