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2026.11.05
これからの人生、どんな家で暮らしたいですか?|40代・50代から考える、家族の時間と暮らしの質を高める住まいづくり
- カテゴリ:
- 住まいと暮らしの設計思想
これからの人生、
どんな家で暮らしたいですか?
40代・50代から考える、
家族の時間と
暮らしの質を高める住まいづくり。

※これからの人生で、どんな時間を、
誰とどんな風に過ごしたいですか?
間取りやデザインだけではなく
家族の時間の質や暮らしの豊かさを、
ご夫婦との対話を通じて提案。
忙しい毎日のなかで、
後回しにしている大切なことはありませんか?
仕事を終え、ようやく自宅に帰る。
食事を済ませ、
少し落ち着いた頃には、
もう一日が終わろうとしている。
休日も仕事のことが頭から離れず、
家族と一緒に過ごしていても、
どこか気持ちが落ち着かない。
そんな毎日を送っている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
仕事に責任を持ち、家族の生活を守り、
自分自身の役割を果たしていく。
社会の中で生きていく以上、
そうした時間は人生には必要です。
けれど、
ふと考えることはありませんか?
これからの人生で、
自分はどのような時間を
大切にしていきたいのだろう・・・・・。
今よりも広い家が欲しいのか。
新しい設備や、
美しいインテリアに囲まれたいのか。
それとも、
家族との会話が自然に生まれ、
何もしなくても
心地よく過ごせる場所が欲しいのか。
住まいづくりを考えるとき、
その最適解は人によって異なります。
だからこそ
やまぐち建築設計室は、
建築のことを考える前に、
その方が歩んできた人生や、
これから大切にしたい暮らしについて
丁寧に考える時間が必要だと思っています。
年齢を重ねることで、
暮らしに求めるものは変わっていく。
20代、30代の頃には、
仕事の成果や自分自身の成長、
家族の生活基盤を築くことに、
一生懸命になる時期があると思います。
40代、50代になると、
仕事での責任が増え、
子どもの成長や親のこれからの暮らしなど、
考えることも変わってきます。
そして、
これまで忙しく過ごしてきたからこそ、
家族と過ごす時間や、
一人で心を落ち着ける時間を、
改めて大切にしたいと
感じることもあるかと思います。
もちろん、
年齢だけで人生の価値観が
決まるわけではありません。
同じ50代でも、
仕事に新しい可能性を求める方もいれば、
ご夫婦でこれからの暮らしを
見直したい方もいらっしゃいます。
大切なのは、
世間で理想とされる暮らしに
合わせることではなく、
今の自分たちに何が必要なのかを知ること。
若い頃に思い描いた理想が、
これからの人生にも、
そのまま当てはまるとは限らないのです。
家族の人数や生活習慣が変われば、
必要な部屋も、
家族との距離感も変わっていきます。
住まいもまた、
人生の変化に合わせて
考え直してよいものだと思います。
仕事では決断できても、
家づくりでは迷うことがある。
会社を経営されている方や、
日頃から多くの判断を
求められる仕事に就いている方。
仕事では、目的を整理し、
情報を集め、必要な判断を
日々積み重ねていらっしゃることと思います。
ところが、
いざ自分たちの
住まいについて考え始めると、
何を優先すればよいのか
分からなくなることがあります。
広いリビングが欲しい。
家族のプライバシーは守りたい。
仕事関係の方を自宅に招くこともある。
自宅で仕事をする場所も必要。
家事に手間をかけすぎず、
休日にはゆっくり過ごしたい。
その一つひとつは、
どれも大切な希望だと思います。
しかし、すべてを
同じ優先順位で取り入れようとすると、
住まいの方向性が
見えにくくなる場合があります。
たとえば、
来客の多いご家庭であれば、
玄関から応接空間までの動線と、
ご家族が日常的に使う動線を
整理することが考えられます。
仕事に集中するための書斎も、
単に一部屋を
設ければよいわけではありません。
家族の気配を感じられる
そんな場所がよいのか。
完全に独立した、
静かで集中できる場所が必要なのか。
その違いによって、
間取を構成する
設計の考え方は変わります。
家族と過ごす時間を
大切にしたいからといって、
いつも同じ空間にいることが
正解とも限りません。
それぞれが一人で過ごせる
居場所があるからこそ、
家族と一緒にいる時間を
心地よく感じられることもあります。
住まいの豊かさは、
何を増やすかだけでなく、
何を優先し、
どのような関係をつくるか?
