お問合せフォーム

ブログ・コラム

2024.02.25

和モダンスタイルの暮らし方、インテリアのスタイルと体現さる暮らしの魅力を存分に味わうモダンな空間美の付加価値。

カテゴリ:
和モダン思想

 

和モダンスタイルの暮らし方。

 

和モダンの佇まいを優雅に感じる門屋のある数寄屋をイメージした高級和風住宅の外観

 

空間の魅力も

大切にしながら

過ごし方に繋がる

和モダンのつくり方・・・・・。

 

日本国内だけではなくて

海外でも人気の

和モダンというスタイル。

 

旅館や料亭のようなイメージを和モダンで表現した平屋のった住まいを持つ木造二階建ての高級住宅の外観

 

インテリアのスタイル

というものには

実に様々なものが存在します。

 

広い庭のある高級和風住宅の設計デザインを手掛けた奈良県の設計事務所

 

昔から存在する

オーセンティックなものだけでなく、

それが定番的な人気を得るかどうかは別として

新しいトレンドによって

生まれるものもあり、

まさに「百花繚乱」という状況です。

 

障子をイメージした乳白色のガラスブロックを活用したアクセントとなる障壁には周辺に塗り壁となるジョリパットを施し朱色による和モダンのイメージを表現

 

その中で人気が高く

定番的なもののひとつに

「モダンスタイル」があります。

 

モダンという言葉には

「現代的」「近代的」といった

意味があります。

高級和モダン受託に相応しい広い玄関と仕上げの数々、単純に高級という事ではなくて和モダンの精神と粋、わびさびを設計とデザインで表現した空間

 

インテリアでいう

モダンスタイルとは

余計な装飾を省いた

シンプルで

飽きが来ないものを指します。

 

玄関ホールには備前焼の壺を飾る一枚板のカウンターと和を象徴する家具を配置しゆとりと趣を生み出す空間設計を施したインテリア

 

いわば「無駄をそぎ落とした」スタイル。

 

このモダンスタイルに

ジャパニーズテイストと呼ばれる

日本独特の「和」の精神や

それを感じさせる

素材を掛け合わせたものが

「和モダン」あるいは「和モダンスタイル」と

呼ばれています。

 

セカンドリビングを備えて来客時には越前和紙の障子を眺める優雅な空間美をイメージした広い和モダンのリビング空間

 

「和モダンスタイル」は

海外でも高い人気を博しますが、

特に私たち日本人にとっては

自国の文化に根付いたものと

強く関連することから

馴染みやすく支持を得ています。

 

高級旅館の待合室をイメージした和モダンの香りが漂う越前和紙の障子を壁に見立てたリビング空間の設計デザイン

 

和モダンスタイルの定義。

 

必要なものとは

特にが学術的に決まったもの

ではありませんが、

和モダンスタイルとは、

日本の伝統的なものや考えを

エッセンスとしながら

欧米で生まれた

洗練されたスタイルと

融合させたものです。

 

光壁に見立てた越前和紙の障子は灯りと光の移ろいによって和のモダンな空間に浮かび上がるもてなしの心を表現したデザインのカタチ

 

伝統的な和風、

あるいは和の雰囲気を活かしたインテリアに、

スタイリッシュで

現代的なデザインを

合わせたスタイルと言っても良いです。

 

広いリビングから繋がる和室のある空間、大切なお客様をもてなす空間として心地良さの表現をデザインしています

 

いわば日本伝統の様式に

現代の新しい様式を

織り交ぜたもの

という言い方もできます。

 

LDK空間には4.5帖の畳コーナーを備えて掘りごたつで心地よく過ごす小さな空間も間取りとして設計しています、そして広く使う事の出来る和を表現した家具モリシゲのダイニングテーブルを配置、アイランド型キッチンとの融合をバランスよく空間美としてデザインしています

 

ここで明確にしておきたいのが

「和風インテリア」と「和モダン」の違いです。

 

一見似ていますが

伝統的な日本のインテリアを取り入れ、

それのみで構成された空間が

和風インテリアで、

そこに現代風の

要素を組み合わせたのが

和モダンスタイルです。

 

日本独特の伝統的な「侘び・寂び」の文化や

シンプルで洗練されたものは

流行に左右されることなく、

いつまでも

古さを感じさせないことが

大きな魅力のひとつです。

 

