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ブログ・コラム

2024.03.24

和モダンスタイルの住まい造りと空間の彩を考えるように、暮らしのスタイルをどのようにイメージするのかで住まいの考え方は変化します、モダンスタイルという現代的な暮らしに和のエッセンスをデザインするように。

カテゴリ:
和モダン思想

 

 

和モダンスタイルのつくり方。

 

 

和モダンの家、低い数寄屋の姿勢をデザインして外壁にタイルをモダンい使い和と洋を組み合わせたスタイルのデザイン提案

 ※外観にタイルを採用しながら和モダンの佇まいを持つ住まいの外観デザイン事例

 

日本だけでなく

海外でも人気の

和モダンスタイル。

 

外観もそうですが、

インテリアのスタイルというものには

実に様々なものが存在します。

 

広い玄関ホールに和のエッセンスを持つモリシゲのダイニング家具と朱色を使った和紙クロス・壁紙を使い一枚板のカウンターで和のエッセンスを色濃く表現した客間・応接を兼ねた玄関ホールの設計デザイン

※現代的な和のスタイルを情緒感じるようデザインを施した玄関応接

 

昔から存在する

オーセンティックなものだけでなく、

 

※それが定番的な人気を

 得るかどうかは別として・・・・・。

 

新しいトレンドによって

生まれるものもあり、

まさに「百花繚乱」という状況です。

 

収納スペースを適切に設けつつ空間にゆとりを持たせた広いLDKにはサイズ感とバランスを考えて姿勢の低い家具をレイアウトして色の風合いも落ち着いたテイストで提案した和モダンの空間設計

※空間に余白をつくる事で 

 和を感じる空間にデザインを施したLDK

 

その中で人気が高く

定番的なもののひとつに

「モダンスタイル」があります。

 

モダンという言葉には

「現代的」「近代的」といった

意味があります。

 

インテリアでいう

モダンスタイルとは

余計な装飾を省いた、

シンプルで飽きが来ないものを

指します。

 

いわば「無駄をそぎ落とした」スタイルです。

 

和の情緒を感じるモダンな越前和紙を使ったオリジナルのオーダー障子と室内タイルの壁が融合するリビング空間は和をモダンに表現する素材使いで間接照明のある折り上げ天井には和紙の壁紙・クロスで陰翳礼讃の趣を表現しています

※和の趣を現代的に感じるよう

 空間の重心を下げたデザインを施した

 メインリビングのデザイン事例

 

このモダンスタイルに「ジャパニーズテイスト」、

つまり日本独特の「和」の精神や

それを感じさせる素材を

掛け合わせたものが

「和モダン」あるいは

「和モダンスタイル」と呼ばれます。

 

「和モダンスタイル」は

海外でも高い人気を博しますが、

特に私たち日本人にとっては

自国の文化に根付いたものと

強く関連することから

馴染みやすく支持を得ています。

 

和モダンスタイルの定義と

必要なものとは?。

 

和モダンスタイルとは、

日本の伝統的なものや

考えをエッセンスとしながら

欧米で生まれた

洗練されたスタイルとを

融合させたものです。

 

伝統的な和風あるいは

和の雰囲気を活かした

インテリアに、

スタイリッシュで現代的な

デザインを合わせた

スタイルと言っても良いです。

 

いわば日本伝統の様式に

現代の新しい様式を

織り交ぜたものという

言い方もできます。

 

ここで明確にしておきたいのが

「和風インテリア」と

「和モダン」の違いです。

 

一見似ていますが

伝統的な日本のインテリアを

取り入れそれのみで

構成された空間が

和風インテリアで、

そこに現代風の要素を

組み合わせたのが「和モダンスタイル」です。

 

日本独特の伝統的な

「侘び・寂び」の文化や

シンプルで洗練されたものは

流行に左右されることなく、

いつまでも

古さを感じさせないことが

大きな魅力のひとつです。

 

リビングから寝室、

キッチンまで

場所を問わずに取り入れることが

可能です。

 

基本的に「和モダンスタイル」を

体現するには

自然素材を取り入れる色調は

落ち着いたものに

家具などのデザインは

シンプルでスタイリッシュなもの

という点を

おさえておくことが

重要と言われます。

 

これらはどれも「和を感じる要素」であり、

「素材」「色使い」

「家具などのアイテム」を

上手く取り入れることができれば、

静謐さを感じさせながらも

温かみのある空間を演出できます。

 

どのような素材を使用するのか?。

 

素材の選定については、

空間全体と

そこに入る家具などの

調度品双方で

見ていく必要があります。

 

空間については

完全な和とならないような

バランスで

全体を作りあげていきます。

 

家具にも経年変化が美しく、

自然な色合いが

和モダンスタイルに

ピッタリな着色仕上げ等の

家具を取り入れることで

和モダンスタイルが

体現しやすくなります。

 

ガラスや金属など

透明感や光沢のある素材を

随所に使用して

変化を加えるのも良いです。

 

色使いのポイント・・・・・。

 

次に重要な

ポイントとなる「色使い」ですが、

一般的なモダンスタイル同様に

白や黒、グレーなどの

モノトーンカラーを重用しながらも、

「詫び・寂び」を表現する

くすんだ色合い=茶色や薄茶色を

ベースカラーとするのもお勧めです。

 

ベースカラーの次に

多くの面積を占めることになる

アソートカラーを差し込むなら

畳や竹といった「和」を

体現しやすい色がおすすめです。

 

アクセントカラーを

取り入れるなら

暗めの色の方が

全体をまとめやすくなります。

 

どのような家具を選べばよいのか、

そのうえで家具などの

調度品は

デザインがシンプルで

スタイリッシュなものとします。

 

和モダンの特徴は

天然素材が多く使われていること、

「詫び・寂び」を含めた

経年による、

そこに置いてある物の

状態変化を楽しむことにあります。

 

シンプルで普遍的なデザインの

家具であれば、

着色仕上げによる

色合いの美しい変化を

楽しみつつ、

飽きが来ないデザインのものが

多数あります。

 

格子などの和の意匠を

取り入れた

ダイニングチェアなども

和モダンスタイルの

体現に一役買うはずです。

 

同時に圧迫感の少ない、

開放的な空間とするには

家具は高さを抑えたものを

多く取り入れるとよいです。

 

高さを抑えた家具は

視界を遮ることなく、

重心が低くなることで

天井との距離感が生まれて

空間を広く見せる効果を

持っています。

 

収納家具なども

腰の高さくらいまでのもので

揃えておくと効果的です。

 

和モダンテイストをつくる上で

大切なことは

ここに挙げたものですが、

そのうえで「やりすぎないこと」が

もっとも重要なものとなります。

 

それは家具やアイテムの

配置についても同様です。

 

空間に余白を残し

開放感を演出すること、

使う色もできるだけ

少なくすることを心掛けると

雰囲気を醸し出せます。

 

和モダンスタイルの体現に

効果的な活用法、

美しい見せ方も

インテリアからもご提案しています。

 

和モダンの空間づくりを

検討している方の

ヒントになれば幸いです。

 

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