そういうことによっても変わるのです。
家族との距離感は、
間取りによっても変わる。
家族との関係は、
決して部屋の数や広さだけで
決まるものではありません。
けれど、住まいの環境は、
人と人がどのように関わるかに
影響を与えることがあります。
たとえば、
キッチンから食卓や庭が見える間取り。
料理をしながら家族の様子が分かり、
何気ない会話が生まれやすくなります。
一方で、家族がそれぞれの時間を
過ごせる場所を
用意することも大切です。
読書をする場所。
好きな音楽を聴く場所。
仕事や趣味に集中できる場所。
人によって、
心地よいと感じる距離は異なります。
だからこそ、
家族全員が同じ場所に
集まることだけを目的とするのではなく、
必要なときに自然とつながり、
それぞれの時間も
尊重できる住まいを
考えるべきだと思います。
家族だからこそ、
近すぎない距離が
心地よいということもあります。
そのような人間関係の機微を、
間取りや空間構成に
どう反映させるべきなのか?
そこにも、
住宅設計と暮らしを考えることの
大切な役割があると考えています。
人を招く家には、
見た目の豪華さとは違う豊かさがある。
仕事を通じて知り合った方や、
長い付き合いのある友人を、
自宅に招くことがあるかもしれません。
そのとき、
大切なのは必ずしも
立派な玄関や、
大きな応接室ではないと思います。
玄関を入ったときの落ち着いた雰囲気。
庭の緑が見える、落ち着く居場所。
周囲を気にせず、
ゆっくり会話ができる空間。
そうした心配りが、
訪れる人にとっても
居心地のよい距離感に
つながるのではないでしょうか?
たとえば、
来客のための空間を設ける場合にも、
普段の家族の暮らしを
犠牲にしないことが大切です。
来客動線と生活動線を整理する。
必要に応じて視線を遮る。
応接空間には、
落ち着いた光や素材を用いる。
そして、もてなす側も
無理なく自然体で過ごせるようにする。
本当のもてなしとは、
何かを見せることよりも、
相手が心地よく過ごせるように
考えることなのかもしれません。
住まいの設計では、
こうした目には見えにくい心配りも、
空間として
整えていくことができます。
家に帰ってからの時間を、
もっと大切にするために。
忙しく働く方ほど、
自宅には仕事場とは違う心地よさを
求めることがあると思います。
家に帰ったとき、
外の慌ただしさから
少し距離を置けること。
窓から庭の緑が見えること。
夕暮れには、
やわらかな照明のもとで過ごせること。
人の視線を気にせず、
休日を楽しめること。
こうした暮らしは、
ただ大きな家を建てれば
実現できるものではありません。
窓の位置や大きさ、
外からの視線、庭との関係、
照明の配置、素材の質感。
その組み合わせを、
敷地条件や暮らし方に合わせて
考える必要があります。
例えば、
周囲に住宅が建ち並ぶ場所であっても、
中庭を設けたり、
窓から見える景色を
工夫したりすることで、
外部の視線を抑えながら、
空間の広がりを
感じられる住まいを
計画できる場合があります。
また、家事動線や収納を整理することで、
日々の負担を減らし、
自分たちの時間を
確保しやすくすることも考えられます。
住まいの快適さには、
断熱性や耐震性といった
基本性能も欠かせません。
そのうえで、
光、風景、動線、音、
家族との距離感まで
丁寧に考えていく。
やまぐち建築設計室が考える
上質な住宅とは、
見た目の美しさと、
日常の過ごしやすさが
無理なく調和している住まい。
これからの住まいを考えるために、
人生の趣を見直しつつ
整理してみませんか?
家づくりを始める前に、
私は次のようなことを
ご家族で話し合ってみることを
おすすめします。
一つ目は、
これから増やしたい時間は何か?
家族と一緒に食事をする時間。
夫婦でゆっくり会話する時間。
趣味を楽しむ時間。
あるいは、
一人で何も考えずに過ごす時間。
まずは、
自分たちがどのような時間の質を
求めているのか?
