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ブログ・コラム

2023.12.14

家の新築・リフォームで考えておきたい物が片付けしやすくて整理整頓がしやすい間取りの事、暮らしの癖や生活環境によって変化する綺麗に片付くの意味も深掘りして、収納片づけの得意不得意もデザインや設計、間取りの工夫に反映する事が大切。

カテゴリ:
物入・クローゼット・収納・納戸・整理整頓

 

 

物が片付く間取りにするための

片付けしやすい収納にするコツについて 。

 

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※コレクションルームを兼ねたウォークインクローゼット・趣味室

 

 

家を建てる(新築)、

またはリフォームする、

一戸建ての住宅だから

収納がたくさんあって

収納も楽で片付く家にしたいと

思っている方は多いと思います。

 

せっかくこだわりの

注文住宅・戸建て住宅にするのだから

素敵に住みたいと思うところ。

 

新しい家になったら、

収納の多い

一戸建てになったら

簡単に物が片付くように

なるのでしょうか?

 

残念ながらそうではありません。

 

収納場所が増えれば

片付けが楽になる

訳ではありません。

 

今まで家づくりをして、

いくつものご家庭の

間取り相談や整理収納、

暮らしの相談も受けている

建築家・建築士としての経験で

得たことを含めて・・・・・。

 

まず第一に、

収納が多いほうが片付く、

という考えはNGです。

 

片づけや整理収納が

苦手な人にとって、

収納はできるだけ多い方が

良いのでは?

という不安な気持ちはわかります。

 

広い納戸や物入があれば

そこに物がたくさんしまえて

片づけが楽なのでは、

と思う気持ちもわかります。

 

でもこれが、

物を溜め込み

家が片付かなくなる元凶です。

 

まず意識していただきたいのが、

「片付いている」とは

どういう状態かというと

適量な物が、

しまいやすい場所=使いやすい場所に、

おさまっているということです。

 

はみ出ているものを

隠すように

しまい込む事ではありません。

 

片づけることを

コレだと思っている人が

多いのですが、

それは間違いです。

 

収納が適切な間取りかどうか、

それはまず、

あなたの家庭の

収納物と生活の関係性で

適量を把握していますか?

ということから始まります。

 

この質問で、

表情が暗くなる場合は、

余分な物を

たくさん持っているかも知れません。

 

収納場所を考える時、

大凡ですが

分別する為の

イメージを考えます。

 

物はざっくりわけて、

日常頻繁に使う物、

季節や行事など限定的に使う物、

趣味の物、

に分けることができます。

 

本来は、もっと細かく分けて

色々な紐づけを行い

分析しますが

今回はここまでの

簡易的な分け方で・・・・・。

 

これらを間取りの中で

どこに配置するかというです。

 

なんとなく収納スペースを

配置するという事では、

なんとなく

物が増え

必要でないものを収納して

必要なものが室内に

散らかるといった具合に。

 

ここにはこういうものをしまう、

必要な際にはここから出して

使い終わったらここにしまう、

と分かっていると

日常的に

片付けも整理整頓も

ぐっと楽になります。

 

日常頻繁に使う物の代表的なものとして

個々に差はあると思いますが

キッチン道具、食材、

洗濯用品、洗面用品、

衣服など、

これは優先的に配置します。

 

しまう場所と

使う場所のつながり方として

日常標準的な収納量を考えて

まずは配置し、

特別に多いものを

プラスしていきます。

 

靴類が特に多い家では、

その収納容量を加味した

シューズクロークとか、

調理家電が多い人は

キッチンの

収納カウンタースペース等

それらに合わせて

使い勝手良く

配置出来るようにとか、

そこは間取り計画時の

インテリア検討と同じように

ヒアリングにより

収納の得意不得意と

使い方も含めて

決めていきます。

 

季節や行事など限定的に使う物。

扇風機やヒーター、

ひざかけ、こたつ、

お雛様、五月人形、

ハローウィングッズ、

クリスマス用品、

正月用品など、

これらも基本は、

使う場所の近くを考えますが、

日常頻繁に使う物ほど

優先ではないかと思います。

 

なので、

廊下の階段下や玄関横、

使う部屋の隣接空間、

若しくは小屋裏空間や

ロフト空間等のイメージです。

 

ただし、

1階で使う物は1階に、

2階で使う物は2階に、

となるようにするほうが

意識しやすい事も

多いかと思います。

 

趣味の物。

これはそれぞれの家庭で

全然違いますよね。

でも、

これはみなさん自覚して

量を把握しているので、

実は案外かたづけしやすい物です。

 

アウトドア系なら

外に近いところとか、

趣味を満喫したいコレクションなら

その持ち主の個室とか

場合によっては

コレクションルームや

リビングなども

該当するケースもありますが、

場所も広さも注意は必要です。

 

これまで示した中で

意外とやっかいなのが、

最初の日常頻繁に使う物です。

 

なぜかというと、

ついつい増えてしまうものなので、

どのくらいの量が適量なのか、

どのくらいの広さがあれば

足りるのかという事が、

ご自身で把握しにくいんです。

 

そして、

どこに分類したらいいのか、

気づかないものもあります。

 

食器や食材や靴といった、

明らかに分類しやすいものは

どこに収納場所をつくればいいのか、

わかりやすいですが。

 

処分する予定の

ダイレクトメールとか、

子供のプリントとか、

めったに使わないけど

いざというときに使う物とか、

持っていることを

忘れがちな

掃除便利グッズとか。

 

ついたまってしまうもの

つい出しっぱなしに

なってしまうもの

しまい込んだら

使わなくなるもの

そういうものの収納場所と

収納方法を

具体化しなければ

なかなか片付きやすい

家にはなりません。

 

なぜなら、

散らかるもの、

溜まってしまうものは

そういうものだからです。

 

実際にどんな散らかるもの、

溜まってしまうものがあるか。

 

現時点で把握していますか?。

 

ぜひ今のうちに「把握」

してみてください。

 

家の間取りを検討する前に、

先ずは現状の情報を

整理整頓する事。

 

それだけでも

現在の家にどれだけ

余分な物があるのかが

自覚できます。

 

間取りを検討中=引っ越す前に

情報や物を

整理整頓する事で

間取りの密度も

住み心地も

良い意味で変わりますから。

 

暮らしの環境を丁寧に

考えてみませんか?

 

住まいの新築・リフォーム

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