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ブログ・コラム

2025.05.08

暮らしを丁寧に考える建築家の視点から子育て世代のための「片付くキッチン設計」に家事動線・収納・間取りで叶える整う暮らしに収納物の情報整理と現状の見直し提案。

カテゴリ:
キッチン 収納

子育て世代のキッチン周辺での

整理収納を考える提案。

 

kosodate_kitchen_openstyle_wooddeck_dining_connection

※キッチン設備機器ショールームでキッチン引き出しの収納容量を検討中の打ち合わせ事例

 

 

 

収納する「鍋」の数量や活用から考える

快適性のあるキッチンと家づくり。

 

家事動線・収納

間取りに着目するという事。

 

日々の暮らしを支える

キッチン。

 

子育て世代にとって、

料理のしやすさや

片付けやすさは、

家事の時短や

家族との時間を生み出す

大切な要素です。

 

間取リを検討する際には

必ずキッチンと

準備、調理、片付けを

連動させておくことが大切です。

 

〇参考blog〇

キッチンのレイアウトと家事空間としての効率性と収納の連動

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail300.html

 

整理収納を考えるという事。

鍋を切り口に、

家事動線・収納

間取りといった住宅設計の視点から、

それぞれの家庭での

暮らしにとって

快適なキッチン環境を

整えるための

考えかたを

少し書いてみたいと思います。

 

1. 鍋の数と種類、適正な選定。

キッチンに

何個の鍋があれば

足りるのでしょうか?。

 

子どもがいる家庭では

調理の量や

頻度も多くなりがちです。

 

基本的なセットとしては

以下のような構成が

考えられるかと思います。

・小鍋(片手鍋)

味噌汁、少量の煮物、離乳食などに使用。

・中鍋(両手鍋)

カレーやシチュー、

パスタなどの主食づくりに。

・大鍋(寸胴鍋)

大量の煮込み料理やスープに。

・フライパン(大小)

日々の焼き物や炒め物に必須。

・専用鍋

卵焼き器、蒸し器、

鍋料理用の土鍋など。

 

必要以上に揃えると

収納に困るため、

「何をよく作るか」

「使っていない鍋はあるか」を

定期的に見直すことが

大切です。

 

鍋の収納術と片付けの工夫。

鍋は重くかさばるため、

収納には工夫が必要です。

 

おすすめの方法は、

重ねられる

デザインを選ぶという事。

・キッチンのタイプにもよりますが

吊り下げ式のラックを活用する。

・引き出し式の収納棚に立てて収納

・使用頻度で収納場所を分ける

よく使う鍋は腰の高さに収納。

 

子どもがいる家庭では

安全性にも配慮が必要です。

 

落下や引き出しの

誤開放を防ぐ

ロック付き収納も視野に。

 

 

キッチン動線と

間取りの考え方・・・・・。

 

家事のしやすさは

動線で決まります。

 

理想的なキッチン動線は

このブログでも

頻繁に書いている

ワークトライアングル。

 

冷蔵庫・シンク・コンロを結ぶ三角形

を意識すること。

 

そこに加えて

食器棚・ゴミ箱

パントリーの配置も一体で設計。

 

・ダイニングや洗面所との

アクセスも短くする。

 

・子どもの動きやすさ

安全性を配慮した回遊導線

 

また、

キッチンに近い場所に

洗濯スペースや

脱衣所を設けることで、

家事の同時進行が可能になります。

 

子育て世代に程よいキッチン設計

3040代での子育て世代は、

仕事と育児の両立に

追われることが多いです。

 

そのため、

以下のようなポイントを

意識した設計が重要かと

考えています。

・家族の様子が見渡せる対面キッチン

・収納量も重要ですが「使いやすさ」を検討

・朝と夕方の家事ピークを支える時短動線

・自然光が入り、風通しの良い空間設計

・家族みんなで使えるアイランドキッチン

 

リフォームでできる

キッチンの最適化。

 

今の間取りを変えるのは

難しいと

感じている方も多いかもしれませんが、

小さなリフォームでも

大きな変化は得られます。

・吊戸棚を撤去し、オープンな収納に。

・キッチンカウンターを延長して

作業スペースを拡充。

・スライド収納に変更して

物の出し入れをラクに。

 

これらの工夫により、

比較的ストレスフリーに近い

調理環境を実現できます。

 

家づくりの視点からの提案。

建築家の目線から見ると、

キッチンは「料理の場」

であると同時に

「家族の関係性を育む場」

でもあります。

 

以下のような提案も重要だと

考えています。

・家事動線と収納を優先した間取り提案

・子どもとの距離感を意識したゾーンづくり

・リビング学習や家族の居場所を

キッチン周辺に配置

 

日々の家事、

特に調理時間の営みを通して、

家族との関係を深め、

暮らしを豊かにする。

 

そのための第一歩は、

身近な収納計画から

キッチンの在り方を

見直すことも重要だと思います。

 

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