というところを考えてみることが重要です。
二つ目は、
今の暮らしで
負担になっていることは何か。
家事に時間がかかる。
物が片付かない。
仕事と家庭の切り替えが難しい。
家族それぞれの生活時間が異なり、
落ち着いて過ごせる場所がない。
そうした小さな不満を整理することで、
住まいに必要な工夫が
見えてくる場合があります。
三つ目は、
これからも変わらず
大切にしたいものは何か。
家族との関係。
長く使ってきた家具。
庭のある暮らし。
親しい人を招く習慣。
住み慣れた地域とのつながり。
新しい家を建てるからといって、
これまでの暮らしをすべてを
変える必要はありません。
むしろ、
大切にしてきたものを
受け継ぎながら、
これからの生活に合う形へ
整えることも、
住まいづくりの一つの方法です。
建築家に相談する意味は、
住まいの希望を
形にすることだけではないということ。
家づくりの打ち合わせでは、
間取りや建築費、設備、
仕上げ材など、
決めるべきことがたくさんあります。
もちろん、
それらを丁寧に
検討することは大切です。
しかし、私はそれと同じくらい、
住まい手さんご家族が
普段どのような暮らしをされているのか、
何を心地よいと感じ、
何を負担に感じているのかを
知ることが大切だと思っています。
何気ない会話の中にも、
住まいを考えるための
大切な手掛かりがあります。
家族との時間を
増やしたいという希望があれば、
単にリビングを広くするのではなく、
自然と集まりたくなる場所を考える。
人を招くことが多ければ、
もてなしの空間と
家族の生活を両立する方法を探る。
今の家に愛着があるのであれば、
建て替えだけでなく、
リノベーションという選択も検討する。
土地や建物の条件によって、
できることも、
適切な方法も異なります。
だからこそ、
最初から一つの答えを
決めつけるのではなく、
可能性を整理しながら、
ご家族にふさわしい住まいを
考えていくように。
建築家の役割は、
希望を図面に置き換えること
だけではありません。
理想の住まいについて、
まだうまく言葉にできなくても、
心配する必要はありません。
何気ない会話の中に、
ご家族が本当に大切にしたい
暮らしの手掛かりが
隠れていることがあります。
間取りを描く前に、
なぜ建築家は暮らしについて対話を重ねるのか。
その理由を、こちらの記事でも綴っています。
関連記事:理想の家を、うまく言葉にできなくても。
https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail1014.html?utm_source=chatgpt.com
住まい手ご自身でも
まだ気づいていない暮らしの大切な部分を、
一緒に見つけ、
暮らしを程よく包み込む
住まいという形に整えていくこと。
人生の豊かさを、
これからの住まいに。
人生には、
前へ進むことが大切な時期もあれば、
これまで歩んできた道を
振り返る時間が必要な時期もあります。
仕事を通じて得た経験。
家族と積み重ねてきた時間。
人との出会いや、
支えてもらった記憶。
そうした一つひとつが、
その人らしい人生を
形づくっているのだと思います。
何を手に入れたかということも、
大切な人生の一面です。
けれど、それ以上に、
何を大切にして生きていくのか。
その答えは、
年齢や経験とともに
少しずつ変わっていくのかもしれません。
住まいもまた、
人生の変化を受け止める場所です。
家族と過ごす時間も、
一人で過ごす時間も。
親しい人を迎える時間も、
何気ない日常も。
その一つひとつが
心地よく重なっていくように。
住まいは大切な人と、
大切な時間を
重ねていくための場所。
やまぐち建築設計室では、
奈良県を中心に、
注文住宅、平屋の家、
和モダン住宅、ホテルライクな家の
新築、建て替え、
住宅リノベーションなどを通じて、
ご家族それぞれの暮らしに
程よく寄り添う住まいを考えています。
これからの人生に
ふさわしい住まいとは、
どのようなものなのか?
今の暮らしや将来への思いを
整理するところから、
新築にするべきか、
今の住まいを生かすべきか。
これからの暮らしについて
ご自身の考えを整理してみませんか?
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建築家 山口哲央
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