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ブログ・コラム

2023.04.08

住まいの設計デザインと暮らしに対する価値観のアプローチ、間取りと並行しながら家の素材や建材、設備空間の必要性を間取りに落とし込む前段階のパーソナル空間吟味の時間。

カテゴリ:
素材・建材・打ち合わせ・検討

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※建材総合メーカーLIXIL奈良ショールーム

 

この日は住まいの新築計画中の住まい手さんを

住宅建材総合メーカー

LIXILのショールームへご案内を。

※玄関扉の方向性を検討中・開閉方法や扉種別など吟味

 

家づくりに必要となる設備備品や

建材となる床材・壁材・仕上げ材など

建材各社それぞれに対応や特徴があるので

僕の方で家づくりの価値観に

紐づけをしながら

方向性を吟味してご案内を。

 

※室内仕上げ材などを一通りご案内中

 

家づくりそれぞれの価値観があり

その都度選定を変えています。

 

今回はそういうところを

吟味しながらLIXILを選定し提案。

 

過ごし方の雰囲気と価値観を吟味しながら

ショールーム内の展示品を

メーカーアドバイザーさんの

案内をつけさせていただき予約見学で。

※壁仕上げ材のタイル調建材・エコカラット

 

機能性壁材の「エコカラット」。

コカラットは「多孔質セラミックス」とも呼ばれ、

鉱物や粘土など

様々な原料からつくられています。

エコカラットを導入する理由として、

見た目のタイル観やデザインもありますが

調湿効果がある程度期待できるというところ。

 

エコカラットには小さな孔があり、

室内の湿度をコントロールすることが可能。

 

カビや結露が発生するのを比較的抑制できるため、

室内環境の向上、

特にトイレのアンモニア臭やペット臭、

タバコ臭など掃除しただけではなかなか消えない臭いも

エコカラット採用のメリットにもなります。

 

ですがデメリットもあり

比較的「強度的に弱い」という事もあり

壁に当たったりすると割れが生じやすかったり

後々絵を飾ったり壁掛けテレビを掛けたり

という壁そのものに「何か」をしたい時には

不便となります。

 

この辺りは予めの計画性によって異なりますが

それぞれの特徴を吟味。

 

一通りショールーム内を説明しながら

ご覧いただき、

目的を絞りながら商品を具体的に・・・・・・・。

※トイレ空間展示コーナー・室内の備品も含めて機能とデザイン紹介

 

例えば、トイレですけど

省エネやエコを観点に各社メーカーが

節水になっていますが

その節水逆に使い勝手を悪くするケースもあります。

 

設備配管のルートや流すことの意味を考えると

一度で度で流すのか

二度、三度流すのか?

トイレ掃除をする際にはどうなのか?

等々、節水がメリットだと思う場合もあるし

逆にそうではないケースもあります。

 

暮らしのリアルを思い浮かべていただきながら

どんな設備機器が沿うのか?

 

小型観がメリットのケースもあるし

その逆の場合も。

※トイレ室内手洗いユニット

 

手洗いもコンパクトなケースが良い場合もありますが

日常的に「手洗い時」を思い浮かべると

意外に「洗う動き」がその「コンパクト」な場所では

デメリットになる事も・・・・・・。

 

スペースによっては「不自由」なケースも

発生しますから。

 

計画各論の原則ではなく

パーソナルな範囲をデザインに取り込むことは

住まい造りでは重要。

 

 

※トイレ空間展示・室内コーナー全景・背面にも展示としてエコカラットの仕上げとその他備品展示

 

そういった「暮らしそのもの」と紐づけながら

イメージと現実の差を埋める時間。

 

※トイレ空間展示・室内コーナー全景・背面にも展示としてエコカラットの仕上げとその他備品展示

床から浮き上がったフロート設置型便器

 

ショートカットして「検討」すると

暮らし始めてからの後悔は多くなると思いますよ

 

暮らしの環境をある程度商品検討の場で

実感する事を大切に提案するように。

 

家具などの提案と同じです・・・・・。

 

時間を掛ければよいというものではありませんが

よく考えて体感し、

行うべき「過程」を置き去りにすると

着地点が大きくズレてしまいますよ。

 

家を建てる事が目的なのか

家を建てることによって得る事の出来る「その後」を

イメージして住まい造りを行うのか?

 

このあたりは本当に重要なプロセスだと

僕は考えているので

そういう過程を大切に提案しています。

 

少し話しはそれましたが

ショールームではそういった検討の時間。

 

機能や設備の充実だけが良いという事ではなく

住まいとしてそれぞれのパーツや選択肢が融合して

暮らしがどうなるのか?

という事をこの時間少しでも体感するように。

 

家づくりのプロセスを有意義な時間として提案中。

 

場所の持つ意味を

丁寧に仕上げるように。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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