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ブログ・コラム

2024.04.24

カウンターやダイニングテーブルと一緒に使う椅子の使い勝手と座り心地も暮らしのシーンには大切な考え方です。

カテゴリ:
インテリア デザイン 家具

 

 

カウンターチェア等は

どのように考えるべきなのか?。

 

 

アイランド型キッチンと一体になったカウンターテーブルとハイチェアのモダンなインテリア空間設計

※キッチンと一体となったカウンターテーブルのアイランド型キッチン&ハイチェア空間展示

 トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

デザイナーズ住宅にモダンに映える空間展示オシャレな暮らしをホテルライクに提案するトーヨーキッチンスタイルショールームのアイランドキッチン

※キッチンと一体となったカウンターテーブルのアイランド型キッチン&ハイチェア空間展示

 トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

 

皆さんのご自宅には

カウンターテーブルはありますか?。

 

 

 

対面式キッチンとカウンターのあるLDK空間でブレックファーストやブランチを楽しむ暮らしの空間提案と奈良県の建築家とつくる家

※造作カウンターを計画して座りやすさと使い勝手をダイニングテーブルと同じに設計したキッチンカウンター

 

 

対面キッチンにおける

キッチンカウンター、

最近だとリモートワークや

リビング学習用の

カウンターデスクやテーブルを

新築時に作った、

またはこれから計画しているという人も

多いのではないでしょうか?。

 

特にキッチンカウンターは

通常のダイニングテーブルや

デスクと比べて

高い位置に設定されていることが多く、

そこに椅子を配置しようとすると

そのチョイスにも一考が必要です。

 

勿論、カウンターの計画の際

インテリア計画として

椅子も一緒に検討しているケースだと

椅子の座面とカウンターの高さ

そして使うシーンをイメージして

カウンターの高さを調整したり

二段式のカウンターで設計する事もあります。

 

 

ですが、

そうではない場合は

テーブルが高い・低いは

意外とよくある家具の悩みです。

 

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアを選ぶ際に、

天板の高さと座面の高さのバランスを

考えるのは非常に重要なことです。

 

テーブルが高く感じて

食事や作業がしづらい。

 

テーブルが低いので

背が丸まり疲れるといった事態は、

おおよそテーブルと椅子の

高さのバランスが合っていないために起こり、

これは日々の食事や作業においては

思いのほかストレスです。

 

ダイニングチェアの座り心地と

テーブルとの高さのバランスは

快適な暮らしや

健康の基本となると言っても

大げさではありません。

 

しかし、

意外と知られていないことでもあり、

多くの人が

テーブルが高すぎて

テーブルが低くて

椅子と合っていなくて

という不便を抱えていたりもします。

 

これはカウンターにおける

カウンターチェアを導入する際にも

起こりえることです。

 

差尺を適したものにすれば

テーブルも使い易くなり疲れにくい

ダイニングテーブルに対して、

丁度良い座面高の

ダイニングチェアを用意する指標は、

差尺(さじゃく)」と言われる数値です。

 

その数値の出し方には

計算式も存在しますが、

一般的な指標としての目安としては、

280mm300mm程度」と言われています。

 

この寸法から外れた差尺だと、

テーブルに手を添えたりする際に

明らかな違和感を覚えるほどです。

 

こうした感覚には個人差もありますが、

ダイニングテーブルとは別に

ダイニングチェアを購入する、

例えば新規で購入するにしても

別々のところで購入する、

あるいはテーブルか椅子のいずれかが

古くなったので買い替える際には、

テーブルと椅子の差尺は

280mm~300mm」であることが

必須と覚えておくと良いです。

 

仮にダイニングテーブルと

ダイニングチェアをこれから選ぶ、

という人は、

まずは椅子、

つまりダイニングチェアから

決めていくことをお勧めします。

 

着座した際に

しっかりと足裏が床に設置する

座面高のものを選ぶのが、

疲れにくい着座を長時間行う条件です。

 

そこから差尺を計算して

テーブルの高さを決めるのが理想です。

 

逆の場合、

つまりテーブルから

決定することが「ダメ」という訳ではありませんが、

椅子は身体を預け、

時には作業し、

時には寛ぐものです。

 

作業をする際に

疲れやすいかどうかは

集中力の向上や能率を左右し、

寛ぐ場面だからこそ

疲れやすいのはご法度です。

 

毎日過ごす場所だからこそ、

空間と同じように

家具も出来る限り

身体にフィットするものを

選ぶことが大事です。

 

ダイニングテーブルと異なる

カウンターの差尺。

 

最近では対面式のキッチンが主流になり、

その流れでキッチンに併設する

カウンターテーブルで

食事をする人も増えてきました。

 

ここで使用されるのは

座面が高く、

脚も長いカウンターチェア、

またはカウンタースツールです。

 

こちらもカウンター「テーブル」という

天板高があるものと合わせる以上、

「差尺」はやはり重要です。

 

ただし、

カウンターチェアは

ダイニングチェアとは

考え方が少し異なるので

注意が必要です。

 

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアの差尺とは異なり、

カウンターチェアは

推奨される差尺が異なります。

 

カウンターテーブルと

カウンターチェアの差尺については

250mm300mm」が

理想的な差尺とされています。

 

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアの差尺に比べ、

推奨される数値の幅が

大きいことが特徴です。

 

この幅を持たせている意味は、

人の体系や用途にもよるものであり

ダイニングテーブルを置かずに

カウンターテーブルで毎日食事をする

もしくは、ダイニングテーブルは別にあり、

カウンターテーブルは

朝のコーヒーや

帰宅後の晩酌程度で使うかで

変わってきます。

 

尚、しっかり食事をとる場合の推奨差尺は

最大270300mmというところです。

 

一方、

晩酌や軽食を楽しむ目的なら

250mm~270mm程度の差尺で十分です。

 

カウンターの高さで

座面高は変わる。

 

キッチンカウンターの高さは

設備や造作に関わる部分でもあるので、

テーブルのそれよりもまちまちです。

 

同じ対面式でも

アイランドスタイルなら

キッチンのワークトップと

同じ高さ=850900mm。

 

一方でペニンシュラタイプだと、

腰壁をキッチンと

ダイニングスペースの間に

配していることも多く、

それ自体が手元を隠す役目を

果たすことから

キッチンのワークトップよりも

高く設定されていることが

多く見られます。

 

1000mm前後が多い印象です。

 

ここに先程の場面ごとに

異なる推奨差尺を当てはめます。

 

仮にキッチンカウンターが

850mmの高さで主に食事をするなら、

座面高の理想は「550580mm」

というところです。

 

食事がメインの目的でないとすれば

座面高は600630mmとなります。

 

キッチンカウンターの高さが

1000mmとして、

そこで食事をとるなら

座面高は700730mm程度、

軽食喫茶がメインなら

730750mm程度が

理想的な座面高となるわけです。 

 

一般的にカウンターチェアは、

安全面を考慮し、

座面高が750mmまでが

望ましいと言われています。

 

転げ落ちたり、

体勢を崩したりする

危険性も少なからずある為です。

 

間取りと共に暮らしのサイズを

イメージする事は

本当に大切ですので

空間としての使い勝手と共に

家具もレイアウトや

採用の方針も

住まいの設計や

デザインに組み込みながら

家造りの事を丁寧に考えてみませんか?。

 

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