ブログ・コラム
2023.11.21
インテリアの基本と効能、部屋の雰囲気で居心地も住み方も変化しますよね、設計とデザインの感度にも色々とあって内装・間取り・インテリアコーディネートをイメージする提案の基礎。
- カテゴリ：
- 収納・片付け・暮らし・インテリア
設計とデザインのチカラで
注文住宅独特の暮らしの空間を
上質に整えてみませんか？
※アトリエにて住い手さんへ照明とインテリアの効能提案打ち合わせ
よく考えられた家を建てると
暮らしが楽しくなる・・・・・。
注文住宅を考えながら
住む空間としての
内装の基本部分、
壁の仕上げと雰囲気。
例えば、壁紙（クロス）や塗装仕上げ。
色や素材は、
部屋の内装や雰囲気だけでなく、
人の気持ち、
気分にも大きな影響を与えます。
壁の色によっては、
部屋で生活をする上で、
様々な心理的効果が
もたらされるので・・・・・。
そんな空間と人への効能を視野に
いつも空間やインテリア提案を
意識しています。
例えば、
オレンジや黄色などの
暖色系の壁や仕上げ塗装等。
オレンジや黄色には、
人の行動を元気に
活発にさせる効果があります。
食欲を増進させる効果があるため、
キッチンやダイニングにも
適していると考えられます。
皆さんも様々な
場所や空間の「色」によって
気分が変わる事を
体験しているのでは？。
また暖色系の壁は、
体感気温を高める作用があるので、
寒い冬や、
日当たりの悪い部屋には、
暖色系の壁色を用いると、
気分的にもより暖かく過ごせます。
青や水色などの寒色系の壁は、
清潔感を感じさせるような
効果があります。
トイレや、
浴槽などの水まわりに、
寒色系の壁色を使用することは、
清潔感を保つためにも効果的です。
そして寒色系には、
落ち着きや冷静を促す作用もあります。
集中したい勉強部屋や、
作業部屋では、
寒色系の色を用いれば、
効率よく落ち着いて、
作業しやすい気分になります。
そして暖色系の壁色とは逆に、
寒色系の壁色は、
体感温度を下げる作用があります。
暑い夏場には、
寒色系の壁色を使用した部屋で過ごすと、
気分的に省エネにも
つながるケースもありますよ。
白など、
明度が高い壁色は、
光の反射が高くなるので
部屋全体を明るくしてくれます。
無難ではありますけど
リビングなどに白い壁仕上げを用いると、
何でも合いますし
過ごしやすい空間になります。
また、寒色系同様に、
清潔感を演出できるので、
トイレや洗面ルーム等に用いる事が
よくありますし
シンプルでスッキリしているので
広さを感じさせる効果も。
しかし、
明度が高すぎると、
目がチカチカして、
逆に圧迫感を与えて
イライラを生じさせる危険性がある為
意外にも注意が必要な色なんです。
ある程度調整された照明や、
床の色反射、
窓からの明るさでの
変化は生まれますのでご安心を。
黒など、
明度が低い壁色は、
重厚感や高級感を演出する事ができます。
高級感を演出したい部屋や、
趣味の部屋などで
長時間落ち着きたいという場合等には、
明度が低い壁色がお勧めです。
また、明度が低い色は
空間を引き締めるような効果もあります。
例えば、
部屋の天井の壁を黒にすることで、
その部屋全体が引き締まった、
重厚感ある雰囲気が
生み出されたり・・・・・。
壁や塗装の色彩が
人や空間に与える効果。
壁や床、天井等の色が変われば、
毎日の生活の雰囲気が
ガラリと変化します。
勿論、
それぞれの仕上げの印象ですので
そこにインテリアの要素や
家具のセレクトや置き方、
その他の周辺色、
照明器具や明るさ全体の濃度等で
最終的に居心地の心理は異なります。
よく目に入る壁という仕上げ面は
そういう役目の一端を
担っているという事。
壁紙や塗装に拘らずに
タイルや石材、木材、色付きガラス素材等、
壁面を構成する素材と
その周辺の視野に入る部分は
一体となり
効果を生み出すというところを視野に
仕上がりを意識すると
気持ちをイメージした空間に
着地すると思いますよ。
住み方のデザインは
人生を変えますよね劇的に。
良い意味で暮らしに影響がある
そんな場所にデザインを施して
設計で整えるようにと思います。
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■やまぐち建築設計室■
建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4（1階）
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