リビングから寝室、

キッチンまで

場所を問わずに取り入れることが

可能です。

 

基本的に「和モダンスタイル」を

体現するには

自然素材を取り入れる、

色調は落ち着いたものに、

家具などのデザインは

シンプルでスタイリッシュなものを

という点を抑えておくことが

重要と言われます。

 

これらはどれも「和を感じる要素」であり、

「素材」「色使い」

「家具などのアイテム」を

上手く取り入れることができれば、

静謐さを感じさせながらも

温かみのある空間を

演出できます。

 

どのような素材を使用するのか?

素材の選定については、

空間全体と

そこに入る家具などの

調度品双方で

見ていく必要があります。

 

空間については

外装には瓦や白壁を、

内装には珪藻土や漆喰、

そして障子や畳、

襖などの和のテイストが

強い建具を

随所に取り入れながら

完全な和室とならないような

バランスで

全体を作りあげていきます。

 

家具にも経年変化が美しく、

自然な色合いが

和モダンスタイルに

ピッタリな無着色仕上げの

無垢材家具を取り入れることで

和モダンスタイルが

体現しやすくなります。

 

和モダンの高級住宅、豪邸としての佇まいを表現した夜の佇まい、窓ガラスを通じて抜ける灯りの心地良さも表現しています

 

ガラスや金属など

透明感や光沢のある素材を

随所に使用して

変化を加えるのも良いです。

 

夜の佇まいを格調高く表現する和モダンの粋をデザインした中庭、扇状のガラス窓を通じて表現される和の趣を愉しむ庭の風景が生まれます

 

色使いのポイント。

 

次に重要なポイントとなる

「色使い」ですが、

一般的なモダンスタイル同様に

白や黒、グレーなどの

モノトーンカラーを重用しながらも、

「詫び・寂び」を表現する

くすんだ色合い=茶色や薄茶色を

ベースカラーとするのもお勧めです。

 

ベースカラーの次に

多くの面積を占めることになる

アソートカラーを差し込むなら

畳や竹といった「和」を

体現しやすい

緑系の色がおすすめです。

 

アクセントカラーを

取り入れるなら

暗めの色の方が

全体をまとまりが生まれやすくなります。

 

どのような家具を選べばよいのか?

そのうえで

家具などの調度品は

デザインがシンプルで

スタイリッシュなもは

ある意味定番ですが、

和を連想するイメージにも

それぞれ価値観を

うまく融合する事で

オリジナルが生まれます。

 

和モダンの特徴は

天然素材が多く使われていること、

「詫び・寂び」を含めた経年による、

そこに置いてあるものの

状態の変化を

楽しむことにあります。

 

シンプルで

普遍的なデザインが多い

無垢材家具であれば、

無着色仕上げによる

自然の色合いの美しい変化を楽しみつつ、

飽きが来ない

デザインのものが多数あります。

 

格子などの

和の意匠を取り入れた

ダイニングチェアなども

和モダンスタイルの体現に

一役買うはずです。

 

同時に圧迫感の少ない、

開放的な空間とするには

家具は高さを抑えたものを

多く取り入れるとよいかと思います。

 

高さを抑えた家具は視界を遮ることなく、

重心が低くなることで

天井との距離感が

生まれて空間を広く

見せる効果を持っています。

 

収納家具なども

腰の高さくらいまでのもので

揃えておくと効果的です。

 

和モダンテイストをつくる上で

大切なことは

ここに挙げたものですが、

そのうえで「やりすぎないこと」が

もっとも重要なものとなります。

 

それは家具やアイテムの

配置についても

同様です。

 

空間に余白を残し

開放感を演出すること、

使う色もできるだけ少なくすることを

心掛けてみると

空間にも

余白と呼ばれる「感じる」ゆとりが

生まれます。

 

和モダンスタイルの体現に

ピッタリの家具の選定も

効果的な活用法、

美しい見せ方もあります。

 

和モダンの

空間づくりから派生する質感も

価値観から豊かさを生み出す

手段にもなります。

 

暮らしの事をもっと丁寧に

和の趣をイメージしてみませんか?。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

-------------------------------------

■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

-------------------------------------

BACK

ブログトップへもどる