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ブログ・コラム

2025.05.14

【暮らしに寄り添う家づくり】 間取りを活かすインテリア設計で暮らしが変わる|動線と心地よさを整える住まいの仕上げ

カテゴリ:
家具と暮らしとインテリアコーディネート

 

暮らしを整える

インテリアコーディネート。

 

 

奈良県の設計事務所が手掛ける和モダン住宅のLDK空間イメージCG。珪藻土の塗り壁と木の質感が調和する落ち着きあるリビングは、家族団らんの場として設計。天井には木目のアクセントを施し、間接照明で柔らかな雰囲気を演出。ダークグレーのソファと木製ダイニングセットを配し、素材の温かみを感じる空間に。テレビスペースにはモダンな石調タイルを用い、伝統と現代を融合した上質な和モダンデザイン。動線と居心地を両立させた暮らしやすい住まいの一例

※間取り打ち合わせ時には家具とインテリアのイメージも並行してCGで趣を提案

 

動線と住まいの質を高める

仕上げの設計。

 

普段から間取りの計画を

考える少し前の段階で

インテリアの趣や

役割について住まい手さんと

意見交換を

させていただくようにしています。

 

住まい手さんの

価値観の範囲をまずは

聞かせていただき、

そのうえで

過ごしやすさの中心が

何処にあるべきかを

想定しながら

住まいの趣を

ご相談させていただいています。

 

詳しくは書きませんが

暮らしにとって

大切なインテリアの感度。

 

今回は

インテリアコーディネートが

暮らしの快適さに

どう影響するかを、
住まいづくりの視点で

少し書いてみたいと思います。

 

間取りをしっかり考えたつもりでも、

「なんだか落ち着かない」

「動きづらい」と感じること、

ありませんか?

 

実はその原因、

インテリアの選び方や

配置にあることが多いんです。

 

〇参考blog〇

低い家具と配置の工夫で叶える広がりのある住空間。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail422.html

 

普段住まいの設計を行う際、
「間取りは動線の骨格」

「インテリアは暮らし方を形にする仕上げ」

と考えています。

 

その考え方をもとに、

実際の打ち合わせでも

よくお話しする内容を交えながら、
暮らしやすい住まいに

仕上げるインテリアの

考え方をまとめてみました。

 

まずは「自分らしい暮らし方」を

イメージする。

 

インテリアを考えるとき、

「おしゃれな部屋にしたい!」と

ワクワクするかと思います。

 

ですが、

最初に大切なのは

【どう暮らしたいか】を

描くこと。

 

家族が集まってくつろぐ時間

趣味を楽しむ場所

片付けが自然とできる仕組み

 

これらを具体的に

イメージすることで、

必要な空間の「質感」が

見えてきます。

 

地域性もありますが

住まいであれば、
・庭や借景を楽しむ「間」
・靴を脱いでホッとする玄関土間
・夏の涼しさ、冬の温もりを感じる素材選び
こうした「暮らしの空気感」を

整えることが、

インテリアの役割です。

 

インテリアと

動線は「セット」で考える。

 

動線計画は設計者である

建築家・設計を行う建築士の

得意分野ですが、
実は」家具を置いてみてから気づく」

という不便も多いもの。

 

ソファが大きすぎて

通路が狭くなる。

 

ダイニングチェアを引くと

家具や壁に当たる。

 

玄関収納が使いづらい。

 

これらは家具選びや

配置次第で解消できます。

 

間取りを決める前にも
【想定家具リスト】を

考えてプランを練ります。

 

・リビングは2.5人掛けソファ
・ダイニングは横幅180cm
・キッチン横にパントリー収納

 

図面上だけでなく、

生活動線の

シミュレーションをしながら、
本当に暮らしやすいのか?を

検証する時間は大切です。

 

テイストと配色の

ゆるやかな統一感。

 

おしゃれな

インテリア雑誌のように、

テイストを決めすぎると、
逆に「息苦しさ」を

感じてしまうこともあります。

 

なので僕は住まい手さんに

7:3の法則】を

おすすめする事もあります。

 

7割:自分たちが

落ち着けるベース。

例:和モダン、ナチュラル

 

3割:遊び心や今の気分

例:北欧雑貨、モダンな照明

 

例えば和モダン住宅なら、
・白木や漆喰を基調に
・アクセントで

ブラックアイアンや

陶器の小物を取り入れる

 

そんなやりすぎない

ミックス感が、

長く落ち着いて

愛せる空間にもなります。

 

配色も同じで、
・ベースは自然素材に近い色

白、ベージュ、グレー

 

・メインカラーは木の色味

 

・アクセントに季節感

春なら若草色、秋なら柿色

 

という具合に四季に寄り添う

色選びをご提案しています。

 

小さな工夫で

「暮らしやすさ」が変わる。

 

住まいが完成した後、

意外と大きな

影響を与えるのが

小物と照明です。

 

クッションやラグで

季節感を演出。

 

観葉植物で空間に呼吸を。

 

アートや器で「好き」を飾る

 

また、照明計画も重要で
リビングは

間接照明で落ち着きを。

 

ダイニングは

ペンダントライトで

食卓を引き立てる。

 

寝室は調光機能で

シーンを切り替える。

 

といった、

暮らし方に合わせた

明かりをご提案します。

 

これらの要素が、

毎日の暮らしに「心地よさ」という

厚みを加えてくれます。

 

暮らしの質を高める

インテリア設計。

 

インテリアは

飾るためのものではなく、
暮らしを快適にするための

仕上げです。

 

間取りや動線の計画に始まり、
その空間を

自分たちの暮らしに

馴染ませる作業が、

インテリアコーディネートの

本当の意味。

 

やまぐち建築設計室では、
家そのものの

設計と並行して、
「暮らし方の設計」も

大切にしています。

 

奈良の風土と、

住む人それぞれの暮らしに

寄り添った、
心地よい住まいを

ご提案しています。

 

住まい造りの

設計相談の際には

「インテリア」まで

丁寧に考えることで

暮らしの質も居心地も

気分も含めて向上します。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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