ブログ・コラム
2023.10.15
リフォーム・リノベーションの目利きを大切に大切な構造である骨組みと耐震強度の分析と検討、表面的なデザインだけではなくて暮らしの本質と現況の判断提案。
- カテゴリ:
- リフォーム・リノベーション
リフォーム・リノベーションを考えると
様々な検討が必要ですが
木造戸建てのリノベーションで
特に注意が必要なのは「構造」です。
※解体作業前の中古物件現状
※リノベーションで解体工事後に骨組みを再検証し適切な耐震の補強工事を施している状態
すでに木材で組まれている
構造体(柱や梁)を
いかに調査し現状を把握して
計画に対して予想するかがポイント。
※リノベーションで解体工事後に骨組みを再検証し適切な耐震の補強工事を施している状態
その為に現地調査の実施は
必須ですが、
それにも増して、
専門家の目利きが
最も重要になってきます。
すでにある建物の構造体が
どのように組まれているか、
それによって
改修できる内容、
予算が大きく変わってきます。
※構造補強を施し開放的に一体化したシンプルモダンなLDKにリノベーションを施した空間
間取りを拡げて
大きな空間をつくったり、
キッチンやお風呂など
水周り設備の配置を変えたり、
プランをしても
いざ着手して内装解体をしてから
大きく構造を変えないと
いけなくなりますからね・・・・・。
そうならないように。
※壁や天井などを解体して補強を施して壁面壁掛けテレビのサイズ打ち合わせ
※ビフォー(リフォーム前)
※アフター(リノベーション後)
車の運転等と同じく
ペーパードライバーではなく、
目利きができる
経験豊富な資格者でないと
住宅新築の場合もそうですが
戸建て(木造)の
リノベーションはできないといっても
過言ではないです。
※リフォーム前(ビフォー)
※アフター(リノベーション後)・DKのL型キッチン部分の壁を解体し廊下と
水回りを一体化してリビング階段型の広いLDKに改善
しっかりとした「目利き」で
既存の状態をじっくりと調査し、
同時に「暮らしやすさ」の価値観を
丁寧にデザインして
暮らしの環境を改善する事。
大切な暮らしのシーン、
リフォームやリノベーションは
実は新築以上に手間が掛るものです。
うわべだけのリフォームや
リノベーションにはご注意ください。
暮らしを丁寧に紐解く
設計とデザインは大切だと思います。
やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央