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ブログ・コラム

2024.01.18

注文住宅、新築やリフォームを行う際に計画する間取りと暮らしと収納の関係性を設計デザインするコーディネートの大切さ、持ち物を見直しながら暮らしと生活の基準をイメージする事が大切。

カテゴリ:
物入・クローゼット・収納・納戸・整理整頓

 

 

注文住宅の新築・リフォームで

考える暮らしの事。

 

収納スペースは

どれくらい必要なのか?

という事。

 

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※玄関収納+土間収納の間取り設計提案事例

 

 

最適量の考え方と、

大容量だけに頼らない暮らし方。

 

新築住宅を考えるとき、

多くの人が

気になる

収納スペースの事。

 

特に、

お話しを

伺っている時点では

収納量を

ボリュームアップさせる

傾向があります。

 

しかし、

実際に持ち家に感じる

不満を公的機関や

コンサル会社等が

リサーチすると、

その第1位が「収納の少なさ」

だと言われています。

 

建てる前に

検討したにも関わらず、

なぜそんなことが

起こるのか?

 

そこで僕なりにですが

収納の計画時に

失敗しがちなポイントと、

ベストな収納を

手に入れる考え方について

少し書いてみたいと思います。

 

多くの注文住宅の

新築やリフォーム

家づくりを手がけた経験から

たどり着いた

「収納の最適量」の考え方

「ベストな収納方法」

「収納力がアップする考え方」など、

すっきりとした家で

暮らすためのポイントを少しだけ。

 

少し注文住宅とは

ズレる部分がありますが

分譲マンションの場合、

収納を考えるときの

ポイント・・・・・。

 

まず収納とは

どのように

つくっていくものなのか?。

 

最初にみなさんに

知っておいていただきたい、

設計者が

収納を考えるときの

ポイントについて。

 

例えば、

分譲マンションの設計者ならば、

どのように考えるかというと。

 

時代のトレンドを取り入れる

 

近隣のマンションの

間取りをリサーチして、

条件を少しよくする

 

開発事業者の希望を取り入れる

 

基本はこの3つです。

 

僕も実際に注文住宅に

特化する前は

賃貸マンションや分譲住宅の

設計経験がありますが

流行があるため

そこを押さえつつ、

広告やセールス時の

売り文句をよくするために

近隣のマンションより

やや条件のいい収納をつくる。

 

つまり、

マンション収納は

残念ながら

住まう家族に合わせて

つくられていないんです。

 

もちろん、

これが一概に

悪いわけではありません。

 

限られた収納を

上手に利用して、

むやみに物を増やさないのも

素敵な暮らし方です。

 

では注文住宅の場合

設計者が収納を考えるときの

ポイントとは?

 

こちらも主な

3パターンの

AからCの

設計者を例にあげてみます。

 

A 住まい手さんの言う通りに

「収納の図面」を書く

 

B 住まい手さんの

求める収納の

1.2倍ほどの余裕をもって

「収納の設計」をする

 

C 住まい手さんの現在と

将来を見据えて

意見をすり合わせながら

「収納を提案」する

 

Aの設計者の場合は、

即、担当者と

よく相談をしてください。

そのまま暮らしてしまうと

「収納が少ない、足りない」

という事態になる事が

容易に想像がつきます。

 

Bの設計者の懸念事項は、

予算オーバーに

ならないか否かです。

 

あとは収納以外の部分が

手狭になってしまう

可能性があるので、

そこも確認しましょう。

 

Cの設計者だったら安心

というわけではないのが

収納の難しいところです。

 

できれば、

その設計者が

過去に設計した

物件などを見学させてもらい、

実際に確認できると

良いかと思ます。

 

満足度が高い

収納のポイント

 

住まい手さんの

満足度が高い収納とは、

一体どのようなものなのか?。

 

それは、

次の条件を

満たしている収納です。

 

必要な場所に

必要な収納方法と

必要な収納量を設ける

ただ広い納戸や

ウォークインクローゼットを

つくるのではなくて、

リビングにはリビングに、

キッチンにはキッチンに、

洗面には洗面に、

その家族と暮らしに必要な

収納方法と

必要な収納量を

設けることです。

 

結局、

必要な場所に

必要な物の

収納スペースがないと、

基本的に人は物を

出しっぱなしにします。

 

そして、

家の中が雑然としてくると、

やがて

「収納が足りない、少ない」

という「心境」に

なってしまいます。

 

ですので、

収納は広さばかりを

求めるのではなくて、

暮らしに合わせた収納が必要

という事です。

 

学問的に

建築計画論では

建物の床面積の10%

というど割合が

示されていますが

暮らしの環境を

加味した設計だと

一概にそういう訳では

ありません。

 

そして

収納スペースの

割り振りとして

すぐ手に届く場所に

必要な物があるのは、

すっきりと片付いた部屋を

実現するための

近道とも言えます。

 

収納スペースを

現代の暮らしのスタイルに。

 

昔の日本家屋は、

実は収納スペースが

大きくとられていました。

 

というのも、

物が少ない、

足りない時代でしたから、

とにかく物を大事にして、

出しっぱなしにせず

用が済んだら仕舞っておく。

 

必要なときに

必要な物を取り出す、

という事を

多くの方が行っていました。

 

また、

昔は出産もお葬式なども

自宅で行っていましたので、

そういった際に

必要な道具を

しまっておけるだけの

大きな収納が求められていました。

 

しかし、

現在はというと

さまざまな物が

レンタルできるようになり、

場所も自宅では無くなりましたし

道具を何もかも置く

必要がなくなりました。

 

例えばですが、

現代のスタイルに合わせて

雛人形や五月人形等も

変化してきた状態、

昔に比べると

ずいぶんと

コンパクトになったように、

一つの考え方として

収納への考え方を

暮らしと共に

バージョンアップさせる

必要があると思います。

 

