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ブログ・コラム

2026.11.08

Molteni&C(モルテーニ)大阪ショールームで考える、家具と間取りで変わる暮らしの質。|奈良の建築家が提案するホテルライクな住まいと上質なインテリア。

カテゴリ:
家具・インテリアから考える心地よい暮らし

ホテルライクな家の暮らしとデザイン提案。

家具と空間の関係で変わる暮らしの基盤。

 

奈良の建築家が考える、

上質なインテリアと

心地よい暮らしのつくり方。

 

Molteni&C(モルテーニ)大阪ショールームの上質なモダンリビング。曲線を描く淡い色調のソファと、間接照明を組み込んだ壁面収納、テレビ、落ち着いた木質の内装が調和するホテルライクな空間。奈良のやまぐち建築設計室が、家具レイアウトと収納、照明、インテリアを一体で計画する心地よい住まいづくりの参考として紹介。

※一日の終わりに帰ることが楽しみになるリビング。

 上質なソファと柔らかな光、

 計算された家具配置が生み出す静かな贅沢。

 ホテルのようにくつろげる住まいを、

 間取りとインテリアから考える提案空間。

   Molteni&C(モルテーニ)大阪ショールーム

 

 

美しい家具を選ぶことと、

美しく暮らせる家をつくることは、

同じではありません。

 

ホテルのラウンジのような、

落ち着きのあるリビング。

上質なソファに腰を下ろし、

ゆっくりと一日の疲れを癒す時間。

休日には家族と食卓を囲み、

ときには親しい友人を招いて食事や会話を楽しむ。

 

そんな暮らしに憧れて、

ホテルライクな注文住宅や

モダンなインテリアを

検討されている方も

多いのではないでしょうか?

 

けれども、

実際に家づくりを進めていくと、

意外と難しいのが「間取りと家具の関係」です。

 

気に入ったソファを置きたいけれど、

リビングはどれくらいの広さが必要なのか。

大きなダイニングテーブルを置いても、

窮屈にならないだろうか。

ホテルのような雰囲気にしたいけれど、

日常生活で使いにくい家にはしたくない。

そして何より、

せっかく新築するのであれば、

見た目の美しさだけではなく、

毎日を心地よく過ごせる住まいにしたい。

 

そうした希望を、

実際の暮らしに合う空間へと

整えていくことも、

建築家の大切な仕事だと考えています。

 

モルテーニ大阪ショールームで考える、

家具と建築空間の関係

 

住まい手さんとの家具や

インテリアの打ち合わせでは、

実際の家具に触れながら、

住まいの空間構成について

考えることがあります。

 

今回の写真は、

イタリアのハイエンド家具ブランド

「Molteni&C(モルテーニ)」の大阪ショールーム。

モルテーニは、家具、キッチン、

収納システムなどを幅広く展開し、

建築空間とインテリアを

総合的に考えるブランド。

 

ショールームでは、

ソファやテーブル、収納家具などが、

それぞれ単独の商品としてではなく、

暮らしの場面を想像できる空間として

構成されています。

 

 

Molteni&C(モルテーニ)大阪ショールームのホテルライクなダイニング空間。大理石調の円形テーブルを囲むチェア、存在感のあるペンダント照明、奥に広がるモダンなキッチンと庭の緑が調和する。奈良のやまぐち建築設計室が、注文住宅の間取りと家具配置、照明計画を一体で考える上質な住まいづくりの参考として紹介。

※大切な人と食卓を囲む時間が、もっと豊かになる住まいへ。

 Molteni&C(モルテーニ)大阪ショールームで考える、

 家具と間取り、光が調和する

 ホテルライクな暮らしのかたち。

 

 

そこで大切にしているのは、

家具のデザインや

価格だけを確認することではありません。

 

実際に椅子に座り、

テーブルとの距離を感じ、

ソファから周囲を見渡してみる。

 

家具の高さや奥行き、

背もたれの形状、座り心地、

素材の質感を確認する。

 

そして、その家具を住まいに配置したとき、

どのような時間を

過ごすことになるのかを考えること。

 

同じソファでも、

壁に沿って配置するのか、

空間の中央に置くのかによって、

リビングの印象は変わります。

 

家具の向きが変われば、

視線の先に見えるものも、

人が移動する経路も変わります。

 

こうした関係を実物から読み解くことが、

住まい手さんの暮らしにも

つながっていきます。

 

ホテルライクな家づくりで、

最初に考えておくべきこと。

 

ホテルライクな家というと、

大理石や天然木、

高級家具、間接照明といった要素を

思い浮かべるかもしれません。

 

もちろん、

素材や照明は空間の印象を整える

大切な要素です。

 

しかし、

上質な空間を住宅で実現するためには、

もう一つ考えておきたいことがあります。

 

それは、その空間で、

どのように時間を過ごすのか?

