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ブログ・コラム

2023.10.09

日常にある暮らしの風景に目には見えない生活音のある環境について住まいを考える事をイメージしていますか?

カテゴリ:
暮らしの事

 

日常にある暮らしの時間について。

 

家を建てるときに

気にしてほしい「音」のこと。

 

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※音の聞こえ方や反射を意識して素材検討を盛り込んだLDKの一例

 

家を建てるときには

建った後の事柄を

イメージして計画を立てますが、

その際に「音」のことも

忘れずに

イメージしてみてください。

 

日常の会話やテレビ、

子どもの足音等、

普通に生活で発する音。

 

外から聞こえる

騒音や自然界の音。

 

建物の設備機や

家電から発する音など、

身の回りには音が溢れています。

 

気になる外の騒音と、

家の中の生活音。

 

大きな道路や

線路の近くの土地を選ばれた際は、

自動車や電車が走る音や

踏切の音を気にすると思います。

 

夜になると「ノイズ」が少なくなる分

より些細な音を

気にするケースもあると思います。

 

でも外から聞こえる音と言えば、

それだけではなく、

雨の音や虫などの声など、

自然界の音は

全ての家に当てはまります。

 

また、

家の中で発する

日常の会話やテレビ、

子どもの足音等の生活音も

場合によっては

気になるケースもあると思います。

 

ある程度生活習慣的に

慣れる事も内容もありますし

そうではないケースもあると思います。

 

どれだけの範囲で

モノゴトを捉えるのか?

 

そういった

価値観の洗い直しも

家の新築や

リフォーム・リノベーションでも

大切な時間。

 

ある程度

遮音性の高いサッシや

断熱材により

外部からの騒音を軽減でき、

静かな居住空間になります。

 

また、

同じように

家の中の音が

外に聞こえにくくなります。

 

隣の部屋や二階の部屋の音

リビングの隣に寝室があったり、

寝室の上の部屋が

子供部屋だったりするときは、

屋内での防音の検討も必要です。

 

遮音材を使ったり、

天井や壁の仕上げ材に

使う仕様によっては

音の遮音や吸音効果により、

他の部屋や階に

音が漏れにくくなります。

 

ですが、木造住宅では

全く聞こえなくするには無理があります。

 

ほどほどに音が聞こえ、

家族の気配や外の風景を

音からも感じられる家が

ある意味「人らしい環境」となるかも

知れません。

 

設備や家電などの

機器から聞こえる音

洗濯機が回る音や

トイレや浴室などの水が

流れる音だけではなく、

建物には換気扇や

給湯器などの設備機器、

冷蔵庫やエアコンなど

家電製品からも

わずかな騒音が聞こえます。

 

配管や配線・音に関する伝達を

正しく設計することで、

空気や水の動く音、

電気機器の騒音を

ある程度まで

抑えることができます。

 

また家電製品は、

日常的に使用されるため、

静音性の高いものを選ぶと

居住空間の静けさを

保つことができます。

 

静けさが生まれる事で

逆に生活がし辛くなることも

お忘れなく。

 

オーディオ機器や

楽器の大きめの音大音量での

映画や音楽鑑賞、

楽器の演奏が趣味のご家族には、

遮音材や防音ドアを使用した

防音室を設けることも

検討することをお勧めします。

 

このような専用の部屋は、

外部への音の漏れを防ぎ、

家族や近隣への影響を

目的に応じて

最小限に抑えます。

 

ちなみに我が家で気になる音と言えば

田んぼや畑に囲まれた地なので、

農作業用の機械の音と、

田んぼに水が入ったときの

カエルの鳴き声です。

 

ただ、

そういう音が聞こえてくると、

春だなとか、

秋だなとか、

音色や音から

しみじみと感じる四季の移ろいも

存在しています。

 

音を抑えるほうが良いのか

逆にある程度の音を許容しながら

暮らすべきか?

 

選択肢という意味ではなくて

どのような

暮らしのイメージをもって

家造りを考えるのか?

という意味での方向性は

持っていた方が

良いかと思いますよ。

 

静けさや感覚の常識と意味は

暮らしの感度や

環境によって

随分意味が変わりますから。

 

過ごし方と生活文化を

丁寧に紐解く

間取りと暮らしの提案は

大切だと考えています。

 

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

 

 

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