質問
私は設計士さん任せではなく、積極的に携わっていきたいと考えています。もし御社にお願いするとなった場合私の住む地域とは距離があると思いますが、家づくりを進めていく上で相談することなど多数あると思うのですが、どういったように打ち合わせを進めていかれるのでしょうか?またどのような考えでお仕事をされていますか?
回答
ホームページからのご相談ありがとうございます。
さて、〇〇さまのご質問にありました家づくりに関する打ち合わせについてですが、
これは家づくりにおいて、一番大切なことなので、すぐに間取り(PLAN)を考えるのではなく、
まず、話す時間を多くとらせていただきています。
お話し合いの時間を取れないという建て主さん達には、
「メール・FAX」などである程度までは対応をさせていただいています。
基本的に設計事務所「建築家」との家づくりは、打ち合わせもそこそこに・・・・間取り(PLAN)をつくったりはしないことがほとんどです。
まずは、家づくりに対する考え方の共有や住み方、現在の住まいでのライフスタイルを家づくりへどのように反映するのか?・・・etc。
そのような事を数週間~一緒に考えます。
実際にお会いして色々と話す事が多いでしょうね。
あとは、工事中の現場を見てもらったり。
可能であれば打ち合わせ中は、10日に一度程度はお会いさせていただくようにしています。
ただ私も橿原~高田・葛城方面で現場や役所、建て主さんと打ち合わせをしている事が多いので、
距離の話しは、そんなに気にしなくていいと思います。
(同じ奈良県内ですし、県庁へ行っての打ち合わせも多いですから・・・・)
(同じ奈良県内ですし、県庁へ行っての打ち合わせも多いですから・・・・)
家づくりは、「何を大切に考えるのか」で大きく異なります。
それぞれの個室・みんなが集まるスペース・ガレージ・広い浴室・豪華な玄関・照明・庭・・・etc。
そのあたりをキチンと整理して、
「予算内で家を建てるにはどうすればいいのか?」を考える必要はあるでしょうね。
例えば、「必ず2階建てでなければダメなのか?」
「細かな部屋割りが必要なのか?」
「シンプルな形に計画できるのか?」
「家族構成をどのように間取り(PLAN)に反映するのか?」
などを含め、考えをまとめてみましょう。
私はその辺りを考えやすくする為に、建て主の皆さんにアンケート用紙を渡して、
普段の生活の仕方などをそのアンケート用紙に書き込む事で、見直してもらっています。
もう一つ、考える必要があるのは、地面(地盤)の強度と、道路や隣接地との関係です。
道路や、隣接地からみて高い位置に土地がある場合、土を支える為の擁壁(ようへき)という塀が必要となりますし、
逆に低い場合は、土を盛る工事が必要となります。
道が狭い場合は、運搬の方法や工事方法が変わってきたり、
法律の制限で土地の利用方法を決められたりするので、予算上考えておく事が必要だと思います。
地面(地盤)の強度を測定して、弱い場合は補強工事を行いますので、
その辺りの事を含めて予算を考えておく事が大切ですね。
(上下水道の引き込みも確認が必要です。)
その他については直接お話を聞かせていただいたり、現地を見せていただかなければ分からない点もありますが、
〇〇さまの考え方の参考になればと思います。