ということです。

 

例えば、仕事から帰宅したあと、

夫婦でゆっくりと

会話を楽しみたいのであれば、

テレビとの関係だけで

ソファの配置を決める必要はありません。

 

互いの表情が自然に見える座席の向きや、

飲み物を置くサイドテーブル、

手元を照らす照明の配置なども

大切になります。

 

一方、週末に友人、

オーナーシェフを呼んで

自宅での調理を依頼したり、

特別な時間を過ごすときや

仕事関係の方を招く機会が多い住まいでは、

ダイニングとリビングのつながり方にも

配慮が必要です。

 

食事を終えたあと、

自然にリビングへ移動できること。

 

複数の人が集まっても、

お互いの動きを妨げないこと。

 

来客時にも、

家族の生活のすべてが

見えてしまわないこと。

 

こうした暮らしの場面を

具体的に思い描くことで、

必要な間取りや家具の種類が見えてきます。

 

ホテルライクな住まいの本質は、

華やかな装飾を重ねることではなく、

自分たちの暮らしにふさわしい

心地よさを整えることにあると思うのです。

 

ソファの大きさだけで、

リビングの広さは決められない

新築住宅の間取りを検討する際、

「LDKは何帖あれば十分ですか?」という

疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

 

しかし、同じ広さのLDKでも、

選ぶ家具や配置によって、

使い勝手や空間の印象は大きく変わります。

 

例えば、大きなソファを一台置く場合と、

複数のラウンジチェアを組み合わせる場合。

 

前者は、横になってくつろいだり、

家族が並んで過ごしたりすることに

向いています。

 

後者は、

人と人が向き合って会話を楽しんだり、

それぞれの居場所を

つくったりすることに向いています。

 

どちらが優れている

ということではありません。

 

大切なのは、

住まい手さんの暮らしに

合っているかどうかです。

 

また、ソファの周囲には、

人が移動するための空間や、

足を伸ばしてくつろぐ余白も必要です。

 

家具の寸法だけを

間取り図に描き込んでも、

実際の使いやすさまでは

十分に確認できません。

 

座ったときの目線の高さ。

隣の席との距離感。

窓から見える庭や空の位置。

照明の光が届く範囲。

 

これらを一体で考えることで、

単に広いだけではない、

居心地のよいリビングを

計画することができます。

 

ダイニングテーブルは、

家族の関係や過ごし方にも関わるということ。

 

今回のショールーム写真では、

大きな円形の

ダイニングテーブルが印象的です。

 

円形テーブルには、

座る人の位置関係を

比較的柔軟に考えやすいという

特徴があります。

 

向かい合う人だけでなく、

斜めに座る人とも視線を交わしやすく、

食事や会話を楽しむ空間に

向いています。

 

一方で、

大きな円形テーブルを設ける場合、

周囲の椅子を引くための空間や、

配膳の動線にも

十分な検討が必要になります。

 

テーブルの直径だけでなく、

周囲にどれほど余白を設けるか?

キッチンから料理を運ぶ際に、

どの方向からアクセスするか?

食事中の人の後ろを、

ほかの家族が無理なく通れるか?

 

家族だけで過ごす日常と、

来客を迎える特別な日の両方を

想定することが大切です。

 

また、ダイニングテーブルの

上に設けるペンダント照明も、

家具と同時に計画しておきたい要素です。

 

テーブルの形や大きさに対して、

照明器具の位置が

合っているかどうか。

座ったときにまぶしさを感じないか。

料理や人の表情が自然に見えるか。

 

こうした細部の調整が、

食卓で過ごす時間の

心地よさにつながります。

 

上質なリビングは、

家具と収納を別々に考えないということ。

 

本や器、

オブジェなどが

適度な余白を持って配置され、

収納家具そのものが

室内の景色をつくるという

インテリアの手法も存在します。

 

こうした空間を住宅で実現するためには、

収納量だけではなく、

「見せるもの」と「隠すもの」を

整理することも重要です。

 

日常生活には、

リモコン、充電器、書類、雑誌、

生活用品など、

さまざまなものが存在します。

 

※最近ではスマートフォンを

 リモコンとして使うケースもあります。

 

美しい家具を配置していても、

日用品の置き場所が

決まっていなければ、

室内の印象は

少しずつ変わっていきます。

 

だからこそ、

収納計画は単に棚を増やすことではなく、

暮らしの習慣を

理解することから始まります。

 

何を、どこで、

どのくらいの頻度で使うのか。

 

使ったあと、

無理なく元の場所へ戻せるか。

 

見せたい家具や

アートを引き立てるために、

背景となる壁面を

どのように整えるか。

 

建築と家具を一体で考えることには、

こうした生活環境を

整理する意味もあります。

 

光と色彩がつくる、

静けさのあるホテルライクな空間。

 

和モダンでの空間もそうですが、

ホテルライクな空間の魅力の一つに、

光と影の美しさがあります。

 

室内全体を均一に明るくするのではなく、

テーブルの上、壁面収納、

天井などに、

それぞれ役割の異なる照明を用いるデザイン。

 

くつろぐための光。

食事を楽しむための光。

素材の質感を引き立てるための光。

 

それぞれを組み合わせることで、

空間の中に明るさの変化と

奥行きが生まれています。

 