各家庭により異なりますが

その家庭にとって

必要ではない

大きな納戸や

小屋裏収納を

設けるということは、

この先、

一生使わないかもしれない

物のために

何十万円とかけて

家の坪数を増やしている、

ということでもあります。

 

そう考えると、

ただ大きいだけの収納が

どんなに意味のないことか

わかりますね。

 

逆に、

それが必要な

家庭もありますから

暮らしの状態を

読み解き最適解を

考える事は大切です。

 

断捨離力を高めておくことも。

 

収納力をアップする。

インターネット・WEBで

「新築住宅 間取り 収納」等で

検索すると

さまざまな情報が出てきます。

 

それは収納術を

検索しても同じです。

 

ですが、

それを真似て

上手に収納できる方は

そもそも収納上手な方々です。

 

多くの人が

とはいえ、

そんなに上手にできない

というのが

リアルなところです。

 

では、

「収納上手ではない人」と

「収納上手な人」の

違いは何でしょうか?

 

収納上手な人とは、

片付ける努力よりも

物を増やさない

生活をしている人。

 

つまり必要な物を

厳選している人です。

 

 収納上手な人は、

ある程度物が増えて

収納から

溢れそうになったら

その都度、

断捨離のようなことを

行っています。

 

収納力とは

断捨離力といっても

よいかも知れません。

 

 正直

ベストな収納方法は

人によります。

 

物に囲まれていることで

落ち着く人、

少し雑然としている位の方が

自分らしくいられる

という方も

少なからずいらっしゃいます。

 

断捨離については

さまざまな本や

インターネットでの

情報がありますので、

そちらをご覧いただくとして、

家づくりに関して

収納を考える際に

僕がいつもお話しを

させていただく事は

家と暮らしに

その収納計画が合うかどうか?

という基準です。

 

物は買うだけではなく、

つくる、

譲っていただく等々

多様な方法がありますので、

あなたが望むなら

物が多くても良いですし、

そうでないなら捨てる。

 

家と暮らしに

合うかどうかを基準に、

自分自身での

一つひとつの内容に

折り合いを

つけていくことが良いと思います。

 

しかしながら、

どうしても難しいならば

収納について

価値観を共有できる内容で

相談するのがおすすめです。

 

苦手な人にとっては

どう頭をひねっても

ベストな収納が

見つからない場合も、

収納上手な人にとっては

当たり前に

物を収められることも

少なくありません。

 

子どものおもちゃ収納の

コツと考え方。

 

どんなに収納上手な方でも

手を焼いているのが、

子どものおもちゃ。

 

気づくと

リビングやダイニング、

廊下にまで

散らかっているのが

子どものおもちゃです。

 

子ども室があるのだから

そちらで遊んで欲しい、

と思っても

小さなうちは難しい。

 

そこで、

全部は無理でも

一部のおもちゃを

コンテナボックスなどに入れて、

リビングに

置いておくことを

おすすめします。

 

ポイントは、

あくまでも

コンテナひとつ分というところ。

 

それ以上は、

子どもと話し合って

手放していきます。

 

子どものうちから

物をため込まない

練習になりますし、

親子のコミュニケーションも

生まれて良いかと思います。

 

子ども室にこだわり過ぎず、

手が届きやすく、

しまいやすい

リビングのコンテナ収納は、

子どもが片付けを

しやすいだけでなく

親が無理をしないための

提案です。

 

ベストな収納は

想像力がカギになります。

 

あなたにぴったりの

収納とは何なのかを

イメージするように。

 

収納を考えるときは、

家族の趣味や

ライフスタイルに

合ったもの、

子どもの成長を

具体的に想像して、

それをカタチにすることが大切。

 

例えば、

キャンプなどの

アウトドアが趣味の家族なら、

アウトドアグッズは

家の中ではなくて

家の外の収納、

さらには車の近くの

収納がベストだと思います。

 

また、

子どもが大きくなったら

野球をやってもらいたい。

そう考えているのなら、

玄関のシューズクロークに

部活の道具がしまえる

収納スペースを設けるなど、

想いを収納という形に

する事必要です。

 

とは言え、

人の趣味趣向、

考え方や行動は、

移ろいやすいものです。

 

例えば、

今あなたが着ている服、

もう少し年齢を重ねても

似合いますか?

 

それは家具も同じです。

 

多くの人が

年を重ねるごとに

服や持ち物が変わるように、

家の中も

その時々に合うように

変化していくのが自然です。

 

ここまでお読みいただいて、

薄々気づいている方も

いらっしゃると思いますが、

収納に「一つの正しい答え」は

ありません。

 

つまり、

最適な状態を

つくるという事が重要なんです。

 

収納は暮らしながら、

楽しみながら

変えていくという事。

 

住まい手も年を重ねたり

成長したりして

変化します。

 

人もそれぞれに

必要な物も

好みも変化します。

 

だからこそ、

そのときどきの

最適な収納、

快適な収納を

見つけていくのが

一番よい収納と言えます。

 

家そのものも同じく

歴史の重ね方で

暮らしも変わっていきます。

 

そういう考え方で

暮らしをどのように

イメージしていくのかが

重要です。

 

注文住宅を

建てるにあたって

収納を悩んでいる方は、

未来を具体的にイメージして

設計者と共有してください。

 

そして今、

「収納が少ない、足りない」

と思っている方は、

一度持ち物を見直し、

それらが現時点での

家と暮らしに合っているのか?

 

いま一度

確認してみてください。

 

良い意味で暮らしの環境が

変わるように。

 

暮らしの応じた質を

どのように考えるべきか?

間取り検討にも

暮らしの環境として

収納は計画は

重要な要素となります。

 

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