環境心理学の視点から考えても、

人が空間をどのように感じるかは、

明るさ、色彩、音、視線、

周囲との距離など、

さまざまな環境条件に影響されます。

 

例えば、

落ち着いた色調でまとめた室内は、

視覚的な刺激を抑えた印象を

つくりやすくなります。

 

温かみのある照明は、

くつろぎの場面に

ふさわしい雰囲気を演出する

一つの方法です。

 

ただし、暗くすれば落ち着く、

ベージュにすれば

安心できるという

単純なものではありません。

 

住まい手さんの好みや年齢、

過ごし方、

自然光の入り方によっても、

適切な明るさや配色は異なります。

 

日中には自然光を感じ、

夜には必要な場所に

適切な光が届くこと。

 

木や石、布などの素材が、

光を受けたときに

どのような表情を見せるのか。

 

そのような関係を

丁寧に考えることが、

落ち着きのある

モダンなインテリアにつながります。

 

家具と間取りを一緒に考えることは、

暮らしの時間を大切にすること。

 

家づくりでは、

断熱性能や耐震性能、

設備の機能性など、

確認しておくべきことが

数多くあります。

 

それらは、

安心して暮らすために

欠かせない条件です。

 

そのうえで考えておきたいのが、

毎日の時間を

どのような空間で

過ごしたいのかということです。

 

忙しい日々を送るご夫婦にとって、

帰宅後に心が休まる場所があること。

 

休日には、

外出しなくても

自宅でゆっくり過ごしたくなること。

 

家族がそれぞれ

好きなことをしていても、

互いの気配を感じられること。

 

ときには大切な人を招き、

食事や会話を楽しめること。

 

そうした時間は、

家具を選ぶことだけでも、

間取りを整えることだけでも

実現するものではありません。

 

暮らし方を理解し、

それに合う空間と家具を

組み合わせることで、

少しずつ形になっていくものだと

考えています。

 

だからこそ、

家具やインテリアの打ち合わせも、

家づくりの大切な時間となります。

 

新築だけでなく、

今の住まいにもできること。

 

こうした考え方は、

新築の注文住宅に

限ったものではありません。

 

今暮らしている

戸建て住宅やマンションでも、

家具の配置や照明、

収納の方法を見直すことで、

空間の使い方や印象が変わることがあります。

 

例えば、ソファの向きを変えてみる。

ダイニングテーブルの位置を見直す。

大きすぎる収納家具を整理する。

照明の種類を変え、

くつろぐ場所に合う光を整える。

窓まわりのカーテンや家具の素材を見直す。

 

大がかりなリフォームを行わなくても、

日常の過ごし方に合わせて

住まいを整える方法はあります。

 

もちろん、

既存の空間には広さや設備、

構造上の制約があります。

 

だからこそ、

今ある住まいの特徴を読み解き、

何を変え、

何を残すのかを

考えることに意味があります。

 

暮らしにふさわしい家具が、

住まいの価値を深めていくということ。

 

美しいショールームで

上質な家具に触れると、

住まいに対する想像が自然と広がります。

 

けれども、

そこで本当に考えたいのは、

同じ家具を

自宅に置くことではありません。

 

その空間に、

なぜ心地よさを感じるのか?

家具の配置や光の使い方、

素材の組み合わせに、

どのような理由があるのか?

 

そして、

自分たちの暮らしに取り入れるなら、

何が必要なのか?

 

そうしたことを体感していただくことが目的です。

家具の選択肢を

一緒に考えていく時間にも、

家づくりの大切な意味があると思います。

 

上質な住まいとは、

高価な家具が並ぶ家ではなく、

そこに暮らす人の時間が

大切に扱われている家。

 

間取りを考えることも、

家具を選ぶことも、

インテリアを整えることも、

家を建てること自体も

そのための手段です。

 

家に帰ることが楽しみになる。

何気ない日常の時間を、

心地よく過ごすことができる。

 

そんな住まいをご提案するためにも、

建築とインテリアの両面から、

暮らしのあり方を考え続けたいと思います。

 

奈良県橿原市を拠点に、

和モダン・ホテルライク・モダンデザインの

注文住宅、新築、リフォーム、

リノベーション、家具・インテリアの

ご提案を行っています。

新築住宅の間取り計画だけでなく、

マンションのインテリアコーディネート、

家具の選定、収納や生活環境の見直しについても

今の暮らしとこれからの暮らしを

一緒に整理しながらご提案しています。

 

住まいづくりを考え始めた方も、

現在の住まいをより心地よく整えたい方も

まずはご自身がこれから

どのような時間を過ごしたいのか、

そこから暮らしの質を丁寧に

考えてみませんか?

住まいづくりの個別相談・設計のご相談

 

 

やまぐち建築設計室の予約制住まい造り相談のご案内

 

※新築・リフォーム・土地探しなど、

まだ考えがまとまっていない段階からご相談いただけます。

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■やまぐち建築設計室 Since2005■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
ご連絡ください

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